【レース回顧Vol.319】第73回安田記念
レース結果・収支
1着【○】ソングライン(4番人気)
2着【◎】セリフォス(3番人気)
3着【△】シュネルマイスター(1番人気)
4着【△】ガイアフォース(8番人気)
・・・
7着【▲】ソダシ(2番人気)
・・・
9着【△】ソウルラッシュ(6番人気)
・・・
馬複9点的中!(18.9倍) 3連複16点的中!(22.9倍)
レース収支:+1,680 累計回収/投資:72,220/78,900(91.5%)
率直な感想
安田記念は過去に出走経験のある馬を買えば当たるように出来ている。今年も昨年の1着・2着・4着馬が出てきたので奇を衒わずそのまま買うだけ。いやいや、そんなに簡単ならどれだけ楽か・・・。って、当たっちゃうんだなこれが。競馬ってスーパー簡単ですね(錯乱)。
テーマの振り返り
リピーターを買え!→ドンピシャ!
昨年の1着・2着・4着馬がそれぞれ1着・3着・2着。安田記念初出走のソダシ(2番人気7着)、ジャックドール(5番人気5着)はどちらも来なかった。
トラックバイアス分析・展開予想の振り返り
レース前の見解
今週は週末に災害級の大雨が降り、金曜に162.5ミリ、土曜も99ミリの雨を記録。土曜朝時点のクッション値は5.4ととんでもないことになっていた。芝刈り、散水は共に未実施。含水率は4コーナー17.8%、ゴール前17.5%、日曜朝時点のクッション値は8.7。日曜は快晴の予報で、そこそこの南風(4~5m/s)も吹くことから一気に回復してきそう。良馬場での実施も視野に入る。
Cコース使用2週目。先週は中団からの差しが目立っていたが、土曜のレースも概ね外差し。ただ馬場が悪くて内を避けただけのようにも見えた。バイアスは外差し判定だが、馬場が乾いて内が使えるなら内が盲点になるかもしれない。
ペース想定:やや速い(1,000M通過58秒台)
ジャックドールは距離短縮のここで引く競馬をすると追走一手になりそうだし、内枠を引いたので包まれるまでにハナへ行くと予想。隣枠のソダシ、外からウインカーネリアンも前へ。緩むところがなく、速いままで直線を迎えての地力勝負。
レース指標
LAP:12.0-10.8-11.4-11.8-11.6-11.1-11.2-11.5
勝ち時計:1.31.4(良) テン3F:34.2 上がり3F:33.8
レースの振り返り
1枠の2頭が出遅れたのとは対照的に、外のほうが総じて好スタート。ウインカーネリアンが仕掛けてハナ奪取。ソダシとジャックドールはこれを無理に追いかけず追走に回る。最高速度は70.9km/h(コレ、今後は記録しておこう)。セリフォスは内の6~7番手付近。レーン、ええやん!これは来たっしょ。ソングラインは中団の外。可もなく不可もなくといった感じ。シュネルマイスターは後ろから3番手。ちょっと後ろ過ぎかな。
ウインカーネリアン先頭、2番手ジャックドールにソダシ、カフェファラオが並びかけて直線へ。カフェファラオ?まあいいや。セリフォスは内から上がってきてるけど、前が邪魔。んー、ヤバいな。前割れるか?ソダシの壁をこじ開けて、やっと進路が開いた!よし、セリフォスGO!勝ったかなこれは。・・・外から何か来たぞ。ソングライン?うわー、すげー脚。参った。ガイアフォースも来てたけど、シュネルマイスターに差されて4着。安い。
ソングラインは初速からして速く、ゴール板を過ぎてからもまだ伸びる感じ。安田記念連覇はウオッカ(2008年・2009年)以来14年振り。勝ち時計1分31秒4は週末の豪雨を経た馬場とは思えないぐらいに速い時計で文句無し。但し東京マイルに特化して強い馬で、コースが変わっても同じパフォーマンスが発揮できるかは懐疑的。一昨年の阪神Cの惨敗が未だに理解不能。
セリフォスの口元、あれはリングハミか?ハミを変えていたのはレース中に知った。やや持って行かれ気味だが許容範囲。抑えが効いた状態で直線に向いて、前を捌ければ余裕勝ちのパターン。しかしジャックドールは前で持ったまま。外はソダシがいて出せない。残り200Mでようやくソダシの脚色が鈍って壁に隙間が出現、一気に交わしにかかったところをソングラインにスイープされて2着。セリフォスもレーン騎手もほぼ完璧な競馬をした。ソングラインが強過ぎた。
シュネルマイスターは早速下げて競馬をしていた。いつも通りで問題無いとはいえ、セリフォスやソングラインがそこそこの位置を取っているだけにこれでいいのかという疑念はあった。結局上がり最速の脚を繰り出しながら3着。後ろ過ぎなんだよルメールさん。不利を受けたくないのは分かるんだけど、安全運転過ぎる。もっと勝ちに行く騎乗が見たかった。
ガイアフォースは道中中団をいい感じで追走していたものの、4コーナーで押っ付け始めて一気に劣勢。残り400M付近の手応えを見て沈んだと思った。ただ残り200Mでようやく加速が乗って突っ込んで4着。跳びが大きく、マイルは忙しい印象。2,000Mぐらいのほうが良さそう。
ジャックドールはウインカーネリアンに付いて行く競馬で、直線持ったままでウインカーネリアンを交わして残り150M付近で完全に先頭に立った。武豊騎手が思い描いていた通りの競馬は出来たと思う。ゴール前で一気に来られたのはマイル戦ならでは。主戦場の2,000Mならこんな競馬にならない。スピードはあるがマイル向きではない。
ソダシはいつも通りの先行策で挑みながらラスト失速。ジャックドールにやりたい競馬をされてしまい、専ら追走するだけになっていた。他と同じ追い比べだと敵わない。ソウルラッシュは若干出負けして左右から締められたことで後方からの競馬。直線は上手い具合に前が開いたが伸びなかった。スタートと行き脚が課題。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?