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【レース回顧Vol.371】第48回エリザベス女王杯


レース結果・収支

1着【◎】ブレイディヴェーグ(1番人気)
2着【▲】ルージュエヴァイユ(5番人気)
3着【△】ハーパー(3番人気)
・・・
5着【△】ジェラルディーナ(2番人気)
6着【○】サリエラ(6番人気)
・・・
馬複10点的中!(15.8倍) 3連複6点的中!(29.1倍)
レース収支:+2,890 累計回収/投資:158,880/159,700(99.5%)


率直な感想

「GIはもう予想なんかすな!ルメールを自動的に買え!」はい、分かりました。ブレイディヴェーグは今日もスタートでよろめいていたけど、内はラチでルージュエヴァイユも締めてこなかったので無事に好位を確保。この位置取れたらそりゃ負けないよね。2着と3着も来て無事的中。内輪の話になるけど、門戸厄神に行ってなかったらハーパーはライラックに交わされていた。その位3着が抜けて苦しかったのよ・・・。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 土曜はメインのデイリー杯2歳S(2歳GIII/芝1,600M)こそインベタのジャンタルマンタルが勝ったが、2着は4角外から直線中選択のエンヤラヴフェイス、3着は最後方大外からナムラフッカーが飛んできた。その他のレースは概ね中から外差しが優勢。内から差せないこともないが、内前で残すのは難しい状況。

  • 明確な逃げ馬不在。前走で逃げを解放したディヴィーナが行きかねない状況。ブレイディヴェーグ、ジェラルディーナが揃って後ろから行く馬ということで、展開妙味は前。いかにも大逃げが嵌りそうなシチュエーションだが・・・。スローで団子になると内のほうで不利が生じそうで、後方待機でも4コーナーで外を回しての差しが無難。

レース指標

LAP:12.5-11.4-12.6-12.5-12.1-11.9-12.7-11.8-11.6-11.5-12.0
勝ち時計:2.12.6(良) テン3F:36.5 上がり3F:35.1

レースの振り返り

ブレイディヴェーグが出遅れるのは分かってる。どの位出遅れるか、出遅れた後どうリカバリーするか。興味はこの二点。ん?あまり出遅れなかった。むしろ内に寄れて追えるスペースがある。ルージュエヴァイユも締めてこない。これは勝ったんじゃね?「真後ろに置かれて差し届かない!」とは一体何だったのか。というか、ジェラルディーナ出遅れかよ。何やってんの?

先頭はアートハウス。最高速度は64.7km/h。あれ?ディヴィーナは?ハーパーは普通に前付け。そりゃこの枠で前が手薄なら行くよね。で、ブレイディヴェーグはこの後ろ。ここからどうやったら負けられるのだろうか。ルージュエヴァイユはここから3馬身程後ろで脚を溜めていた。ジェラルディーナはリカバーしてこの外。まあ勝ち負けはこの辺りまでかな。1,000M通過61秒1は緩い。サリエラはここからでは届かない。サヨウナラ。

ガタンゴトン、ガタンゴトン。
ラチ沿いに「ハーブレルー」鉄道が出現、順調に疾走。

ハーパーとブレイディヴェーグがインベタで4コーナーを下ってくる。先頭はアートハウス、ローゼライトを振るい落として2馬身、3馬身のリード。ハーパーは外に持ち出して、ブレイディヴェーグは内から追い上げる。この脚なら差し切れる。ルージュエヴァイユも内から追い上げてくる。ん?これはひょっとして・・・。準備はいいですか?イチ、ニ、サン、ダァ~!

ブレイディヴェーグは中頃の枠なら挟まれて後ろに置かれていただろうが、今回は挟まれずに好位を確保することが出来た。スローなら後ろより前、最短距離を走れる内が有利。昨日のデイリー杯2歳Sもジャンタルマンタルが内から抜けてきたように、上位クラスだと内外の差があまりないのかもしれない。伸びるのは間違いなく外のはずなんだけど・・・。

結局好位の内を立ち回った馬でイノキ(1-2-3)決着。
少しでも外を回したら間に合わなかった。

ルージュエヴァイユはスタートを出ながら意図的に下げて中団待機。距離不安を意識したのだろうが、ブレイディヴェーグより後ろはダメ。差せる訳無いやん。直線は内の馬場の悪いところからよく伸びた。ハーパーは内枠からスロー前付けの定石、直線外に持ち出す満点騎乗で3着を確保。鞭使い過ぎで制裁を取られたのはご愛嬌。

・ハーパー号の騎手川田将雅は,最後の直線コースでの御法(鞭の使用)について過怠金70,000円。

競走中の出来事等(JRA発表)

ジェラルディーナは浮き上がるスタートで目算で2馬身の出遅れ。パドックからチャカついていて大丈夫かなと思ったらコレ。1~2コーナーで少しずつ押し上げてルージュエヴァイユの外までリカバー。しかし4コーナーで外を回される羽目になり、結果的に内から先に抜け出した面々を捉えられず。負けるべくして負けた感。

サリエラは後ろ過ぎ。ようやくエンジンがかかってきたところがゴール。直線距離が足りなかった(京都外回りBコースの直線距離は399M)。加速が鈍いって分かってるんだから、もっと早く追い出してくれないかな。まあテン乗り、それも短期免許の外国人騎手(マーカンドさん)では仕方ない。ルメールさんならどう乗っただろうか。

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