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【レース回顧Vol.390】第40回フェアリーS


レース結果・収支

1着【◎】イフェイオン(5番人気)
2着【-】マスクオールウィン(6番人気)
3着【△】ラヴスコール(4番人気)
4着【▲】スティールブルー(1番人気)
・・・
6着【○】キャットファイト(2番人気)
・・・
8着【△】ティンク(11番人気)
・・・
単勝2点的中!(12.6倍) 馬複7点ハズレ 3連複7点ハズレ
レース収支:-340 累計回収/投資:1,260/3,800(33.2%)


率直な感想

今年から始めた単勝買い、3レース目にして早くも結果が出た。スティールブルーは前走完敗なのに単勝2.4倍は割が合わないなと思ったら案の定だった。ラヴスコールがもう少し頑張ってくれていたら馬複76.9倍もあったけど仕方ない。勝ち馬を当てるのが競馬予想の基本のキであることを改めて実感した。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 前日の3歳OP・ジュニアC(芝1,600M)が1分32秒5で決着。昨年との比較で1秒2も速い。中山金杯(4歳以上GIII/芝2,000M)も1,000M通過60秒5で流れた割に1分58秒9と速い時計で決着。例年より速い時計が出る馬場であることに疑いの余地はない。

  • 中山金杯は内枠有利傾向だが、このレースでは外枠も普通に来ている。過去10年の連対馬数は1~4枠が11頭、5~8枠が9頭とほぼ互角。ちなみに6枠は1番人気馬3頭を含む20頭が出走して3着すら無い死に枠。

  • 前走逃げ切り勝ちのメイショウヨゾラが行くか。短距離戦勝ち上がりのマスクオールウィンが行くかもしれない。最内に入ったラヴスコール、ゲートを出ればエリカリーシャンも前へ。スティールブルーやティンクはスタートが上手く、キャットファイトやテリオスサラも前に行きたい。結構前が賑やかになりそうで差しが有効。

レース指標

LAP:12.3-11.1-11.3-11.9-12.3-12.2-11.5-11.4
勝ち時計:1.34.0(良) テン3F:34.7 上がり3F:35.1

レースの振り返り

テリオスサラはこの枠からだと前に行けずに付いて行かされる競馬になって飛ぶだろうと思って切ったところ、何と出遅れ。これはラッキー。イフェイオンは絶好のスタートを決めて前へ。逃げ争いは予想通り大混戦からキャットファイトが抜け出して前へ。最高速度は68.5km/hで普通だけど、ハナ切っちゃうのか・・・。

イフェイオンは5番手の外。無理している様子は微塵も無し。これはめっちゃいいのでは。ラヴスコールは6番手の内。これも内を有効に使えていていい感じ。スティールブルーはこの2馬身後ろ。ルメさんにしてはポジショニングが甘い。やはり新春中山のルメさんはあまり怖くない。

4コーナーで馬群が密集。イフェイオンが馬なりで4番手の外を上がってくる。これは貰ったっぽい。スティールブルーもようやく追い上げ開始。ちょっと遅いかな。あれ?その外から赤い帽子の馬が凄い勢いで追い上げてきたけど、アンタ誰?これはめっちゃ来そう。

最内で粘るキャットファイトに外からイフェイオンが襲い掛かる。よし!しかしその外から赤い帽子も猛追。いや、だからアンタ誰?買ってないよ?スティールブルーがようやく突っ込んできたけど遅いって・・・。内から白い帽子もやってきた。ラヴスコール?買ってる!頑張ってくれー!って、赤い帽子が速い・・・。あーあ、折角勝ち馬当てたのにノーマネーフィニッシュ。昨年までなら。

イフェイオンは外枠から前付けして終始外を通っての勝利。前走がラスト流して1分33秒3、今回のメンバーなら蹴散らしてくれるでしょと見込んだ通りの勝利。とはいえ、未勝利戦を勝っただけの馬に本命を打つというのは馬柱を見ているだけでは不可能。全頭分析、つまりレース映像を見ないと無理。過去のレース映像はJRAのホームページで無限に見られる。素晴らしい。

マスクオールウィンはテリオスサラほどではないが出遅れて後方からの競馬。しかし結果としてこれがズバリで、4コーナーで一気に捲ってきてそのままの勢いで突き抜けそうな脚色だった。イフェイオンに伸び返されての2着だったが、あの末脚の勢いには参った。距離は違えど中山(しかも上位クラス)で2回馬券対象になっただけのことはある。

ラヴスコールはほぼ完璧に立ち回って直線内を上手く捌いた。しかし距離ロス無く乗られて3着というのは物足りない。スティールブルーは馬自体が人気ほど強くなかったこともあるが、ルメさんには珍しく全てが後手。例年のことだが、ルメさんは東京開催が始まるまで正月ボケが抜けない。

キャットファイトはアスター賞が番手抜け出しだっただけに、ハナはアカンやろと思った。ラスト息切れしたのはGI後の再仕上げでピークアウトしていたためかもしれない。これについては予想の中でも触れた。ティンクは単純に力不足。佐々木騎手も特に工夫は見られず並の騎手という印象。一か八かで見せ場の一つは作ってもらいたかった。


レース結果からの教訓

  • 勝ち時計の評価は同一週(出来れば同日)の古馬戦の勝ち時計との比較で行うと上手く行く。今回のイフェイオンはラスト流して古馬とほぼ同じ時計だった。レース映像はJRAのホームページでチェック。

  • 強い1番人気と押し出された1番人気の峻別を付けること。特に前走負けているのに人気のパターンは要注意。スティールブルーはアルテミスSでそんなに強くないサフィラにも交わされていたのに単勝2.4倍は過剰だと思った。実際、今回はラヴスコールにも逆転を許しての4着だった。

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