見出し画像

【レース回顧Vol.380】第59回中日新聞杯


レース結果・収支

1着【△】ヤマニンサルバム(2番人気)
2着【-】ハヤヤッコ(13番人気)
3着【-】ピンハイ(4番人気)
4着【△】キラーアビリティ(8番人気)
5着【▲】シュヴァリエローズ(7番人気)
・・・
9着【◎】リューベック(1番人気)
・・・
12着【○】ホウオウビスケッツ(3番人気)
・・・
馬複4点ハズレ 3連複6点ハズレ
レース収支:-1,000 累計回収/投資:173,710/171,000(101.6%)


率直な感想

ユニコーンライオン、最後の渾身の逃げ!・・・って、ホウオウビスケッツ空気読んでよ。何で口割ってんの?リューベックもなんか掛かってるし。結局どっちもぶっ飛び。ヤマニンサルバムが番手から難なく押し切って、2着は白い馬?金子さんの馬でもそっちですか。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 中京はAコース使用3週目。Aコースは7月9日以来の使用で、基本的に内が伸びる馬場。しかし先週のレースを見る限りでは外差しもそれなりに決まっていてフラットといった印象。時計はやや速い程度。

  • ユニコーンライオンは引退レースということで全力で行くはず。ただ往年の行きっぷりは既に無く、ヤマニンサルバムとホウオウビスケッツの4枠2頭が楽にマーク。後ろから行く馬が多く、前は相対的に楽出来そう。中団より前での決着を想定。

レース指標

LAP:12.6-10.5-11.6-12.8-12.7-12.0-11.8-11.3-11.5-12.0
勝ち時計:1.58.8(良) テン3F:34.7 上がり3F:34.8

レースの振り返り

ユニコーンライオンはまずまずのスタートを切って出鞭連発。引退レースだし、最内枠だし行くっきゃないよね。うんうん。ってあれ?ホウホウビスケッツさん?何でガチで張り合ってるの?空気読めよ・・・。え、交わすんかい!何か口割ってるし、大丈夫かコレ?

出鞭に見せ鞭も駆使してハナを奪う気満々のユニコーンライオン(白矢印)。
ホウオウビスケッツ(黄矢印)は顔を斜めにして折り合わない様子・・・。

ヤマニンサルバムはジャンカズマにも先に行かせて4番手の内。ここから差して来れるかどうか。スパイダーゴールドは5番手の外で折り合いはイマイチ。リューベックはこの後ろで幾分持って行かれ気味。うーん。キラーアビリティはこの後ろ、中団の外。これはナイス。ピンハイはあの枠からだと中団の後ろになってしまうよね。しかしみんな固まってるな・・・。

ユニコーンライオンの鞍上・国分優作騎手が後ろの様子を振り返る。
みんな離れず付いて来ていた。

直線に向いてユニコーンライオンがホウオウビスケッツの外から交わしに行く。最後の意地。しかし徐々にホウオウビスケッツから遠ざかっていく。代わりにこの外からヤマニンサルバムが進出。後ろからはまだ来ない。リューベックは内に入れての差しだったがフラつきまくり。オワッタ。ホウオウビスケッツも残り200Mで脚が上がって、2番手争いは俄かに混戦。しかし何が2着だったのかはすぐに分かった。何でかって?真っ白だったから。

ヤマニンサルバムは前の2頭がお互いガリガリ張り合ってくれたことでこの後ろのインコースで悠々自適。4コーナーでジャンカズマが先に仕掛けてくれたことで内の空間を広々と使えていた。結果的に差し合戦となった中で唯一先行での勝利。やはりこの馬は競り合いに持ち込まれなければ強い。

前の3頭が比較的早めに動いていったことで好位の内は広々とした状態。
ヤマニンサルバム(赤矢印)はいつでも発進OK。

ハヤヤッコは昨年5着、金鯱賞でもアラタを脅かす差しで4着、函館記念でも地味に5着まで来ていたし、アリナシで言えばアリ。今回はフラット馬場の外差しで通用した。穴狙いってこういう馬を拾うことなんだなぁと思った。相手関係が楽になるという意味でキラーアビリティを狙ってみたものの、こちらは位置を取った分ハヤヤッコに差し負け。ハヤヤッコと同じく外差しに賭けたピンハイにも斤量差で競り負けた。

シュヴァリエローズとリューベックは直線で内を突きにきたものの、馬場はフラットで結果的に外差しの餌食。リューベックは最初の鞭で外に行くなど真っ直ぐ走っていなかった。追い切りの時計こそ出ていたが、16kg増が示す通り馬体は仕上がっていなかった模様。シュバリエローズはリューベックの外から追い上げる最中でリューベックから寄られて若干のロス。ただジリジリとした脚で上位4頭には完全に力負けの内容だった。

左鞭に過剰反応して外へ行くリューベック(白矢印)。
シュヴァリエローズ(黄矢印)は若干押される不利。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?