【レース回顧Vol.432】第21回福島牝馬S
レース結果・収支
1着【△】コスタボニータ(1番人気)
2着【△】フィールシンパシー(8番人気)
3着【-】ウインピクシス(4番人気)
・・・
6着【▲】タガノパッション(4番人気)
・・・
中止【◎】シンリョクカ(3番人気)
中止【○】ライトクオンタム(7番人気)
単勝1点ハズレ 馬複5点ハズレ 3連複6点ハズレ
レース収支:-1,200 累計回収/投資:33,020/58,900(56.1%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,010
率直な感想
あれ?シンリョクカが消えた。落馬?え?ライトクオンタムも?あの一件があってから落馬の度にヒヤッとする。コンマ1秒に凌ぎを削る競馬に危険は付きものだけど、回避できる危険なら回避してくれていいよ。無理しなくていい。少なくとも私はそう思う。ただ今回は回避不可能だったな・・・。
トラックバイアス分析・展開予想の振り返り
レース前の見解
この中間はほぼ降水無しで、火曜から木曜にかけて連日散水を実施。金曜朝時点のクッション値は9.1と良好な状態。先週土曜に行われた芝1,800M戦はいずれも4コーナーで大外をぶん回した馬が差し切っており、中距離(1,800~2,000M)戦は差しか捲りがよく効いている。福島は今週からBコース使用だが、先週の時点で外が使えていただけに展開面を十分吟味したい。
ラリュエルの逃げ。ウインピクシス、フィールシンパシーなど行き脚の速い先行馬も揃っていて前掛かりの流れを想定。前残りより差し優勢、馬場が良くて時計が速いので持ち時計(スピード)重視。直線が短い(Bコース時は297.5M)ので捲る位の器用さは必須。
レース指標
LAP:12.4-11.1-11.8-12.5-12.5-11.6-11.8-11.6-11.6
勝ち時計:1.46.9(良) テン3F:35.3 上がり3F:35.0
レースの振り返り
ウインピクシスが好スタート好ダッシュでハナ。ラリュエルとフィールシンパシーはそれぞれ2・3番手まで。シンリョクカは楽に5~6番手の外を取り切り。これは良い。良いけど、ウインピクシスが単騎逃げになっている。ラリュエルは早々に離れた2番手に鎮座。逃げ馬はフリーにしちゃダメ。展開読み違えたか・・・?
ウインピクシスが単騎で逃げて、後ろからはタガノパッションが捲り上げてくるのが見えた。シンリョクカもじわじわと前へと動いていく。そして3コーナー手前、何かが落馬。そしてこの直後を走っていた馬も前のめりに落馬。結構激しい落ち方だったぞ今のは・・・。大丈夫か?で、何が落馬したの?ん?ピンクの帽子がいない。まさか・・・シンリョクカ?ライトクオンタムも?◎と○が落馬?えぇ・・・。
もうどうでも良くなったのでここからは流し見。ウインピクシスが粘って、フィールシンパシーが外前から迫って、コスタボニータが内で壮絶に詰まってから外に切り返して差し切り。タテ目やん・・・。昨年と同じくボックスにしておけば良かった。
コスタボニータは内でしっかり脚を溜めて突き抜け。重賞3着が3回ある馬がローカルを走ったらそりゃ勝つよねって話。ただ内であれだけ詰まりながら勝てたのは他が弱かったからというのもありそう。これがGIIやGIならあの場面で外がガラ空きなんてことはない。
フィールシンパシーは平均ペース追走から4角外前フリーという勝ってください状態から負け。やはり1,800Mは微妙に長い。ウインピクシスはあの展開から差されて負けるのだからやはり力は落ちている。個人的にはウインピクシスに単騎で逃げられるほどの行きっぷりがあったのが想定外だった。タガノパッションは平均ペースを捲っていって不発。内前が残るレースでは詰め切れずでも仕方ない。後ろから行く馬だけにどうしても展開に左右される。
シンリョクカは3コーナー手前、前を行くフィールシンパシーに引っかかるような感じで落馬。木幡初也騎手の上にシンリョクカが転がってきて、その上にライトクオンタムが接触。更にファユエンも接触。ライトクオンタムも前のめりの落馬で、吉田隼人騎手は頭からモロで落ちていた。フィールシンパシーの動きも違和感はなく、回避不可能な落馬だったかもしれないが、あの一件があった直後なのでやっぱり怖い。
レース結果からの教訓
ハイペース追走後の先行馬は徹底マーク。そこで大敗していれば人気も落ちるのでWチャンス。流れが落ち着けば普通に残る。
競馬という競技の性質上、落馬は避けられない。とにかく無事に。