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【レース回顧Vol.286】第57回報知杯フィリーズレビュー
レース結果・収支
1着【△】シングザットソング(2番人気)
2着【-】ムーンプローブ(7番人気)
3着【▲】ジューンオレンジ(11番人気)
・・・
5着【△】イティネラートル(10番人気)
6着【◎】ブトンドール(1番人気)
7着【△】サラサハウプリティ(9番人気)
・・・
12着【○】リバーラ(3番人気)
・・・
馬複15点ハズレ
レース収支:-1,500 累計回収/投資:29,430/33,400(88.1%)
率直な感想
シングザットソングが4角外前とかマジで言ってんの?まあ馬複ボックス買ってるし、何か突っ込んでこい。・・・むーんぷろーぶ?知らん。るーふ?知らんって。ジューンオレンジ?知ってる!キター!って、僅かに来てない!外れた!グリーンチャンネル即消し!
テーマの振り返り
同コース出走経験馬を買え→ドボン
一昨年は上位5頭が全て阪神芝1,400M出走経験馬で、昨年は出走15頭中4頭しかいなかった阪神芝1,400M出走経験馬がワンツースリーフィニッシュ。ちなみにこのレースでは関東馬が苦戦している(過去10年で【0・1・1・30】)が、これは関西馬に比べて阪神コースを経験する機会が少ないのが原因なのかもしれない。
1着シングザットソング、2着ムーンプローブはいずれも阪神1,400M初出走。しかしいずれも阪神マイルの勝ち鞍があった。なお3着ジューンオレンジには阪神1,400Mへの出走経験があった。
距離短縮馬を買え→ビンゴ!
前走からの距離短縮馬は現在4年連続勝利中。距離短縮馬が連対できなかったのは該当馬が2頭しかいなかった2018年のみ。同距離【4・2・4・55】、単回値87・複回値56、距離延長【0・0・1・34】、単回値0・複回値14で、前走から距離延長で馬券に絡んだのは2021年3着ミニーアイル(11番人気)のみ。
1着シングザットソング、2着ムーンプローブはいずれもマイルからの距離短縮で、3着ジューンオレンジ(11番人気)と4着ルース(4番人気)はいずれも小倉1,200Mからの距離延長だった。距離延長組は3着まで。
トラックバイアス分析・展開予想の振り返り
レース前の見解
今週は好天続きで降雨無し。月曜から土曜(レース当日)まで毎日散水を実施。含水率は4コーナー9.8%、ゴール前8.1%、日曜朝時点のクッション値は9.5。これだけ散水しても含水率10%以下でクッション値9.5・・・。
先週に引き続き超高速で内前優勢。10Rの難波S(4歳以上3勝C/芝1,800M)はマテンロウスカイがハナを奪ってそのまま押し切り。勝ち時計は1分44秒9で、例年比で1秒ほど速い。
ペース想定:やや速い(テン3ハロン33秒台後半~34秒台)
ゲート反応抜群のトラベログ、行き脚抜群のエコロアイによる逃げ争い。他にも行きたい馬が揃っているが速さ不足で競り合いには至らず、例年並みのやや速い程度の流れを想定。内前の高速馬場が継続しており、やや速い程度であれば内前先行馬が残るとみておくのが無難。
レース指標
LAP:11.8-10.3-11.1-11.7-12.0-11.8-12.0
勝ち時計:1.20.7(良) テン3F:33.2 上がり3F:35.8
レースの振り返り
ゲートインに時間が掛かり、定刻より4分遅れでスタート。これにより多数の出遅れが発生。イコノスタシス、ニシノトキメキ、ジューンオレンジ、プウスカンドゥールの4頭が目に見えて出遅れ。一方でシングザットソングは好スタート。一時はハナをも伺うような行きっぷり。あれ?なんでこんなに行き脚良いの?
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好スタートから行き脚全開のシングザットソング(赤矢印)。想定外。
・トウシンカーリン号は,枠入り不良。発走時刻4分遅延。
・トウシンカーリン号は,発走調教再審査。
エコロアイ、ジョリダム、リバーラの3頭が飛び出してきて、トラベログ、ポリーフォリアも前へ。シングザットソングはイティネラートルと並んで6番手付近で流れに乗っての追走。あれ?こんなに位置取れる馬だったっけ?ブトンドールは中団の内。この後追い上げることを考えると面倒な位置取り。
600M通過33秒2。めっちゃ速い。速過ぎて隊列は縦長。これは差しが飛んでくるぞ。リバーラは終わったっぽい。シングザットソングも沈みそう。ブトンドール辺りに向きそうだ。4コーナーでエコロアイ、リバーラ、トラベログの3頭が並んで、シングザットソングが早くも4番手。あれ?シングザットソングの行きっぷりがやたらいいけど、気のせいかな。
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こんなに要領良い馬だったっけ?
直線に向いてリバーラが先頭に立ったのも束の間、外からシングザットソングが抜け出して先頭。そのまま後続を離していく。あれ?めっちゃ強いんですけど。ブトンドールも来ているんだけど、やはり真っ直ぐ走っていない。懸念的中。ルーフとムーンプルーブが差してきて、大外からジューンオレンジ。ジューンオレンジ!よし、行けるぞ!交わせ!もう少し!ヨッシャー!
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・・・グリーンチャンネル即消し!
テン3ハロン33秒2は直近10年で最速のハイペース、勝ち時計1分20秒7は昨年に次ぐ2位タイの高速時計。これを4コーナー4番手から直線先に抜けて押し切ったシングザットソングの脚力は相当なもの。これは桜花賞でも楽しめそうな素材。奇しくもリバティアイランドと同じドゥラメンテ産駒。
ブトンドールは道中馬群の中を走っていた割に直線での進路確保は上手く行った。むしろルーフとムーンプルーブの間が開いていて追い出し放題の絶好位。しかし馬がモタれっぱなしで鞭を入れられず。知ってたけど、知ってた以上に厄介な癖だった。
![](https://assets.st-note.com/img/1678639053514-CBPcPDEOyw.png?width=800)
パトロールビデオを見ると鮫島騎手の悲哀が感じ取れる。
「進路自体はありましたし、見えていたんですが、勝負どころから右にモタれてしまって、それを直すのに精いっぱいで追えないままゴールしてしまいました。脚はあったし、真っ直ぐに走れていれば勝ったのかもしれないですが、モタれがキツかったです。追えなかったですね」
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