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【レース回顧Vol.39】第64回サンケイスポーツ杯阪神牝馬S

やはりディープインパクト産駒御用達レース、デゼルとマジックキャッスルがワンツー。3着ドナウデルタも母父ディープインパクト。和田さんは注文通り内枠を活かす競馬をしてくれた。お陰で久々に儲かった。

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ん?なんか色々出遅れ。リアアメリア出遅れかぁ。これは痛い。デゼルも後ろから。こちらはそれほど痛くない。

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大方の予想通りイベリスの単騎逃げ。2番手ドナウデルタ。和田さんスーパーナイス!外のエーポスと直後のギルデッドミラーは掛かり気味。ギルデッドミラーはやはり切って正解だったっぽいね。

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残り1,000Mの標識付近。デゼルとマジックキャッスル、同じ社台の勝負服は中団後方で並んでの追走。テン3ハロン35秒1は平均ペース。これぐらいなら届きそう。リアアメリアはデゼルらの後ろ。う~ん。

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デゼル(黄)は外でいつでも発進OKの状態。マジックキャッスル(青)は周りを囲まれていて待機状態。ドナウデルタ(緑)も前にイベリスがいて待機状態だが、やろうとしていることはもはや明確だった。

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マジックキャッスルが仕掛けるのと同時にデゼルも動いたことで、マジックキャッスルは外が開かずそのまま内へ。ドナウデルタはイベリスの直後で進路を窺っていた。

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マジックキャッスルの反応は鋭く、内の狭いスペースにスッと入り込んでいった。デゼルはモタついてこれから追い上げ態勢。前ではドナウデルタが内に潜り込み成功。ヨシッ!

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マジックキャッスルの勢いは尚も継続。しかし今度はイベリスが邪魔。外もギルデッドミラーが壁。一方デゼルの前はガラ空き。ドナウデルタもイベリスを捌いて前フリー。この差はデカい。

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正面から見てもマジックキャッスルは外ギルデッドミラー、前イベリスが邪魔。デゼルとドナウデルタは完全フリー。

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ギルデッドミラーが外に退き、エーポスが内に行ったことでマジックキャッスルの前がようやくガラ空きに。しかしゴールは目前。デゼルも右鞭連打で内にモタれるなど一杯一杯の競馬で、ラストは川田騎手が手綱を外に引っ張っていた。

前走に引き続きイベリスの単騎逃げ。ただ今回は外回りコースということである程度セーブしてきそう。リゲルSでは1,000M通過59秒5の逃げを打って6着、今回は58~59秒ぐらいを想定。人気のデゼルとマジックキャッスルはいずれも後方待機。スローの瞬発力勝負で上がりの脚重視も前残りを警戒したい。

ビンゴ!1,000M通過58秒8、レースの上がり3ハロン33秒2の瞬発力勝負。そして3着に前付けのドナウデルタが入ってほぼ読み通りの決着。デゼルとマジックキャッスルの明暗を分けたのは間違いなく枠順だった。

1着◎デゼルは出遅れながらも焦ることなく中団外からの競馬。終始ノーストレスで競馬を進め、直線はマジックキャッスルを内に閉じ込めて自らは外へ。追い出してから加速するまでにラグがあり、ラストで内にモタれながらも何とか差し切った。マイル戦は初めてで忙しかったのかもしれない。

2着△マジックキャッスルは内枠から出たなりの競馬。4コーナーも最内を通っての追い上げで、外はデゼルが壁。直線は内を突くしかなくなり、追い出しと同時に弾けたものの今度は前が壁。枠がデゼルと逆なら楽勝していたかもしれない。ここまで走ってくるとは思わなかった。強くなっている。

3着△ドナウデルタはスタートを決めた上で前へ。若干行きたがっていたがエーポスやギルデッドミラーに比べればマシ。直線に向いて押っ付けて、イベリスの内に潜り込んでスパート。一旦は完全に前に出ていた。内枠の利を上手く活かした形。

6着○イベリスは押してハナを奪った後、手綱を緩めてマイペース逃げに移行。手応えを残した状態で直線に向き、ラスト200M時点でもまだ先頭。しかし直後に迎えた坂で内からドナウデルタに来られたところでしんどくなった。この馬場の軽さは展開面ではカバーし切れなかった。

9着▲リアアメリアはゲートの中で前に突っ掛かったタイミングでスタートして行き遅れ。無理に追い上げることはせず、後方で脚を溜めての直線勝負に賭けたようだが、デゼルやマジックキャッスルより後ろでは期待薄。上がり3ハロンはメンバー3位の32秒9をマークしたが全く目立たなかった。

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