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【レース回顧Vol.30】第35回フラワーC

今回は先行勢にフォーカスを当てた予想をしたのだが、ホウオウイクセルに内ピタを実行されて1着抜けハズレの憂き目に遭ってしまった。エンスージアズムはスタート五分で出ながら進んで行かず。もうちょっと何とかならなかったものか…。

20210320中山11R(1)

エンスージアズムは普通にゲートを出て前へ。よし!ホウオウイクセルも内から絶妙な飛び出し。うーん。レーヴドゥラプレリ、ルース、ユーバーレーベンは出遅れて後方からの競馬。はい、全部買ってます。ユーバーレーベンは後ろから競馬できるからいいけど、ルースは出遅れちゃダメだろ。

20210320中山11R(2)

外枠から果敢に仕掛けたアビッグチアがハナ。タウゼントシェーン、ホウオウイクセルと想定外な馬たちが直後に入った。エンスージアズムはこれらから二段後ろ。うーん。ユーバーレーベンは後方5~6番手の外、まあ許容範囲。ルースは後ろから2頭目。これは終わった。

20210320中山11R(3)

ホウオウイクセルの位置取りがやけにいい。エンスージアズムは想定よりも後ろ。小回りコースでスロー想定なんだから、位置を取りに行かなきゃ。

20210320中山11R(4)

ユーバーレーベンは外を通って少しずつ押し上げ。クールキャットは奇策無しの後方待機策、リフレイムは揉まれない位置を採るため下げてきた。

20210320中山11R(5)

1,000M通過61秒8のスローで仲良く後方を進むレーヴドゥラプレリとルース。出遅れって怖いね。開始1秒で馬券が電子屑になるのは悲しい。

20210320中山11R(6)

スローならなるべく前、そしてなるべく内。ホウオウイクセル(黄)は無理なく先頭を窺う位置取り。エンスージアズム(青)とユーバーレーベン(緑)は外を回らされた上に前を捉え切れていない。

20210320中山11R(7)

内ピタ先行を後ろから差すのはしんどい。エンスージアズムは勢いを付けて坂を上がってきたが、ホウオウイクセルには遠く及ばず。逆にゴール前でユーバーレーベンとクールキャットに際どく詰め寄られてしまった。何でこんなに面倒臭いレースをしてるんだ…。

【1】オープンクラス経験の有無は不問で素質型が通用する
【2】前走で長めの距離を使っていた馬の成績が良い
【3】前走で4コーナー3番手以内に付けていた馬が強い
【4】中山はパワー重視。馬体重460kg以上の中~大型馬が強い

ホウオウイクセルは見事にどれにも当てはまらず。最軽量と2番目に軽い馬のワンツーで、【4】は大ハズレ。残念ながら無駄な分析だった。

ハナを主張しそうなのはオレンジフィズだが、速くないので他が先手を主張してくることも考えられる。先行勢もエンスージアズム、ルース、アビッグチアなど数えるほどしかいない。明らかに前有利。後ろから行くなら4コーナーで捲る脚は必須。

微妙。オレンジフィズはスピード不足で先手を取れず、アビッグチアが強気に仕掛けてハナ。4コーナーで後続が押し寄せる展開となり、勝ったホウオウイクセルを除いて差し偏重の決着となった。

1着-ホウオウイクセルは内枠から勢いが付き、最初のコーナーまでにインの3番手を確保。今日の展開では最善のポジショニング。差して好走していた馬にコレをされると後ろの馬はお手上げ。単に内を綺麗に立ち回ってきただけだが、これも小回り適性が高いからこそ成せる業なのだろう。

2着◎エンスージアズムはスタートを決めたものの思ったほど出て行かず、先行集団の直後7番手。勝つためにはもう少し前にいたかったが仕方なし。4コーナーで外を通って押し上げ、直線も一瞬鋭い伸びを見せた。中山でここまで走るなら、軽い芝(東京)だともっと走るはず。

3着▲ユーバーレーベンは出遅れて後方からの競馬になったが、元々後ろから行く馬で大勢に影響無し。3コーナー過ぎから本格始動、エンスージアズムの外を捲って直線へ。直線半ばでエンスージアズムに離されながら、ラストで加速して迫ってハナ差3着。緩い流れで後ろからではこれが限界。

4着△イズンシーラブリーはアビッグチアに付いて行くような感じで大外から前へ取り付いていった。道中は先頭まで5馬身程、外にいるとはいえフリーな位置取り。持ったままで4コーナーを回ってきて、直線内に入りながら追い上げてきたがエンスージアズムと同様にラストで止まってしまった。緩い流れになった時の外枠は何かと損。

7着△オレンジフィズはそれほど行く気配を見せず、最内をホウオウイクセルに取られて馬群の中5番手という中途半端な位置取り。4コーナー付近で既に手応えで見劣り、直線内に入れても伸びを欠いた。ハナに立つスピードも無ければ、このクラスで渡り合えるほどの力も無かった。

9着○ルースは出遅れが全て。道中押し上げる気はなく、そのまま真後ろで脚を溜めて4コーナーで豪快に捲り上げてきたが、当然の如く大外の更に外に膨らんで万事休す。小回りの中山、緩い流れで真後ろからではどうしようもなかった。

14着△レーヴドゥラプレリも最内でサックリ出遅れて後方からの競馬が確定。ルースとは対照的に4コーナーでラチ沿いを進み、直線内突きを狙ったが馬がフラついて加速せず。出遅れに加えて実力不足だが、ラストは殆ど追っていなかったので着順ほど悲観する必要は無さそう。

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