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【レース回顧Vol.137】第39回東海テレビ杯東海S

レース結果・収支

1着【-】スワーヴアラミス(7番人気)
2着【○】オーヴェルニュ(1番人気)
3着【-】ブルベアイリーデ(3番人気)
4着【△】サンライズホープ(2番人気)
・・・
6着【△】プリティーチャンス(13番人気)
・・・
9着【◎】デュードヴァン(5番人気)
・・・
13着【▲】アイオライト(4番人気)
馬複4点外れ 3連複6点外れ
レース収支:-1,000 累計回収/投資:9,430/10,500(89.8%)


率直な感想

イッツクール、サンライズホープに外からアッサリ締められるとか何やってんの?デュードヴァンがインの好位を取り切ってよっしゃ!と思ったけど、直線サッパリ伸びず。途中で転厩するような馬を軸で買ったらアカンわな。終わってみればチャンピオンズC組かつ重賞勝ち馬のワンツー、4着もチャンピオンズC組かつ重賞勝ち馬。格下は格下でしかなかったという結果に。


テーマの振り返り

若駒優勢傾向あり→ハズレ

連対率は5歳以下の馬が23.2%となるのに対し、6歳以上の馬は7.5%と3倍以上の開きがある。6歳以上の馬のワンツーは2014年のみ。軸は5歳以下の馬の中から選びたい。

今年は7歳→6歳→6歳の順に入線。チャンピオンズC経由の重賞勝ち馬が実力を誇示した。来年以降は前走レース格をテーマに加えてみることにする。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

中京ダートはひたすら前が残っていて、土曜のダート7レースは4コーナーで先頭に立っていた馬が4勝2着3回のオール連対。とりあえず前に付けて流れ込むのが一番手っ取り早い。しかし「ハナに行かないと駄目」と武英智師から逃げ宣言が出たイッツクールが玉砕逃げ。アイオライト、グレートタイムがこれに続く。サンライズホープは外からこれらを追いかけて4番手。オーヴェルニュ、ブルベアイリーデも前に行きそうで、人気どころは総じて前。イッツクールが飛ばしてくれるなら狙いは差し。

レース指標

LAP:12.7-11.3-12.2-12.2-12.6-12.8-12.5-12.5-12.9
勝ち時計:1.51.7(良) テン3F:36.2 上がり3F:37.9

振り返り

この日のダートは逃げ先行と差しが半々。イッツクールの玉砕逃げ失敗でアイオライトが先頭、1,000M通過61秒0の平均ペース。重賞ともなるとこの位のペースなら捲り上げが効く。3コーナー過ぎからブルベアイリーデとスワーヴアラミスが動いていって、中団以降が軒並み早仕掛けの展開に。内から早めに抜け出して勝ちに行ったオーヴェルニュとサンライズホープに外からブルベアイリーデとスワーヴアラミスが強襲。前と後ろのぶつかり合いで面白いレースだった。


好走・凡退馬寸評、補足

1着【-】スワーヴアラミス

向こう正面でブルベアイリーデ(青矢印)に向かって外に移動するスワーヴアラミス(赤矢印)。

今回も出鞭を入れても進んでいかず早々と後方待機が確定。1コーナーで内に入れ、向こう正面で外からブルベアイリーデがやってくるとこれに併せていった。松田騎手は2コーナーで外を覗くような仕草をみせており、ハナからM.デムーロ騎手を目標にしていた感すらある。4コーナーでブルベアイリーデを先に行かせ、自らはその外に持ち出してスパート。まるで先週のヨーホーレイクを見ているようだった。

2着【○】オーヴェルニュ

3コーナーでデュードヴァン(緑矢印)に先駆けて内前に入っていくオーヴェルニュ(赤矢印)。
サンライズホープ(青矢印)を外前に見る好位置をさりげなくゲット。
直線に向いてアイオライト(青矢印)が外に膨らみ、内にスペースが出現。
オーヴェルニュ(赤矢印)にとって美味し過ぎるシチュエーション出現。

行き脚は上々だったが、1コーナーで外からサンライズホープに絞られて行き場を無くし、この後ろからの競馬。道中はサンライズホープを見ながら淡々と追走。3コーナーでサッと内に入れ、直線に向いたところで内がポッカリ開き、ラチを頼りに右鞭を入れて一旦は完全に抜け出したが最後に外差しに捕まった。これは展開のアヤ。

3着【-】ブルベアイリーデ

スタート・行き脚共に普通。あわよくば前という感じだったが結局行けず、向こう正面で中団外を確保しての追走。外めを持ったままで4コーナーを回り、外前から早速スパート。鞭を巧みに持ち替えて確実に伸びてきたが、自らをマークしていたスワーヴアラミスに外から交わされてしまった。予想では距離が長いとみて軽視したが、終始外を回して早めに仕掛けてこの結果は上出来。

4着【△】サンライズホープ

向こう正面。サンライズホープ(赤矢印)の左右には誰もいない。

馬なりで外から楽々出てきて、アイオライトの外を被せるような感じで1コーナーをカーブ。後からやってきたイッツクールに先を譲って単独3番手を追走。向こう正面は外目を走ってノープレッシャー。4コーナーから直線にかけて自分の好きなタイミングで追い上げて、誰にも被されずスパート。しかし内のオーヴェルニュは交わせそうで交わせなかった。大跳びな馬で、競り合いになると見劣る。馬体はもうちょっと絞れるはず。

6着【△】プリティーチャンス

元々行き脚が無い上に大外枠。最初のコーナーで後ろから2頭目。3コーナーでハヤヤッコに先に動かれて最後方、4コーナーで大外をぶん回しても捲れず、直線最後方からスパート。こんな大雑把な競馬をして6着。初ダートのカデナも差しに賭けて5着に来た辺り、今回は完全に差し優勢だった。2着オーヴェルニュ、4着サンライズホープは着順以上の評価を与えておきたい。

9着【◎】デュードヴァン

デュードヴァン(赤矢印)の松山騎手は内の様子を確認しながら内へ。

行き脚は良く、手綱を左に引きつつラチ沿いへ入っていき、1コーナーで4番手を確保。正直これは貰ったと思った。ただ3コーナーでオーヴェルニュにあっさり先を越され、直線に向いてからは防戦一方でサッパリ伸びず。松山騎手は上手く乗ったが、馬が先行策に対応出来なかった。距離も長いのかもしれない。

12着【-】スマッシャー

3コーナーでグレートタイム(青矢印)に先に入られ、体勢を崩すスマッシャー(赤矢印)。

スタートしてから真っ直ぐ走って1コーナーで好位を確保。向こう正面も何の不利もなくラチ沿いを真っ直ぐ進んでいったものの、3コーナーでグレートタイムに寄られて失速。これで一気にポジションを落として万事休す。着順以上に負けていることは確か。

13着【▲】アイオライト

内枠を活かしてサンライズホープが来る前にラチを取り切ってハナ確定。後からやってきたイッツクールは外を走っていて単騎逃げが成立。マイペースで進んで逃げ込みパターンかと思いきや、4コーナーで外に膨らんでオーヴェルニュに塩を送る形に。これは力不足としか言いようがない。

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