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【レース回顧Vol.403】第58回共同通信杯


レース結果・収支

1着【◎】ジャスティンミラノ(4番人気)
2着【○】ジャンタルマンタル(1番人気)
3着【-】パワーホール(9番人気)
・・・
6着【▲】ベラジオボンド(5番人気)
7着【△】ミスタージーティー(2番人気)
8着【△】フォスターボンド(7番人気)
・・・
単勝1点的中!(6.6倍) 馬複4点的中!(10.5倍) 3連複6点ハズレ
レース収支:+610 累計回収/投資:11,840/19,800(59.8%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+1,100


率直な感想

東京は相変わらず速くて後ろから差すのは厳しい状況。これはジャスジャンで決まりと読んでドンピシャ。ドスローでパワーホールが残ったのは誤算だったけど結果には満足。ミスタージーティーは鈍い馬なのでこの展開ではどこにもいなくて当然。不利を受けてなかったら突き抜けてた?広い東京なら勝てる?競馬はそんなに単純じゃないよ。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 東京は前日土曜の雲雀S(4歳以上3勝C/芝1,400M)が1分20秒3、クイーンC(3歳牝馬GIII/芝1,600M)が1分33秒1で決着しており、依然として高速を維持。ただいずれも外差しの馬が勝っており、先週と比べると内有利の状況が消失している。内が全く使えないということでもないのでフラットと判定したい。

  • 明確な逃げ馬不在。パワーホールがハナ、ジャスティンミラノとベラジオボンドも楽に前へ。ジャンタルマンタルも馬なりで好位を確保。ペースは流れず一団で推移、直線の決め手比べ。速さよりも溜めて伸ばす適性を重視したい。

レース指標

LAP:12.8-12.2-12.3-12.7-12.7-12.2-11.4-10.9-10.8
勝ち時計:1.48.0(良) テン3F:37.3 上がり3F:33.1

レースの振り返り

内枠3頭が出負け。望来君、またですか・・・。外のほうが軒並み好スタート、パワーホールが早速前へ。エコルヴァルツが続いて、ジャンタルマンタルは3番手の外。最高速度は64.0km/h。遅っ!これでも単騎逃げに持ち込むのには十分だった。

エコロヴァルツもジャンタルマンタルも好位で行きたいのをひたすら我慢。と、そこへジャスティンミラノが外から交わして2番手。折り合いピタリ。めっちゃエエヤン・・・。これで負けたら仕方無いレベル。ベラジオボンドは中団の内。望来君、後で職員室に来なさい。ミスタージーティーはその外、馬群の中。また詰まるんじゃないのコレ?フォスターボンドはまた後ろからの競馬。今日の馬場だとしんどいぞ・・・。

パワーホール先頭、エンヤラヴフェイスが外から捲り上げてジャスティンミラノに並びかけて直線へ。ジャンタルマンタルは4番手に下がってもまだ追い出さない。ジャスティンミラノは持ったまま。パワーホールも一丁前に脚を溜めて二の脚発動の構えだったが、残り200Mで鞭が入ったジャスティンミラノの敵ではなかった。ジャンタルマンタルが追い込んできてもお構いなし。ラストは流していた。

ジャスティンミラノにとって明確な逃げ馬(快速馬)不在の状況はレースがし易かった。デビュー戦のテン3ハロンが37秒8で、今回は37秒3。勝ち時計1分48秒0は良馬場に限ると直近10年で2014年(勝ち馬イスラボニータ)の1分47秒7を下回る最遅。ちなみに同じ距離で行われた未勝利戦のテン3ハロンは35秒8で、勝ち時計は1分46秒2だった。ここでは強かったが、ペースが上がってもこの強さを維持できるかは不明。

ジャンタルマンタルは前半折り合いを欠きながら上がり3ハロン32秒6の脚を使ってくるのだからやはり只者ではない。スピード解放のマイル戦が最適。クラシックはサンデーの血が入っていないので苦労しそうではある。パワーホールは展開利。これだけドスローで行かせてもらえれば残る。明確な逃げ馬不在の状況に前残り傾向の馬場状態をもっと加味すべきだった。

ベラジオボンドはスタート出負け、内枠が災いしてリカバーできずに後ろに置かれて終了。直線は外に張っていた。真っ直ぐ走らないというのは予想の際に触れた通り。まだ馬が若い。ミスタージーティーはこのペースで差しでは無理。行き脚が弱くてレースメイクが出来ないのは周知の事実。明確な逃げ馬がいないここで厚く買う選択肢は私には無かった。フォスターボンドは今回も出遅れて終了。何でこんな馬買っちゃったんだろう?

エコロヴァルツはスタート直後に内に切り込んでショーマンフリートらの進路をカット。行き脚が付いて掛かってしまい、脚が溜まらずフェードアウト。朝日杯FSの乗られ方からしてここはお客さんだと思ったが正解。ショーマンフリートはマイルしか経験が無かったし、ここで買える材料は皆無だった。豊さんでもルメさんでも、適性の無い馬は買わない判断が出来た。

・エコロヴァルツ号の騎手武豊は,発走後に内側に斜行したことについて過怠金50,000円。(被害馬:5番・4番・2番)

競走中の出来事等(JRA発表)

レース結果からの教訓

  • 共同通信杯は例年先行先抜けジャスティス。東京で先行勝ちしているなら激アツ。今回のメンバーで東京で先行勝ちしていたのはジャスティンミラノだけだった。

  • 明確な逃げ馬不在ならとりあえず逃げそうな馬をマークすること。末脚強烈でもスタートが遅い馬は地雷。今回で言えばミスタージーティーやフォスターボンドに印を回しているようでは上手い人の養分。

  • テキ(調教師)が吹いたら疑うこと。競馬に感情論は不要。矢作さんのホープフルS後コメント「完全に騎乗ミス。勝ちまであった。ひどい競馬です。将来性はすごいものがあるし、かなり能力は高いです。これからも追いかけていただきたいです」。酷いと思ったのは「勝ちまであった」という部分。不利を受ける競馬しかできない、そういう馬を育てた調教師が悪い。

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