見出し画像

【レース回顧Vol.269】第37回根岸S

レース結果・収支

1着【◎】レモンポップ(1番人気)
2着【○】ギルデッドミラー(2番人気)
3着【△】バトルクライ(4番人気)
4着【▲】タガノビューティー(6番人気)
・・・
14着【△】テイエムサウスダン(3番人気)
・・・
馬複4点的中!(3.9倍) 3連複6点的中!(10.7倍)
レース収支:+460 累計回収/投資:1,460/11,600(12.6%)


率直な感想

こんなレース、誰でも当てられる。もはや先週日曜の時点で分かっていた。しかし武蔵野Sのワンツーなんて超絶面白くないし、レモンポップの粗探しに勤しむ気持ちも分からなくはない。実際、私も一週間かけて一生懸命粗探ししつつ、穴馬の発掘にも取り組んだがどれもピンと来なかった。だったらケンするか、絞って買うかの2択。「(穴馬に)来てほしい」、「(大本命に)飛んでもらいたい」は予想ではなく希望。今回レモンポップの評価を低くしていた予想をいくつか目にしたが、どれもこじつけのような苦しい言い訳になっていて到底納得できるものではなかった。安くても、面白くなくても、私は予想をしたい。


テーマの振り返り

テーマ無しにつき省略。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 今週は降雨無し。月曜から金曜にかけてクッション砂の砂厚を9cmに調整。寒過ぎて水を撒けない上、金曜に凍結防止剤を散布。含水率は4コーナー2.7%、ゴール前2.6%とパサパサ。

  • 土曜のダートは逃げも差しも決まっていたが総じて時計が掛かっており、上がり3ハロンも36秒後半から37秒台と力が要る馬場状態。

  • ペース想定:平均(59秒後半~60秒台)

  • 飛ばして逃げる馬は不在。内枠のオーロラテソーロ、ヘリオス、ホウオウアマゾンが一応の逃げ候補。何が行くにしても押し出された逃げで、直後は離れず一団の追走。直線に向いてレモンポップが満を持して前を捉えに行くところを差し馬が強襲の構図。前が固まりそうなだけに外差しが効きそう。

レース指標

LAP:12.2-11.0-11.4-12.0-11.9-11.6-12.4
勝ち時計:1.22.5(良) テン3F:34.6 上がり3F:35.9

レースの振り返り

オーロラテソーロとヘリオスが並んで飛び出してレースを主導。テイエムサウスダンが早めの競馬に出て、レモンポップは外のエアアルマスを行かせて5番手追走。前が固まった状態で直線に向き、レモンポップが全くの持ったままで先頭に替わる。外からバトルクライ、タガノビューティー、ギルデッドミラーが追い上げるも、レモンポップが余裕を持ってこれらを退けて完勝。

レモンポップが先頭に立ってから外差し強襲という展開読みズバリ。昨年2着のヘリオス(15着)など、レモンポップ以外の先行馬を全て切ったのは正解だった。テイエムサウスダン(14着)は結果的に先行策が裏目。1,000M通過58秒5は想定より速かったが、例年並みで特段速いということはなかった。勝ち時計1分22秒5は過去10年の良馬場で最速。昨年よりコンマ6秒速く、モズアスコット(次走フェブラリーS勝ち)が勝った2020年よりコンマ2秒速かった。レースレベルは高そうで、今回の上位勢はフェブラリーSでも勝ち負けになるはず。

レモンポップは直線に向いてから何もしていないのに勝手に先頭。本当に何もしていないのでレースを見ていない人はリプレイで確認してみてほしい。ギルデッドミラーは凍結防止剤が撒かれて重くなった馬場でも35秒フラットで上がってくるのだからやはり強い。ジュンライトボルトに続く芝からダート転向馬によるGI制覇の可能性は十分。三浦騎手が男になる日はそこまで来ている。

レモンポップ(赤矢印)は持ったままで楽に先頭で勝負あり。
ギルデッドミラー(青矢印)は進路を探して外へ切り出し。
バトルクライ(緑矢印)は中団後方の外から無理のない進路選択。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?