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【レース回顧Vol.160】第71回フジテレビ賞スプリングS

レース結果・収支

1着【-】ビーアストニッシド(5番人気)
2着【△】アライバル(2番人気)
3着【-】サトノヘリオス(6番人気)
・・・
7着【△】アルナシーム(4番人気)
・・・
9着【▲】オウケンボルト(9番人気)
10着【○】ソリタリオ(3番人気)
11着【◎】アサヒ(1番人気)
・・・
馬複4点ハズレ ワイド4点ハズレ 3連複6点ハズレ
レース収支:-1,400 累計回収/投資:28,050/37,800(74.2%)


率直な感想

アサヒは競走馬失格。ゲートの中で首を上げ下げしていて、スターターがスタートのタイミングを迷っていた。今後は一切買わないので、これからも思う存分出遅れてください。で、自信の切りだったビーアストニッシドに勝たれる始末。逃げたら渋太い馬が最内枠なら黙って買っとけって話でした。


テーマの振り返り

1勝クラスを経由した関東馬を買え→ハズレ

1勝クラスを経由した関東馬は直近4年だけでも2018年3着マイネルファンロン(6番人気)、2019年1着エメラルファイト(10番人気)、2020年1着ガロアクリーク(7番人気)、2021年2着アサマノイタズラ(6番人気)と人気薄が走りまくっている。2018年は該当馬がマイネルファンロンだけだった。今年も「あの馬」しか該当しない。やはりめっちゃ人気薄。オイシイ。買え!

該当馬オウケンボルトはスタートで致命的な出遅れを犯して終了。デムーロさんは一切悪くない。全部アサヒのせい(後述)。勘弁して・・・。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

3~4コーナーで土埃が上がり始めており、直線も最内は伸びなくなってきている。その上で前日の雨が残って力の要る馬場状態を想定。最内からビーアストニッシドがハナ。グランドラインとエンギダルマが続いて、大外からオウケンボルトも前に行きそう。前がそこそこ固まって、4コーナー捲り上げの競馬を想定。4コーナー外前がウイニングロード。内を割りそうな馬より外差しにフォーカスしたい。

レース指標

LAP:12.9-11.6-12.2-12.1-12.0-12.3-12.0-11.3-12.0
勝ち時計:1.48.4(稍重) テン3F:36.7 上がり3F:35.3

ビーアストニッシドが最内枠からハナ主張、アライバルが外枠から飛び出していって2番手。結局この2頭の行った行った。ビーアストニッシドは一定のラップを刻み続け、後続に付け入る隙を与えなかった。これでは内の馬場が悪くても残って当然。


好走・凡退馬寸評、補足

1着【-】ビーアストニッシド

常に1馬身のリードを保って軽快に逃げるビーアストニッシド(赤矢印)。
アライバル(青矢印)はビーアストニッシドの死角に入って2番手追走。

一歩目でいきなり躓いたがすぐに立て直し、軽く押してハナ確定。アライバルが2番手で追ってきてもお構いなし(岩田康誠騎手はアライバルが2番手だったことに気付いていなかった模様@勝利騎手インタビュー)、1馬身のリードを保って直線に向き、ラチに寄せてスパートしてギリギリ押し切った。途中緩めたところが一切無く、後続は追い上げの機を失っていた。このペース配分はお見事だった。

2着【△】アライバル

ビーアストニッシド(青矢印)の好きにさせじと外から2番手に入るアライバル(赤矢印)。
ビーアストニッシド(青矢印)、アライバル(赤矢印)共に馬場の悪い内を通る。
3着サトノヘリオス(緑矢印)、4着エンギダルマ(黄矢印)も内を走行。

スタートから軽く促しただけで外を通って2番手まで押し上げていった。ビーアストニッシド単騎を脅威と捉えていたからこその積極策。ビーアストニッシドは飛ばして逃げる馬ではなく、序盤に脚を使っても最後まで持つと読んだルメール騎手の判断は結果的に正解。3~4コーナーの悪路も難なくやり過ごし、直線に向いてからビーアストニッシドを捉えに行ったが相手も二の脚で抵抗し、僅かに捉え損なった。勝ちに等しい負け。

3着【-】サトノヘリオス

サトノヘリオス(赤矢印)はスパートすれば弾ける状態だったが、
すぐ前のエンギダルマ(青矢印)が壁になって追い出せず・・・。

スタートして内に入れ、抑えて中団を確保。4コーナーでドリフトをかけながら最内を綺麗に回ってきて、十分に脚が溜まった状態で直線へ。鞭打てば途端に弾けるような手応えだったが、すぐ前にいたエンギダルマが頑張っていて割れず、ディオの前、アライバルの後ろから外に持ち出して追い上げたが間に合わなかった。差しが効かない展開でよく詰めたと思う。

7着【△】アルナシーム

スタートを決めた上で馬群の後ろに入れて後方待機。外に壁無しでもディオの後ろに入って従順な追走。抜群に折り合って中団外からフリーの位置で直線に向いたものの、前が止まらず埋没。福永騎手は無理させず流していた。東京スポーツ杯2歳S時と比べて気性は随分成長した。

9着【▲】オウケンボルト

アサヒのせいでスタートまで時間が掛かり、タイミングが合わず体勢を崩す馬が続出。
オウケンボルト(赤矢印)にとっては最悪のタイミングでゲートが開いて出遅れ。

アサヒがゲートの中で頭を上下させてスタートまで時間が掛かり、オウケンボルトもゲートの中でソワソワし始めた瞬間ゲートが開いて立ち遅れ。大外でこれは痛過ぎる後手。自分だけでなく周りも巻き込みやがって・・・。アサヒ、マジで恨むわ。4コーナーでも後方2番手で、已む無く最内を通って追い上げたが当然届かず。勿論これはノーカウント。

10着【○】ソリタリオ

スタートは五分に出たものの、位置を主張せず中団馬群の中。道中はディオ、サトノヘリオスの後ろにいたが3コーナーに差し掛かっても特に動かず、4コーナーで激しく押っ付けながら外へ。勝負どころで後ろに置かれたのは痛く、何の存在感も示せないままで終わった。全体的に消極的過ぎて、何がしたかったのか不明。

11着【◎】アサヒ

ゲートに入った直後からソワソワし始め、スタート直前は首を下げては田辺騎手が起こしての繰り返し。絶対出遅れる、と思ったら案の定出遅れ。これはもう病気の類で、ゲート練習では治らない。幾ら能力が高くても、スタートを決めてくれないとどうしようもない。馬券を買う側からすれば、この馬を買わないという自衛策で対抗するしかない。

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