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【レース回顧Vol.45】第18回福島牝馬S

サンクテュエールが勝ち負けの圏内。ドナアトラエンテもやってきている。よし、ディープワンツーで獲った!と思った。ワイドでも23.8倍もあったのか。折角穴馬を見出したのにお金に繋がらなかった。あ~あ。

20210424新潟11R(1)

ムジカが出遅れ。シゲルピンクダイヤもあまり良いスタートではなかった。好スタートを切ったのはカリオストロとディアンドル。まずはこれらがハナを窺う。

20210424新潟11R(2)

ディアンドルがそのままハナ。ロザムールは内から出てきたが自重。カリオストロも深追いしなかった。シゲルピンクダイヤが4番手で、その外にサンクテュエールとアブレイズ。結構前に付けてきた。

20210424新潟11R(3)

サンクテュエールは先に行って、シゲルピンクダイヤは少し下げて6番手。その外にドナアトラエンテが外を通って徐々に押し上げる構え。

20210424新潟11R(4)

1,000M通過60秒6の平均ペースで、ディアンドル(黄)はまだ持ったまま。サンクテュエール(緑)はその直後、ドナアトラエンテ(青)は前がポッカリ開いていつでも進出OKの好位置。

20210424新潟11R(5)

ディアンドルが渋太い。ロザムール、もっと競りかけていけ!って、鞭落としちゃった。サンクテュエール全力追いの後ろで、ドナアトラエンテはまだ追い出しを待っていた。

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サンクテュエールが差し切りそうな感じ。えっ、マジですか!ドナアトラエンテも満を持して追い出し開始。内からムジカも来ている。ディアンドルは一杯一杯。ふっ、これは貰った。

20210424新潟11R(7)

しかし最後の最後でディアンドルがもう一伸び。え~!サンクテュエールは一杯、ドナアトラエンテも来ているがまだ前とは距離がある。ムジカはフィリアプーラの内が割れず後退。結局ディアンドルが僅差で粘り込んで終了。

逃げて好走中のロザムールがここもハナを主張するが、テンの速さからすれば短距離を中心に使われているカリオストロのほうが上。絡まれるか、先に行かれそうな感じ。1,000M通過は59~60秒台、それでいて上がりも速いとなると単純に持ち時計の速い馬、上がりの速い馬を買っておけば良いのでは。

ドボン。ディアンドルの存在を見落としていた。愛知杯でハイペースを作り出した張本人で、小倉大賞典はトーラスジェミニの大逃げを単独2番手で付いていっての3着。今回はその小倉大賞典から1,000M通過2秒6も遅い溜め逃げ。う~む、3連複の紐に入れるべき馬だった。

1着-ディアンドルは好スタートからハナを取り切り、堂々と溜め逃げを実践。ここ2走ハイペースできつい競馬をしてきただけに、先頭で楽が出来る今回のシチュエーションはまさにおあつらえ向きの展開。ラスト一杯の手応えからまた伸びたのは地力の成せる業。参った。

2着◎ドナアトラエンテは道中外から無理なく押し上げ、直線に向いたところで既に進路を確保。内回りとの合流地点でようやく追っ付けて残り300M辺りで鞭を入れてスパートするもジリジリとした伸び。川田騎手はこの馬に初騎乗で、脚を測り損ねたような負けだった。

3着△サンクテュエールはスタートから促して前に出していき、先行集団の直後に付けての追走。直線でロザムールの外に出して早めのスパート、一旦はディアンドルに並びかけて交わしたかと思った。やはり直線平坦の軽い馬場なら走る。次走以降も同様の条件なら狙いに加えたい。

5着△ムジカは出遅れて後方からの競馬。その後内から押し上げて、直線に向くところで6番手付近。そのまま最内から脚を伸ばそうとしたところ、フィリアプーラに内の進路を奪われる形で詰まって後退。先に抜けていればというところ。前の追い出しを待ったのが結果的に仇になった。

7着○シゲルピンクダイヤもあまり良いスタートではなかったが、無難に押し上げて中団馬群の中。直線に向いてもまだ馬群の中、追い出してからの反応もイマイチ。ラストにかけて伸びてきてはいたが前を捉えるような勢いはなかった。この馬にとって新潟の直線は長過ぎた。

11着▲パラスアテナはスタートから前に行く気配をみせず、どんどん下げて最後方付近からの競馬。終始外を回る形で進出はフリーだったが緩い流れで押し上げ切れず、直線に向いても後ろから数えた方が早い位置。直線は周りと同じ脚色で埋没。明らかに戦法ミスでこの結果は度外視可。

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