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【レース回顧Vol.348】第41回関西テレビ放送賞ローズS
レース結果・収支
1着【△】マスクトディーヴァ(7番人気)
2着【◎】ブレイディヴェーグ(1番人気)
3着【○】マラキナイア(5番人気)
・・・
5着【△】ココナッツブラウン(8番人気)
・・・
14着【▲】ラヴェル(2番人気)
15着【△】ブライトジュエリー(6番人気)
・・・
馬複5点的中!(21.5倍) 3連複10点的中!(84.5倍)
レース収支:+9,100 累計回収/投資:137,220/122,800(111.7%)
率直な感想
阪神、前が止まらない!しかも3歳以上3勝クラスのマイル戦で1分31秒9って。時計速過ぎ!こんなの、鈍足馬は切れって言ってるようなもの。ソーダズリングもラヴェルも脚遅いし、これは波乱の匂いがする。その点、ブレイディヴェーグには持ち時計がある。スタート決めてくれたら楽勝。・・・ですよねー。あ、これ終わったわ。絶対無理。ここから来たらギャグ。おーん、来るんかい。2着で御の字。つーか、1分43秒0って何?小倉ダート1,700Mの勝ち時計かな?
トラックバイアス分析・展開予想の振り返り
レース前の見解
土曜メインのケフェウスS(3歳以上OP/芝2,000M)はハイペースとはいえ1分57秒2で決着。これは大阪杯(1分57秒4)を抜き、今年の阪神で最速。雨が降らず馬場は高速を維持。
ユリーシャとリサリサが速く、これにコンクシェルが絡むと例年より流れそうな感じ。馬場も高速だけに持ち時計はあったほうが良い。穴を狙うなら直線だけ脚を伸ばすという瞬発力タイプよりも時計実績ある先行馬。
レース指標
LAP:12.4-10.8-11.2-11.3-11.6-11.7-11.2-11.0-11.8
勝ち時計:1.43.0 R(良) テン3F:34.4 上がり3F:34.0
レースの振り返り
この日の阪神は前残りのオンパレードで、かつ時計が速かった。10レースの仲秋S(3歳以上3歳C/芝1,600M)が1分31秒9で決着したのを見て、持ち時計が遅い馬は要らないなと思った。高速馬場のオークスで派手に飛んだソーダズリングは切っといて良かった。ユリーシャとリサリサが速いし、レコードもあるかなと思ったら1分43秒0?何やねんこの時計は・・・。
ブレイディヴェーグが当然のように出遅れ。おそらく現役馬の中でトップ3に入るレベルのスタート下手。これは織り込み済みなので、後はルメさんのポジショニング技術に託す。前はユリーシャとリサリサが出て行って、ソーダズリングも顔を覗かせていた。よし、行け行け。行って失速してくれ。レミージュを挟んでラヴェルも前。どうやらスタートは普通に出たらしい。ただ手綱を引いて抑え気味の追走。
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マスクトディーヴァ(赤矢印)は外枠からスタートを決めて位置取り自在。
マスクトディーヴァは中団の外。縦長を考えればなかなかの位置取り。マラキナイアを挟んでブレイディヴェーグはその後ろ。うーむ、厳しい。これは厳しいよ。結構流れているらしく、道中抜きどころが無い。それもそのはず、1,000M通過は57秒2(実際は57秒3)の表示。速過ぎ。これは前は止まる。しかしブレイディヴェーグはまだ後ろ。あーあ、無理だ。これは無理。後ろ過ぎる。ここからでは間に合わない・・・。
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ブレイディヴェーグ(青矢印)はまだ後方、捌けるかどうかも微妙。
直線に向いて先行馬が内で頑張っていたが脚色はヘロヘロ。ソーダズリングは内から1頭分外に持ち出してスパートするも無反応。で、外から同じ勝負服の緑の帽子。何コレ?マスクトディーヴァ?ほー、やるやん。それよりもブレイディヴェーグ。結構面倒臭い位置を走ってる。・・・残り200Mを切って、やっと捌けた!5!ごー!ゴー!Go!キター!けど届かない!でも馬複は当たり。最後にマラキナイア@川田さんも飛んできて3連複もヒット。
![](https://assets.st-note.com/img/1694947482087-8bejJUr4ef.png)
マラキナイア(緑矢印)は一番外からの追い込み。
しかし前は完全にマスクトディーヴァが抜け出して独走状態。
マスクトディーヴァは外枠から流れに乗り、何にも邪魔されず外差しに向けて完勝。この日はとにかく時計が速く、鈍足では来れない馬場だったが、オール野芝のここで上がり3ハロン33秒2で突き抜け。母方の祖母ビハインドザマスクは23年前のセントウルSでGI馬ブラックホークをなで切ったキレッキレのスプリンター。面白い馬が出てきたという印象。
ブレイディヴェーグが強いのはリサーチ済み。出遅れ女王というのもリサーチ済み。内枠から出遅れたらポジショニングが困難になるというのも織り込み済み。それでもこの馬から狙ったのは差しで十分間に合うと考えたため。実際、ほぼ不可能な位置から捌いて2着。直線追い出しを待たされながらもメンバー最速の上がり3ハロン32秒9。本番は外枠の偶数番が取れたらマスクトディーヴァは確実に逆転できる。リバティアイランドを負かすのは厳しいか・・・。
マラキナイアはブレイディヴェーグのすぐ前から直線外に振っての追い込み。本番は絶対的存在のリバティアイランドに騎乗する川田騎手にとって、ブレイディヴェーグらの脚を図るまたとない機会。すぐ内にいたラファドゥラから何度かプレッシャーを受けつつ大外から追い込んで3着に来たが、川田騎手にしてはかなり激しい乗り方をしていた。前2頭の切れ味を体感した上で、本番でリバティアイランドをどう操るか。紫苑Sを制したモリアーナを含めて、秋華賞戦線はキレ馬だらけ。
・ラファドゥラ号の騎手木幡巧也は,最後の直線コースで外側に斜行したことについて過怠金10,000円。(被害馬:10番)
ゴール手前で同時に不利発生。ソーダズリングは中央から内に寄ってきたココナッツブラウンに、ラヴェルは内から外にヨレたフォーチュンコードに、それぞれ幅寄せされて失速。ほぼ同時にオークス経由の人気馬が不利を受けて失速する画はある意味必見。但し不利を受ける前から失速気味だったので、不利が無かったら上位に来たとは思えない。むしろソーダズリングとココナッツブラウンの間を抜きに行ったアンリーロードが走りにくそうな場面があり、スムーズなら3着があったかもしれない。
![](https://assets.st-note.com/img/1694949369648-BuTpcpjUvn.png)
アンリーロード(右白丸内・黄矢印)はこの不利が無ければ3着だったかも。
・フォーチュンコード号の騎手秋山真一郎は,最後の直線コースで外側に斜行したことについて戒告。(被害馬:3番・7番)
・ココナッツブラウン号の騎手横山武史は,最後の直線コースで内側に斜行したことについて戒告。(被害馬:9番・2番)
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