【レース回顧Vol.253】第74回阪神ジュベナイルフィリーズ
レース結果・収支
1着【△】リバティアイランド(1番人気)
2着【-】シンリョクカ(12番人気)
3着【-】ドゥアイズ(10番人気)
4着【▲】アロマデローサ(13番人気)
・・・
12着【◎】モリアーナ(2番人気)
・・・
14着【△】キタウイング(8番人気)
15着【○】ウンブライル(3番人気)
・・・
馬複10点ハズレ
レース収支:-1,000 累計回収/投資:131,530/142,100(92.6%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,980
率直な感想
桃帽が揃ってスタート失敗。やはり外枠は要らなかった。サンティーテソーロは飛ばし過ぎ、リバーラも番手追走でどちらも止まりそうだけど、モリアーナも手応えが怪しい。オワッタ。ん?あの黒い帽子、やたら手応えがいいな。アロマデローサ?おっ、コレ来るんじゃね?リバティアイランドが突き抜けて・・・キタキタ黒い帽子!って、そっちかーい!
テーマの振り返り
テーマ無しのため省略。
トラックバイアス分析・展開予想の振り返り
レース指標
LAP:12.1-10.5-11.1-11.5-11.8-11.1-12.5-12.5
勝ち時計:1.33.1(良) テン3F:33.7 上がり3F:36.1
例の如くサンティーテソーロがスタートを決めて先頭。イティネラートル、ムーンプローブ、リバーラがしっかり付いてきて前掛かりな流れになり、4コーナーで馬群が密集して前のアドバンテージは無し。リバティアイランドが中団外から軽やかに突き抜けて完勝。勝ち時計1分33秒1は一昨年のソダシと同じで過去10年で2位タイ、昨年のサークルオブライフよりコンマ7秒速かった。リバティアイランドは別格として、2着シンリョクカと3着ドゥアイズは馬場の内を通っており、後ろから外を通した馬は揃って圏外に消えた。内前馬場というよりは内を通ったほうが楽だよ、後ろから外を通したら消えるよ馬場。来週(朝日杯フューチュリティS)も外に入った差し馬は切り捨て一択。
好走・凡退馬寸評、補足
1着【△】リバティアイランド
好スタートを切って序盤のポジショニングが容易になり、モリアーナの後ろ、外フリーの位置を確保。ハイペースでも持ったままで付いていって、4コーナーから直線に向くところで外前に到達。何でこの競馬をアルテミスSでやらなかったの?とツッコミたくなる絶好位。先頭まで6~7馬身、前は飛ばしてお釣りなし。進路さえ確保できればこっちのものと言わんばかりに弾け飛んで楽勝。極めて順当。
2着【-】シンリョクカ
スタートはまずまず、行き脚も良くなかったが手綱を押して好位を確保。一貫して内を進み、直線で前が開いたのを確認してからスパート。外にいたアロマデローサに一旦前に出られながら、ラスト200Mで追い付いて逆転。ハイペースに対応した脚力はもとより、今回は内枠を引けたのが大きかった。リバティアイランドの影は踏めなかったが、キャリア1戦でここまで走れば十分。ちなみにこのレースはキャリア1戦馬が結構来ていて、連対馬も直近20年でシンリョクカが7頭目。2011年はジョワドヴィーヴルがキャリア1戦で勝っている。
3着【-】ドゥアイズ
若干出負けして後方からの競馬が確定。そのまま内に入れて馬群の中を進み、直線もそのまま内から抜けようとしたものの、前でイティネラートルがふらつきながら走っていた上にシンリョクカとアロマデローサがいて割れず、この外へ持ち出してようやくスパート。既にリバティアイランドが抜けた後で、3着に追い上げるのがやっとだった。なお、坂を上り切ったところで外へ膨らんでドゥーラの進路を塞いでしまったのは少々頂けない。
4着【▲】アロマデローサ
サンティーテソーロほどではないが好スタートを決めて前へ。リバーラの後ろに入れて進み、3コーナーで一旦離されながら4コーナーで追い付いて、直線に向いたところで内前で持ったままフリー。これは貰ったでしょ、とワクワクして見ていたら残り200Mを切ったところで内からシンリョクカに来られ、更にゴール前でドゥアイズにも捕まって終了。父キンシャサノキセキの限界を見た。距離短縮ですぐ勝てるはず。
6着【-】ドゥーラ
ウンブライル、ラヴェルと仲良く揃って出遅れ。ドゥーラが3頭の中で一番凹んだ。ただでさえ外枠はキツいのにこれで完全に脈が無くなった。道中はラヴェルと並んで最後方を進み、内を立ち回って直線も内へ。後ろから数えた方が早い位置取りから一頭、また一頭と着実に交わして前に迫っていったところ、ドゥアイズに寄られて失速。再度立て直そうとしたところでレースが終わってしまった。上がり3ハロン35秒0は勝ったリバティアイランドの35秒5をコンマ5秒上回る最速。負けはしたが却って強さを垣間見れた。
12着【◎】モリアーナ
スタートから行き脚が付いて楽々前へ。ただ外からリバーラに抜かれ、内からもキタウイングやアロマデローサに来られて俄かに混雑し、馬群の中に取り込まれてしまった。付いて行かされる形で脚が溜まらず、4コーナーで押し始めたのを見てダメだと思った。全く付いていけなかったのは8月からぶっつけというのもありそう。ここまで一方的に下がるとは思わなかった。
14着【△】キタウイング
五分のスタートから徐々に行き脚が付いてこの日は先行策。最内の4番手という今の阪神で最高の位置を取れたが、肝心のスパートに反応せず。坂を駆け上がるところで力尽きて下がっていった。リバティアイランドに1秒9も遅れたが、新潟2歳Sの勝ち時計をコンマ9秒更新。やれることはやった。
15着【○】ウンブライル
ドゥーラやラヴェルほどではなかったにせよ出負けしたのは一緒。今の阪神で後方から外を通したら詰みなのに、結果的にその競馬を実践してしまった。ラヴェルも無策のまま大外を回して11着。この2頭はスタートに不安があった馬で、出遅れたらこうなっても仕方ない。くどいけどもう一回言っておく。今の阪神は後方から外を通したら詰み。
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