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【レース回顧Vol.165】第52回高松宮記念

レース結果・収支

1着【▲】ナランフレグ(8番人気)
2着【-】ロータスランド(5番人気)
3着【-】キルロード(17番人気)
・・・
5着【△】メイケイエール(2番人気)
6着【◎】レシステンシア(1番人気)
・・・
12着【△】グレナディアガーズ(3番人気)
・・・
14着【△】ダイアトニック(6番人気)
15着【○】サリオス(4番人気)
・・・
馬複5点ハズレ 3連複10点ハズレ
レース収支:-1,500 累計回収/投資:28,050/43,400(64.6%)


率直な感想

穴が開くとしたら内からナランフレグだと考えていたのでこれは順当。切った馬の中ではロータスランドは怖いなと思っていたのでこれもまあ分かる。キルロード?そんなの出てたっけ?まあ軸にしたレシステンシアがおデブで飛んだからどうでもいいや。調教後馬体重30kg増で買った連中は私を含めてみんなMだな。


テーマの振り返り

テーマ無しにつき省略。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

今週からBコース使用で、内前傾向がより顕著に。差すにしても中団より前、内から2~3頭ぐらいの位置でないと届かない。外よりは内、後ろよりは前。キルロード、ファストフォース辺りがハナ候補だが行き切れるかは未知数。レシステンシアが番手から早めに抜けて先頭、これを直後から追いかける馬の争い。

レース指標

LAP:12.1-10.3-11.0-11.0-11.5-12.4
勝ち時計:1.09.2(重) テン3F:34.1 上がり3F:35.1

内が伸びるのは分かってんのよ。レシステンシアが番手から抜け出すという想定だったのに、自ら先導役を買って出てタレてしまった。昨年の2~4ハロン推移が10.7-11.2-11.5だったのに今年は10.3-11.0-11.0。そりゃ止まるわ。レシステンシアの代わりに番手抜け出しを演じたのがハナ想定のキルロードというのが何とも切ない。


好走・凡退馬寸評、補足

1着【▲】ナランフレグ

トゥラヴェスーラ(青矢印)と同時に狭いスペースに突っ込むナランフレグ(赤矢印)。
内はレシステンシア(緑矢印)が張っていて、この狭い間を抜けるしかなかった。

スタートしてから速攻でシャインガーネットに締められ、後方からの競馬が確定したがこれは想定内。後方3番手の内を淡々と付いていって、脚が溜まった状態で直線へ。ラチに寄せてスパートするレシステンシアの外から抜け出そうとしたところ、外からトゥラヴェスーラがやってきて進路が一旦閉じかけたが、怯まず突っ込んで抜け出してきた。まさに紙一重のタイミング。少しでも遅れていたらトゥラヴェスーラがレシステンシアに併せるところまで行っていた。それだけナランフレグの脚色が良かったということだろう。

2着【-】ロータスランド

抜け出しにかかるキルロード(青矢印)の外に持ち出すロータスランド(赤矢印)。
進路の採り方に一切無駄が無く、完璧な騎乗だったが・・・。

初のスプリント戦でも追走はスムーズで、先頭集団を前に置く6~7番手を確保。4コーナーから直線に向くところで置かれかかったが、直線で脚を伸ばしつつ、前を行くキルロードの後ろからこの外へ持ち出してこの前に出たところがゴール。直線の捌きは一切無駄が無く上手く行った。通ったコースを考えると今回一番強い競馬をしたのはこの馬。本職はマイルだし、速い時計もOK。ヴィクトリアマイルや安田記念でも注目したい。

3着【-】キルロード

先頭まで1馬身、外フリーの位置で付いていくキルロード(赤矢印)。

先手を主張したレシステンシアとこれに併せていったジャンダルムの後方外3番手を追走。外目の追走で当然直線で失速・・・せず、バテずに脚を伸ばしてきた。これを事前に予測するのは不可能。過去にこのコースの不良馬場を逃げ切ったことがあるから?このところ番手の競馬を続けてそこそこ踏み止まっていたから?

5着【△】メイケイエール

外を通って追い上げるメイケイエール(赤矢印)。
内をロス無く立ち回ったナランフレグらには太刀打ちできず。

スタートを決めた上で内へ進路を採り、ファストフォースの後ろに入って追走。暴走気配一切無し。これ本当にメイケイエールか?まとも過ぎてビックリした。結局直線で外に振り出した分届かなかったが、着差は僅かコンマ1秒。少しでも内寄りの枠が引けていれば・・・。この答えは秋に見たい。

6着【◎】レシステンシア

スタートから行き脚が付き、内に入れながら楽々ハナへ。無理はさせていなかったし、3コーナーまでにラチを確保できていたので問題無いかと思ったが、ラスト200Mを切ったところでナランフレグらに捕捉されてしまった。前半やや突っ込み過ぎたのと、18kg増の太め残りが影響したか。力が要る重馬場で逃げるというシチュエーションもキツかった。昨年までならモズスーパーフレアに付いていくだけで良かったのだが・・・。

12着【△】グレナディアガーズ

やはり大外枠からでは位置を主張出来ず、メイケイエールの後ろを通って直線は大外をぶん回すしかなかった。追い込みが効く馬場でもなく、時計を要す重馬場でこの馬の良さが全く出せなかった。今回の結果は完全度外視でOK。高速馬場なら普通に巻き返してくるはず。京王杯SCから安田記念の流れで復権可能。勿論良馬場で。

14着【△】ダイアトニック

一頭だけ伸び上がるスタートで出遅れるダイアトニック(赤矢印)。
この出遅れには伏線があった。

ただでさえ外枠でキツかったのに、痛恨の出遅れで3コーナーを最後方で通過。一応最内を立ち回って直線も内を突いてきたが後ろ過ぎかつ前が塞がっていて何も出来ないままレースが終わってしまった。返し馬の際にスタンドから大声を出されて馬がビックリして狼狽えるシーンがあり、これがスタートに影響した可能性がある。

※後日追記:スタンドから大声を出されたのではなく、岩田康誠騎手本人が発した声だったとのこと(「ワーッって言ったのは俺やねん」「カメラマンやねん。前に出てきたカメラマンに反応してダイアトニックがよれて、それに驚いた俺が出した声」)

15着【○】サリオス

スタートからラチに張り付いてポジションを主張したもののシャインガーネットにあっさり前に入られて締められてしまい、馬群中団付近を追走。内を立ち回った上で直線は進路を求めて外へ。すぐに進路を確保できていて悪くなかったが、肝心の伸びが全く見られず、力なく後ろに下がっていった。明らかにスプリントは向いていない。

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