見出し画像

【レース回顧Vol.387】第40回ホープフルS


レース結果・収支

1着【○】レガレイラ(1番人気)
2着【◎】シンエンペラー(2番人気)
3着【-】サンライズジパング(13番人気)
・・・
5着【△】ミスタージーティー(7番人気)
6着【△】シリウスコルト(9番人気)
7着【▲】ショウナンラプンタ(3番人気)
・・・
中止【△】タリフライン(8番人気)
馬複9点的中!(5.3倍) 3連複16点ハズレ
レース収支:-1,970 累計回収/投資:178,200/181,700(98.1%)


率直な感想

レガレイラ、やっぱり出遅れたか・・・。位置悪いなぁ。シンエンペラーは好位に取り付いていい感じ。ショウナンラプンタは掛かって終わったっぽい。レガレイラもこの位置からでは終わったでしょ。シンエンペラーが抜け出して、もう一頭赤い帽子が伸びてきて・・・って、アンタ誰?5番?ハァ?何やねん・・・レガレイラが突っ込んでキター!


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 今開催はずっとAコース使用のまま最終日(9日目)。先週日曜10レースのクリスマスC(3歳以上2勝C/芝1,600M)が1分33秒2、有馬記念(3歳以上GI/芝2,500M)が2分30秒9で決着するなど開催末期でも馬場状態は良好。トラックバイアスは内も外も使える状態でフラット。

  • 明確な逃げ馬は不在。前走逃げ切り勝ちのウインマクシマムも15番枠から行けるだけのスピードは無く、何が行くかは流動的。1,000M通過61~62秒程度の緩い流れを想定。馬場フラットでも緩い流れなら内前先行で決まりそうな気がするが…。

レース指標

LAP:12.5-10.8-12.1-12.5-12.1-12.2-12.1-12.4-12.0-11.5
勝ち時計:2.00.2(良) テン3F:35.4 上がり3F:35.9

レースの振り返り

タリフラインがゲートの中で立ち上がって何やら不穏な雰囲気。まずはそのタリフラインが出遅れ。他にもアドミラルシップ、レガレイラ、ミスタージーティーが出遅れた。GIなのに締まりがないダラけたスタート。外からウインマクシマムが仕掛けていくも、内でヴェロキラプトルとアンモシエラが張り合って先手を主張。最高速度は68.4km/h。サンライズジパング、シンエンペラー、ウインマクシマムらがごった返しながら最初のコーナーへ。

ヴェロキラプトルが先頭で落ち着いた流れ。そこへショウナンラプンタが外を通って前へ。ハミをがっつり取って、口も割っている。あーあ、終わった。シンエンペラーは4番手の内。エエヤンムルザバエフ。タリフラインも内からポジションを上げていく。エエヤンマーカンド。レガレイラは後ろから数えて3頭目、しかも馬群の中を通そうとしている。アカンヤンルメール。1,000M通過は60秒丁度。いくらルメさんでもこの位置からでは持ってこれないでしょう・・・。

レガレイラ(赤矢印)はスタート失敗で位置を取れず後方からの競馬。
いくらルメさんでもこの位置からでは持ってこれないでしょう・・・。

3~4コーナーにかけて後続馬が押し寄せていくところで、レガレイラは馬群の中を通って追い上げていた。いい感じだけどまだ届くかどうか微妙。むしろシンエンペラーが前で持ったまま。外でソワソワしていたショウナンラプンタが外に膨らんで、その外にいたサンライズジパング、ウインマクシマムが大外を通らされて4コーナーで横一杯に広がりながら直線へ。

4コーナーは全体的に外に膨らみ気味。
レガレイラ(赤矢印)は外の集団の直後まで押し上げる。
シンエンペラー(青矢印)は外に膨らむのを是正しながら内へ。
サンライズジパング(緑矢印)は外前から差し込む形。

シンエンペラーがあっさり抜け出して先頭。2番手以降はモタモタして何も来ない。唯一、外から赤い帽子がやってくる。シンエンペラー?いや、シンエンペラーは先頭を走っている。じゃあアンタは誰?5番?いやマジで誰?何やねん・・・と思った瞬間に外からレガレイラ。謎の5番を飲み込み、シンエンペラーも楽々交わしてゴール。凄過ぎワロタ。

レガレイラは相変わらずスタートを出なかったが、それを補って余りある豪脚で並み居る牡馬を一刀両断。最初から大外一気ではなく、馬群を捌きつつ直線でウインマクシマムらを行かせた上で大外に振っての差し切り。ラスト3ハロン加速ラップ、しかも中山の中距離戦でラスト1ハロン11秒5というのはちょっと記憶に無い。ゴール前では手綱を緩める余裕すらあった。スタートが緩いという課題をクリアすれば無双できる素材。

シンエンペラーは楽に前付けして4番手を確保。4コーナーも良い感じで回ってきて、直線に向くところで外に膨らみながら内に寄せて粘り込み態勢。しかしゴール前で大きく外へモタれていってサンライズジパングの進路をカット。大勢には影響しなかったと思われるものの、所々で粗さは目立った。レース運びは上手いのに不器用というよく分からない馬。

・シンエンペラー号の騎手B.ムルザバエフは,決勝線手前で外側に斜行したことについて過怠金50,000円。(被害馬:5番)

競走中の出来事等(JRA発表)

サンライズジパングはシンエンペラーと同様に前のほうに付けたこと、4コーナーで外から差す形に持ち込めたのがドンピシャで嵌った。シンエンペラーに妨害されていなければもっと際どかった。ダートとはいえフォーエバーヤングに1馬身半差に踏ん張っていたこと、カトレア賞がスタートを五分で出ながら無策のまま下げていく内容で負け過ぎだったことで一瞬気になったが流石に手が回らなかった。こんなお馬さん、総流しでないと拾えない。

ミスタージーティーはスタートで出遅れて後方からの競馬ながら、4コーナーで内を丁寧に回って距離を稼ぎ、手応え十分で直線に向いたのをみてイケる!と思ったが見事に前が壁。手応えMAXなのに全く追い出せず、ラスト100Mを切ってからようやく前が開いたが時既に遅し。完全に脚を余しての負け。器用さを身に付ければ重賞の1つや2つは楽に獲れる素材。

前がゴチャついて馬なりのまま動けないミスタージーティー(白矢印)。

シリウスコルトはスタートから前に行く気は無く、中団待機から差す競馬を選択。4コーナーで上手く内を回ってきてこれは!と思わせたものの、競り合いから抜け出せず。これでも芙蓉Sより2秒2も速く走っている。現状の力通りには走ったと思う。

ショウナンラプンタはスタートを決めた上で控える競馬を選択したところ、馬が行く気になって勝手に前に上がっていってしまった。ずっと手綱を引っ張り気味で、4コーナーでは外に張って他馬に迷惑を掛ける始末。こんなに操縦が難しい馬だったとは知らなかった。ブリンカーを付けたほうが良さそう。

・ショウナンラプンタ号は,競走中終始外側に逃避しようとしたことについて平地調教注意。

競走中の出来事等(JRA発表)

タリフラインは出遅れながらも中団の内を確保して、3コーナー過ぎから余裕を持った乗り方が出来ていた。しかし途中からいきなり手応えが悪くなって、マーカンド騎手が鞭を入れて進出を促したタイミングで首を上げて失速。脚ではなく腸骨の骨折(予後不良)とのこと。マーカンドさんは悪くないよ・・・。

・タリフライン号は,競走中に疾病〔両腸骨々折〕を発症したため最後の直線コースで競走中止。

競走中の出来事等(JRA発表)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?