【レース回顧Vol.122】第57回中日新聞杯
はい、皆さんお疲れさまでした!アフリカンゴールド、買えましたか?私は買えませんでした!戦歴を振り返っていて、一昨年のアルゼンチン共和国杯で1番人気に推されてたな~(しみじみ)とか思いましたけど、ここで買えとか無理っしょ。逃げ馬不在の時は騎手の思い切りも重要だなと思った。人気が無ければ玉砕的に前に行っても誰も文句は言わない。
内からスタートを決めてハナを奪いに行ったショウナンバルディ、馬なりでスッと前に出てきたシゲルピンクルビー。そしてスタート今一つながら手綱をガシガシ押して前に出てきたアフリカンゴールド。結果的にこの3頭。レイエンダも馬なりで前に出てきたが大外枠ということもあり詰め切れず。
ショウナンバルディは手綱を抑えながらの逃げ。逃げ慣れていない感がアリアリ。アフリカンゴールドが2番手に取り付いて、アイスバブルも早め3番手を確保。キングオブコージが1コーナー外を回して4番手。やるやんヨコテン。
アドマイヤビルゴはショウナンバルディに付いていけばいいのに何故か控えて6番手付近。何でわざわざ難しい競馬するんだろう。ボッケリーニも外から被されてあまりいい位置取りではない。うーむ。
ヤシャマル?後ろから3番手って、アンタ何やってんの!ディアマンミノルやプレシャスブルーを断腸の思いで切ったのに一緒やん。あーあ。これじゃ馬券あ丹内わ。
ショウナンバルディ(黄)がラチに寄せて逃げ込み態勢。アフリカンゴールド(赤)も手応え今一つながらゴリ押しで前を窺う。シゲルピンクダイヤ(緑)は外前から進出。アドマイヤビルゴは内に入れてスパート。キングオブコージは少し下がり気味。ボッケリーニはその後ろ。間に合うか?
はい、ショウナンバルディ勝ち確定。前がガラ空きだもん、そりゃそうなるよね。注目は2着争い。アフリカンゴールドの沈没は時間の問題。アドマイヤビルゴ、シゲルピンクダイヤ、ボッケリーニの争い。
ボッケリーニが内に潜り込んでキター!馬複でもこれは高いよ。ナイス~!
・・・って、あれ?アフリカンゴールド?えっ?
しかし今年は前が残るんじゃないか?積極的に行きたい馬が不在。内からショウナンバルディが押し出されるようにしてハナ。他に前に行きそうなのはアドマイヤビルゴ、シフルマン、シゲルピンクダイヤといった辺り。今回は行き脚の弱い馬が多く、後ろから追い上げるより前で居残った方が楽。差すにしても中団より前にいないとしんどい。
ビンゴ!前が残るのは知り過ぎるほどに知ってました。ショウナンバルディから買えば助かるのに、今回も△しか印が打てなかった。しかし人気薄の玉砕は事前に読めないので、アフリカンゴールドを買うというより流さないと厳しい。
1着△ショウナンバルディはスタートを決めてハナ主張、そのまま誰にも絡まれずの逃げ切り。他に行く馬がいなければこうなること位容易に推測が付く。もはや前走着順とか関係無し。むしろ直近でボロ負けしてくれたほうが煙幕になって良い。
【△】ショウナンバルディ
前が手薄だった鳴尾記念で2番手追走からそのまま居残り。今回は前がガラ空き。内からすんなり先手で昨年の4着以上が狙える。
2着-アフリカンゴールドは行きっぷりが悪いながらも国分恭介騎手が追っ付けまくって強引に2番手を確保。前に出た後はスローで楽、直線に向いてからの手応えも芳しくないながら当初の位置取りを守り切った。スローなら前に行った者勝ち。理論もクソもあったものではない。
【-】アフリカンゴールド
末脚自体は悪くないが勝負どころで上がっていけないレースばかり。今回も中団後方で付いて回るだけに終わりそう。
3着-シゲルピンクダイヤはスタートから行きっぷりが抜群に良く、全くの馬なりで5番手を確保。4コーナーから早めに押っ付けて前を捉えに行ったがジリジリとした伸びで捕まえ切れなかった。今回はこの馬の位置取りでも後ろ過ぎた。典型的な行った行ったの展開に泣いた。
【-】シゲルピンクダイヤ
昨年は自ら進んで前付けして居残りかけた。府中牝馬S経由のローテは昨年と同じだが、今年は前付けでキレ負けと内容が悪い。ここは静観。
4着◎ボッケリーニはスタートから内に寄せて囲まれない位置を確保したものの、1コーナーで外から包まれて馬群の中。4コーナーでも馬群の真っ只中で採り得る手段は内突き。実際に馬群を縫って追い上げてきたが間に合わなかった。今回は後ろから行った時点で負けだった。
【◎】ボッケリーニ
前過ぎず後ろ過ぎずの位置から差せる脚はこのレースが求める脚質性向とジャストフィット。昨年よりハンデ2.5kg増しでも普通に勝ち負け。
5着○キングオブコージは五分のスタートから当初は馬なり、1コーナーで大外を回しながら捲っていって4番手を確保。前が手薄だけにこれは妥当な乗られ方。手応えを残しながら直線に向いたように見えたが、シゲルピンクダイヤらとの叩き合いで遅れた。まだ本調子ではない様子。
【○】キングオブコージ
オールカマーはスタート後手、捲り上げも緩くいかにも久々といった内容。ここは前付け出来れば面白そうだがどう出るか。
8着▲ヤシャマルは行き脚がぎこちなく、1コーナーでゴチャついて後方からの競馬が確定。今回の展開で後ろから3頭目ではノーチャンス。直線は内を突いて距離を稼いだが焼け石に水だった。スローで前付けもアリかなと思って押さえただけにこの位置取りは残念でしかなかった。
【▲】ヤシャマル
緩い流れで勝ち上がってきた馬だけに流れが落ち着きそうなのはプラス。ここ2走は後ろ過ぎで、乗り替わり&初ブリンカーで変わり身あれば。
10着△アドマイヤビルゴは特段位置を主張せず、流れに任せて中団の内を追走。これには心底ガッカリ。今回は前にいるだけでいいのに、わざわざ下げて何がしたいの?直線は脚を溜めた割にサッパリ弾けず、ラストは追うのを止めて完敗。国分恭介と武豊。どこで差が付いたのか。
【△】アドマイヤビルゴ
カシオペアSは差され負けもワンターンの直線勝負で酌量の余地がある。今回は前に行けるというだけで大幅プラス。緩い流れを味方に居残る。
印を回さなかった馬についてもコメント。
【-】ラーゴム
好走しているのは軒並みレースの上がりが35秒台で、33~34秒台ではいずれも惨敗。今回は後者の流れが濃厚でキレ負けしそう。
3番人気13着。外枠から行き切れず、1コーナーで外に振られて完全に終了。キレ負け云々以前の問題で、ただ単に後ろを付いて回っただけで終わった。行きっぷりが悪くなってきているのは気掛かり。
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