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【レース回顧Vol.37】第53回ダービー卿チャレンジトロフィー

ソーグリッタリング、全くダメでしたね。2番手評価のカテドラルは外差しで普通に通用したのに。ボンセルヴィーソはキャラ濃過ぎ。

2021ダービー卿CT過去10年前走3勝クラス3番人気以内勝ち上がり馬成績一覧

検討段階でボツにしたデータ。過去10年、前走で3勝クラスを3番人気以内に推されて勝った馬の成績一覧。延べ12頭が出走して【5・1・1・5】。今年の該当馬はウインカーネリアンとテルツェットの2頭だったのだが、ウインカーネリアンが出走を取り消してテルツェットのみ該当。レースには特有の癖みたいなものがある。これがレース傾向に基づく予想の肝。

20210403中山11R(1)

ボンセルヴィーソが絶好の飛び出し。スマイルカナ、ソーグリッタリングと両隣の2頭も前へ。レイエンダも良いスタートだったのにガクッときて後ろに下がっていった。丸山騎手もしきりに後脚を見遣っていた。

20210403中山11R(2)

レイエンダはスタート直後に後脚が変な方向に向いた直後にスピードダウン。いきなり脚を痛めてしまった模様。これは辛い。はい、元POG馬です。

20210403中山11R(3)

先手を奪ったのはマイスタイル。外から詰め寄ってハナ確定。続いてトーラスジェミニが入ってスマイルカナは3番手。メイショウチタンも掛かり気味にやってきてやはり前が固まり気味。差しが効くパターン入りました。

20210403中山11R(4)

ソーグリッタリングはボンセルヴィーソの直後、5~6番手。想定通りの位置取り。後は内を捌けるかどうか。ルフトシュトロームも先行集団の最後尾で悪くない位置取り。

20210403中山11R(5)

4コーナーで後続が一気に詰め寄り、ほぼ一団で直線へ。テルツェット(黄)とカテドラル(青)は外、ボンセルヴィーソ(緑)は馬群の中から追い上げ態勢。ソーグリッタリングも内にスペースがあって追い出せる状況。スマイルカナは最内に張り付いているものの既に手応え一杯。

20210403中山11R(6)

テルツェットは馬場の良いところより一頭分内を通って抜群の伸び。カテドラルも同じコースを通って伸びてきた。内からはボンセルヴィーソもやってきていたが勢いの差は歴然。ハイペースだったこともあり、内の先行勢は総じて伸び悩んだ。

20210403中山11R(7)

他の14頭が入線した遥か後方で、懸命にゴールを目指すレイエンダ。丸山騎手は当然追わず、おかしな兆候があったらすぐ止めるような構えで乗っていた。結局勝ち馬から22秒3遅れてゴールイン。よく頑張った。

スマイルカナが最内を活かしてハナを窺うも、外からトーラスジェミニがやってきてペースアップ。ボンセルヴィーソが3番手、他にもマイスタイル、アトミックフォースも外から競りかけてきそうでいかにも前掛かり気味。テン3ハロン34秒台前半、道中先行集団の直後に付けそうな差し馬に向く流れ。

ビンゴ。テン3ハロン34秒3、1,000M通過57秒1。普通に差し馬から買えば良かった。先行集団の一段後ろがスイートスポットと考えたが、単純に外差し狙いが正解だった。

1着-テルツェットは行き遅れる形で後方からの競馬。道中は先行集団を俯瞰する感じで中団を追走。3コーナー過ぎから仕掛け、4コーナー手前で鞭を入れて捲り上げながら直線でも最後までしっかりとした脚を使った。ハイペース&早仕掛けで普通に通用したし、今後も要注目。

2着○カテドラルもあまり良いスタートではなく、後ろから3頭目を淡々と追走。3コーナー過ぎから外を通って追い上げ、テルツェットの直後に取り付いて直線へ。内にモタれるのか、田辺騎手がしきりに手綱を外側に絞っていた。このロスが無ければもっと際どかった。次走以降も普通に買い。

3着△ボンセルヴィーソは絶好のスタートを切った上で道中は5番手の内。直線で内を立ち回って2番手まで押し上げたところをテルツェットに捕捉され、ゴール手前でカテドラルにも交わされてしまった。中山マイルで先行できた時は本当に渋太い。渋太いが詰めが甘い。

12着◎ソーグリッタリングはスタートして良い位置を取れたものの、外からマイスタイルらが締めてきて内に閉じ込められる形。直線に向いたところでスペースがあったものの、先にボンセルヴィーソに入られてその後付いて行けなくなった。調教パターンを変えても馬具を付けても効果無しでは…。

13着△ルフトシュトロームはまずまずのスタートを切るも位置は取れず、先行集団の最後尾という何とも言えない位置取り。そのままソーグリッタリングに付いて行って内突きの構えも進路が無く追えず。外にも持ち出せず、そのまま流してフィニッシュ。負けるべくして負けた感じ。

14着△スマイルカナはパドックからテンションが高く、ゲートの中でもソワソワしていて僅かにタイミングが合わず軽く出負け。道中3番手追走も気負い気味、4コーナーで早くも手応えが怪しくなって直線では全く踏ん張りが利かなかった。ここを使った後の変わり身に期待したい。

15着▲レイエンダについては前述の通り。スタート直後からしんどいレースになってしまった。

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