【レース回顧Vol.477】第42回関西テレビ放送賞ローズS
レース結果・収支
1着【◎】クイーンズウォーク(2番人気)
2着【△】チェレスタ(7番人気)
3着【-】セキトバイースト(11番人気)
・・・
5着【○】レガレイラ(1番人気)
・・・
7着【△】ラヴァンダ(8番人気)
・・・
12着【△】ハワイアンティアレ(13番人気)
13着【▲】フレミングフープ(6番人気)
・・・
単勝1点的中!(4.9倍) ワイド5点的中!(11.9倍) 3連複4点ハズレ
レース収支:+680 累計回収/投資:69,910/131,100(53.3%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,010
率直な感想
クイーンズウォーク、前に行かないのか。またややこしいところに入り込ん・・・でない。中団の外。これは物凄くイイ。一方でレガレイラは最後方。何でこんなに余裕をかましているの?3コーナーを過ぎても動かない。おいおい、飛ぶぞこれは。セキトバイーストがぶっ飛ばして粘るところへ「雨が降ったらハービンジャー」のチェレスタが来た!そしてクイーンズウォーク!よっしゃ!レガレイラ?さぁ?舐め過ぎですわルメールさん。
トラックバイアス分析・展開予想の振り返り
レース前の見解
水曜にごく弱い雨が降った以外は連日雲一つ無しの快晴で、芝の生育を促すために毎日散水が行われている。今週から仮柵設置のBコースで行われるが、仮柵沿いに少々傷みが残っている。土曜朝時点のクッション値は10.3。
土曜の芝はやはり高速で、6レースの3歳以上1勝クラス(芝1,600M)が1分32秒4、11レースのケフェウスS(3歳以上オープン/芝2,000M)が1分58秒2で決着。Bコース替わり当週でも外の伸びが目立っていた。内ピタは得策とは言えない。トラックバイアスは外寄りと判定。
土曜の夜から日曜の朝にかけて合計16.5ミリの雨が降り、日曜朝時点のクッション値は9.1と前日より1ポイント以上悪化。この後も降雨がある見込みで、時計は幾分要しそう。
内寄りの枠に入った永島騎手騎乗のレディーヴァリューがハナを主張。セキトバイーストがマークに入り、内枠の馬も軒並み前に行きたいタイプで内を固めた上で前へ。前が固まることで外寄りの後方待機馬は終始外を通らされそう。イン前の押し切りを重視しつつ、外から追い上げてきそうな馬にスポットを当てたい。
レース指標
LAP:13.0-10.8-12.3-12.2-12.0-12.1-11.9-11.9-11.8-11.9
勝ち時計:1.59.9(稍重) テン3F:36.1 上がり3F:35.6
レースの振り返り
ほぼ揃ったスタート。レガレイラも比較的マシだったが、例の如く行き脚皆無で後ろから。レディーヴァリューがじわっと前に出していったところ、セキトバイーストが外から勢いを付けて交わしてハナ。最高速度は68.2km/h。クイーンズウォークは外から被されて中団の内。またややこしいところに入り込ん・・・でない。2コーナーで外に誘導。川田さんナイス!
セキトバイースト、レディーヴァリューの後にチェレスタが3番手。これも良い。そこからまた離れてラヴァンダとタガノエルピーダ、クイーンズウォークはその後ろ。時折頭を上げていたがこの馬はいつもこんな感じなので気にならない。というかこの位置、完璧でしょ。直線で馬場の良いところを選び放題。で、レガレイラは・・・最後方?えーっと、大丈夫?
1,000M通過は60秒3。そんなに速くないのに縦長。セキトバイーストのリードは10馬身。あれ?これは残ってしまうのでは・・・。4コーナーに差し掛かってもまだ7~8馬身のリード。これはヤバい。残られる。しかし今回はワイドにしているので、セキトバイーストに残られても当たる可能性は残っている。クイーンズウォークは直線でスムーズに外へ。よし!
セキトバイーストは持ったままで坂を駆け上がって、残り250M付近でスパート。粘りに粘っていたが直後からチェレスタが接近。マイ格言「雨が降ったらハービンジャー」来た!そしてクイーンズウォークが外から突き抜け!き、決まった・・・。あ、3連複はダメ。レガレイラが論外。今更来ても遅いって。舐め過ぎですわルメールさん。
クイーンズウォークは無理に仕掛けず「馬のリズム重視」(勝利騎手インタビュー)の追走。1~2コーナーでさりげなく外を確保した時点で8割方勝ったと思った。直線で一番伸びるコースを選んで突き抜けた。川田騎手は今回の勝利で中京芝2,000M重賞騎乗機会7連勝。7連続連対ではなく7連勝。ヤバ過ぎ。こんなもん、逆らえる訳ないでしょ・・・。
チェレスタはスタートで少し置かれたものの、馬群の中で冷静にリカバーして1コーナーまでにセキトバイーストの後ろを取れたのが大きかった。西村騎手ナイス。平均ペースの稍重馬場は前走で勝ったばかり。血統をメインで取り扱わない私でも湿った馬場のハービンジャー産駒は人気薄でよく来るので注目している。雨が降ったら?そう、ハービンジャー。
セキトバイーストはこの馬の競馬を徹底しただけで特に何もしていない。直前に行われた納屋橋Sで12番人気のペイシャフラワーが逃げ切ったばかりで、穴を開けるとするなら前だった。逃げ馬は光らない(=人気薄)時が狙い時。平均ペースで縦長になったのはみんなセキトバイーストのことを舐めていたからに他ならない。2着チェレスタも3番手を追走していた。
レガレイラは行き脚が乏しく、この枠だと後ろに置かれるのは想定内だったが、向こう正面に入っても全く動かず最後方。スパイラルカーブの中京で4コーナーで動くと外に振られるので動くに動けなかったのは分かるが、直線に向いても持ったまま。こんな行き脚の遅い馬の単勝1.7倍をホイホイ買っているようでは立派な養分。レガレイラのアタマ固定!とか宣っちゃった人は猛省してください。上がり3ハロン最速33秒1?はいはい、そんなの全く意味ありません。
ラヴァンダは若干出遅れた上に隣枠のラビットアイが寄ってきて後ろから。序盤のリカバリーで多少脚を使った感。直線で外を通って追い上げてきたものの伸びはイマイチだった。全体的に前残り決着だった中で7着は完敗と言える内容。フローラSは内伸び馬場で内を掬っての2着で、2,000Mでもまだ長そう。
ハワイアンティアレとフレミングフープはどこで何をしていたのか不明。レースを見返す価値もない。穴狙いは他力本願な差し追い込みより、一か八かで前で粘る逃げ先行と相場は決まっている。セキトバイーストの逃げを見てみろ。仮にタレたとしても清々しくないか?穴狙いするなら後ろより前。これはこれまでの回顧で何度か書いたが、今一度心に刻む。
レース結果からの教訓
中京芝2,000M重賞で川田将雅に逆らうな。今回の勝利で中京芝2,000M重賞騎乗機会7連勝を達成。
雨が降ったらハービンジャー。今年だけでも阪急杯(重)3着サンライズロナウド(9番人気)、安田記念(稍重)2着ナミュール(4番人気)、札幌2歳S(重)2着アルマヴェローチェ(6番人気)、そして今回(稍重)2着チェレスタ(7番人気)。
穴を開ける馬は大抵前にいる。何故ならば後ろから追い上げるより前で粘るほうが簡単だから。逃げ馬は光らない(=人気薄)の時が狙い時。穴狙いするなら前を意識すること。
行き脚の遅い単勝1倍台は信用するな。つい先月、札幌記念で単勝1.3倍のプログノーシスが4着に敗れたばかり。当然ラーニング済み。レガレイラのキャラ的に来ても2~3着だと思ったが、5着は怠慢。
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