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【レース回顧Vol.169】第40回ニュージーランドトロフィー

レース結果・収支

1着【-】ジャングロ(3番人気)
2着【▲】マテンロウオリオン(1番人気)
3着【-】リューベック(6番人気)
・・・
7着【◎】デルマグレムリン(4番人気)
8着【○】サーマルウインド(8番人気)
9着【△】アバンチュリエ(5番人気)
・・・
馬複4点ハズレ 3連複6点ハズレ
レース収支:-1,000 累計回収/投資:28,050/48,500(57.8%)


率直な感想

◎にしておいて言うのも何だけど、デルマグレムリン4番人気とかバカじゃないの?全く人気無いと思ったのに、こんな人気なら狙う意味がない。今年一番の謎オッズ。みんな狙い過ぎだって。素直にマテンロウオリオンから行けばいいのに、敢えて◎デルマグレムリンにして外すって残念過ぎる。


テーマの振り返り

関西圏のレースを経由した関西馬に注目→ビンゴ!

同じ関西圏のレース経由でも関西馬と関東馬で大きな差が生じている。関西圏から「攻めてきた」関西馬は厚めに買い、関西圏を経由した関東馬はお釣りがないとみて消しも一考。ちなみに関東圏のレースを経由した関西馬は延べ13頭が出走して全滅。こちらもお釣りなし。

出走した関西馬5頭のうち4頭が1~4着、関西圏から攻めてきた関西馬がワンツー。弥生賞を経由したリューベックが3着に「健闘」。関西圏を経由した関東馬(ティーガーデン)は人気を集めて凡退。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

Bコースに替わった先週からトラックバイアスが一変。外差しが決まるようになってきた。ダービー卿CTはともかく、翌日の1勝クラスのマイル戦でオメガロマンスが大外最後方から突き抜けたのは印象的だった。今回はジャングロが引っ張ってある程度流れそうなだけに外差しを念頭に置きたい。レースの時間帯は南南西5Mの強い風が吹く予報で、向こう正面は向かい風になって押さえつけられることで先行馬の消耗が早そう。やはり差し中心の見立てが正解か。

レース指標

LAP:12.3-11.2-11.2-12.1-12.0-11.7-11.4-11.6
勝ち時計:1.32.8(良) テン3F:35.3 上がり3F:34.7

ジャングロが抑えを効かせて単騎逃げに持ち込み、直線十分なリードを活かしつつマテンロウオリオンを差し返して勝利。ラスト3ハロンが11.7-11.4-11.6の並行ラップで前が止まらず、後ろから行った馬は漏れなく凡退。馬場は外差しでも、展開は完全に前残りだった。


好走・凡退馬寸評、補足

1着【-】ジャングロ

外から迫ってきたマテンロウオリオン(青矢印)を差し返すジャングロ(赤矢印)。
道中の息の入った逃げに加え、ラチから離れての差し返しも意外。

スタートを決めてラチに寄せ、早々と単騎逃げ態勢を確立。予想に反し抑えの効いた逃げで、全くの持ったままで直線へ。楽勝かというところへ外からマテンロウオリオンが迫ってきて簡単に並ばれてしまい、これまでかと思いきや差し返して先着。道中息が入って直線差し返すとか、こんなに奥深い馬だとは思わなかった。ただ今回は他に突かれず、全てにおいて上手く行き過ぎな感じもしなくはない。「ウマ娘」でお馴染み・サイバーエージェントの藤田晋オーナーはこれが重賞初制覇。

2着【▲】マテンロウオリオン

デルマグレムリン(青矢印)の更に外をぶん回すマテンロウオリオン(赤矢印)。
力に任せて勝ちに行く競馬でジャングロに併せるところまで行ったが・・・。

スタートを五分に決めた上で道中は中団。途中で勝手に上がっていきそうになり、リューベックの後ろに入れて我慢。4コーナーで捲り態勢のデルマグレムリンの後ろから大外に振って直線へ。一頭だけ違う脚色でジャングロに迫り、これも捉えてゴールかというところでまさかの差し返しに遭って負け。大外ぶん回しの大味な競馬で、今回は試走的な意味合いが濃かったように思う。

3着【-】リューベック

スタートして外へ行ってしまい、リカバーして4番手の外。4コーナーで押っ付けながら位置をキープ、直線でジリジリ詰め寄って3着。控える競馬で復調を示せたのは収穫。初めて馬体が絞れたのもプラスに作用したか。距離はもう少しあった方が良さそう。

7着【◎】デルマグレムリン

スタートで速攻置かれた上に押しても進んでいかず、後方からの競馬が確定。3コーナー過ぎからジワジワとポジションを上げ、4コーナーで捲ってくるかと思ったがその後ろにいたマテンロウオリオンに外を捲られ、直線サッパリ伸びず敗退。シンプルに弱い。少なくともマテンロウオリオンには何回やっても勝てそうにない。

8着【○】サーマルウインド

ジャングロ(青矢印)が壁で抜け出せないサーマルウインド(赤矢印)。
幾ら内突きの名手・岩田康誠騎手でもこの隙間は割れない。

行き脚が付いて楽に3番手を確保。一貫して内を通り続け、直線も内から抜けてくる算段も、ジャングロが壁で抜け出すスペースが無く立往生。ジャングロが外に行って前がガラ空きになった時には既に手応えが尽きていた。これは作戦負け。

9着【△】アバンチュリエ

スタート直前にゲートの後ろにモタれかかって見事に出遅れ。前走と全く違うレース運びになってしまい、後ろを付いて回っただけで終了。共同通信杯はスローで掛かって負け。重賞でまた脆さを曝け出してしまった。

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