見出し画像

【レース回顧Vol.112】第57回福島記念

・・・ツインターボか!以上。

20211114福島11R(1)

ディアンドル、パンサラッサの先行争いに大外からコントラチェックも参加の構え。やっぱり速くなりそう。

20211114福島11R(2)

1コーナー側から引いた映像なのに縦長なのが分かる。パンサラッサの逃げ。ディアンドルは引いたのか。コントラチェックも交わしに行かない。

20211114福島11R(3)

パンサラッサが想定よりも飛ばして逃げている。競り合ってならまだしも、単騎でこれは・・・。ま、まあ止まるでしょ。うん。

20211114福島11R(4)

1,000M通過57秒3!これは止まる・・・よね、流石に。そうだと言ってよフェアリーポルカ(全く関係ない)。

20211114福島11R(5)

この期に及んで進出が遅い後続の皆さんはこちら。ヒュミドールはこれでも6番手。ヴァンケドミンゴも通常の流れならベストポジションなんだけど、この展開では・・・。

20211114福島11R(6)

後続との差が詰まってきたが、まだリードは十分。コントラチェックが付いて行けず脱落しているのがパンサラッサの逃げのヤバさを物語っている。

20211114福島11R(7)

パンサラッサ(黄)はまだ鞭を使っていない。ヒュミドール(青)もアラタ(緑)もまだ後方。福島の直線は292M(Aコース時)しかない。藤井四冠も「投了」を宣言するレベル。

20211114福島11R(8)

・・・。ハズレが確定したレースを最後まで見るのはつまらない。

パンサラッサにディアンドル、コントラチェックと明確な逃げ馬が複数存在。ディアンドルが行って、パンサラッサとコントラチェックが直後に入って流れは速まりそう。これら3頭から離れたところにココロノトウダイ、ステイフーリッシュ、アラタ、フェアリーポルカらが追走。コース形態上真後ろからでは厳しく、外前からの差し込み、後方からなら3コーナー外からの捲りを狙いたい。

ハズレ。想定ではディアンドルが小倉大賞典のように執拗に突いていくという読みだったのだが、ディアンドルがあっさり引いて崩壊。パンサラッサは東京で大逃げをやった後で、小回りの福島でこの作戦は十分考えられたはず。ローカルならではの視点が欠けていた。

1着-パンサラッサはスタートから一目散に先頭を奪い、コントラチェックにも並ばせず単騎先頭をキープ。4コーナーでも楽な手応えを有していて、短い直線を武器に楽々と逃げ切った。テン3ハロンが33秒6とスプリント戦並みに速く、後続は何が何だか分からないうちに後方に押しやられてしまった。こういう自滅系の逃げで押し切るという競馬は近年では珍しい。

【-】パンサラッサ
オクトーバーSは前年同様の逃げを打ち、今年は僅かに残して勝利。小回り平坦はプラスも他にも同型がいるここはしんどい。

2着-ヒュミドールは後続の中では前のほうに位置していた分、後続の中で再先着しただけのことで、この馬が他より強いとか弱いとかは関係無さそう。今回のレースは個別で振り返ってもあまり意味がない。

【-】ヒュミドール
小倉記念は外差し馬場の王道を行く競馬で2着。ただ今回はそこまで外差し一辺倒の馬場ではなく、漫然と後方待機では届かない。

3着○アラタはスタート直後によろめいて行き脚が付かず後方に置かれたのが痛かった。よりによってこんな縦長の展開で4コーナーで大外をぶん回す羽目になるとは思わなかったはず。むしろよく3着に来たなと思う。

【○】アラタ
4コーナー手前で自ら動いて大外捲り、直線先に抜け出したSTV賞が強い勝ち方。ハンデは見込まれた感も外前からの突き抜けイメージに合致。

4着△ステイフーリッシュはスタートから積極的に位置を取りに行くも前の3頭が速く、離れた単独4番手が精一杯。4コーナーで前を行くディアンドルもなかなか捕まえられず、直線半ばで2番手に上がったところをヒュミドールらに差された。詰めが甘いのはいつものこと。

【△】ステイフーリッシュ
一昨年の2着馬。ほぼ2年振りのGIIIで相手関係は楽になる。小回りに対応する器用さがあるし、好位付け・外前抜け出しから着拾い。

5着▲エフェクトオンはスタートから控えて後方待機。縦長でも途中で動く訳にも行かず、3コーナー過ぎからジリジリ動いて4コーナー大外捲りから直線に向いたが大勢に影響無し。後追いの5着に意味は見受けられない。

【▲】エフェクトオン
阿武隈Sは4コーナー最後方付近から内を突いて突き抜け。新潟記念は伸びない内に入っていって8着。ここ2戦差脚好調で、相性の良い福島で一発期待。

6着◎ヴァンケドミンゴは馬なりで中団付近につけたものの、縦長展開で思惑崩壊。4コーナーで鞭を入れつつ猛然と追い上げたが焼け石に水。直線はどこで何をしているのか分からなかった。

【◎】ヴァンケドミンゴ
福島で唯一飛んだ今年の七夕賞は内前ジャスティス馬場の大外。昨年と同じカシオペアSから中1週使い、4角外前からの差し込みで手堅く勝ち負け。

16着△ココロノトウダイはスタートから早速置かれてしまい、その後も徐々にポジションを落として直線に向いて更に後ろに下がってしまった。元々速い流れに不安があった馬で、流れに乗れないとこんなものか。

【△】ココロノトウダイ
福島では前付けで安定して勝ち負け。ここも当然前付けだが内を通らされそうなのが厄介。4コーナーで外に持ち出せれば。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?