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【レース回顧Vol.354】第57回スプリンターズS


レース結果・収支

1着【○】ママコチャ(3番人気)
2着【-】マッドクール(6番人気)
3着【◎】ナムラクレア(1番人気)
4着【▲】ジャスパークローネ(4番人気)
・・・
6着【△】ウインマーベル(8番人気)
7着【△】アグリ(2番人気)
・・・
10着【△】キミワクイーン(11番人気)
・・・
馬複9点ハズレ 3連複16点ハズレ
レース収支:-2,500 累計回収/投資:138,390/131,500(105.2%)


率直な感想

ママコチャは安土城Sと北九州記念の内容の内容からして、重賞未勝利のままここを勝っても何ら不思議は無かったんだけど、やはり上手過ぎるよ川田さん。4コーナーで「あ、こりゃ勝ったな」と思った。マッドクールは内突きで2着、ナムラクレアは外を回して3着。何やってんスか浜中さん・・・。あ、アグリを追い込み馬にしたどこかのショボいおっさんはNGです。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 今週は雨が降らず、散水だけで水分維持。土曜朝のクッション値は9.0、含水率は13~14%とやや水分を含んだ状態。昨年の同日もクッション値は9.0だったが、含水率は10.9~13.0%と今年より乾燥していた。

  • 先週から土曜の芝のレースを見る限りではやはり内が優勢。内前でそのままというよりは内から追い上げてきた馬が勝ち負けしているという印象。内が使えるので、最短距離を通った馬が勝ち負けするという当然過ぎるロジック。なお、土曜11レースの秋風S(3歳以上3勝C/芝1,600M)はルージュエクレールが外差しを決めたが、これは馬がズバ抜けていただけの例外として取り扱いたい。

  • 土曜10レースの勝浦特別(芝1,200M)は行った行ったで決したが、テン3ハロン34秒7というスローで、時計(1分9秒2)も2レースの未勝利戦よりコンマ5秒速いだけのお粗末な内容だった。ちなみに昨年の勝浦特別は1分7秒7で決している。

  • テンのスピードは断然ジャスパークローネだが、テイエムスパーダが2番枠を引いたことで先行争いが生じるかもしれない。中山芝1,200Mはスタートから下りということもあり、テン3ハロンは今年も32秒台突入を想定。昨年はテイエムスパーダが逃げて、テン3ハロンは32秒7だった。

  • このレースが難しいのは、これだけ速いのに例年前に行った馬が何頭か残ってしまうところにある。展開的には差しだが、前に行く馬にも十分注意を払いたい。

レース指標

LAP:11.7-10.4-11.2-11.2-11.2-12.3
勝ち時計:1.08.0(良) テン3F:33.3 上がり3F:34.7

レースの振り返り

出るか、モズメイメイの光速ロケットスタート?!出た!ママコチャ!というか、内の5頭が相対的に遅かった。特にウインマーベル。これは終わったっぽい。同じく好スタートから行き脚抜群のジャスパークローネがハナを奪いに行く。内からテイエムスパーダがゴリ押しで来たけどジャスパークローネのほうが早く2番手。ジャスパークローネのほうが速いのは知ってたけど、この枠で先制出来ないのはダメでしょ。

以降はモズメイメイ、マッドクール、ナムラクレアとママコチャに外からメイケイエールという順で追走。ここで気になったのはママコチャの動き。よく見るとナムラクレアを牽制しながら走っていた。川田さん、抜け目無い。メイケイエールはやっぱり持って行かれているな・・・。ママコチャも若干行きたがって、メイケイエールと共に前に上がっていった。強気な競馬だなぁ。まあ川田さんだし、これが正解なんだろうな。

ジャスパークローネの内寄せに連動して内に入るマッドクール(青矢印)。
ここでナムラクレア(緑矢印)の前を取れたのは大きかった。
ウインマーベル(黄矢印)も速攻で内に寄せる。
ママコチャ(赤矢印)は外前の動線を確保していい感じ。
3コーナーでナムラクレア(緑矢印)の進路を消しに動くママコチャ(赤矢印)。
意図せずの動きかもしれないが、これによりナムラクレアは一旦内へ。
この部分は各自パトロールビデオで確認してみてほしい。

ウインマーベルは内を通って追い上げてきているけど遅い。ところでアグリ@横山親父は何やってんの?アホでしょ。こんなところから届くと思ってるのなら頭の中ハッピーセットやん。息子のキミワクイーンも位置取り終わってるけど、こっちは枠が終わってたのを承知で買っていたので仕方ない。

テン3ハロン33秒3。馬場は少し時計が掛かっているし、こんなものかといった感じ。ジャスパークローネの手応えにはまだ余裕がある。・・・ママコチャ?えっ、何その手応え?いやいやいや、川田さんマジで上手過ぎるやろ。一方でナムラクレアは一段後ろでもがいてそのまま外へ。Why白い帽子が外?冗談キツイよ浜中さん・・・。

ママコチャ(1着)は早めに2番手に上がる強気の競馬。
マッドクール(2着)は好位の内という定石を踏襲。
ナムラクレア(3着)は道中のポジショニング争いに敗れて防戦一方。
ウインマーベル(6着)より後ろにいた連中は寝てたのと一緒。

ジャスパークローネはラチに寄せて必勝パターンに持ち込んだものの、ママコチャが坂を駆け上がって先頭。その間から黄色い帽子のマッドクールが差してくる。マッドクールか・・・。ナムラクレアはまだ4番手で苦しい。マッドクールがママコチャの間から抜け出しかかるも、ママコチャが差し返して同体でゴール。ナムラクレアは単独3番手確保がやっと。

ママコチャは絶好のスタートを切ったことで追走が楽になり、自ら進んでいくほど行きっぷりも良かった。4コーナーをセーブしながら上がってきたところで勝負あり。重賞未勝利でも安土城Sの勝ち方と時計、北九州記念で内前ワンスリーの外差し2着を評価していれば重い印は当然。その上で川田騎手のエスコートが完璧だった。この人のポジショニングはガチで鬼神。

マッドクールもスタートを決めた上で内をキープ、4コーナーで内を掬って差し込み。ナムラクレアは先行するマッドクールを外から追い抜いていったことで4コーナーのコーナリングも外になっていた。あの位置関係では内差しに持って行っても詰まるだけだっただろうが、返す返すも序盤にマッドクールに先制を許したのが悔やまれる。

ジャスパークローネもスタートを決めて行き脚も全開、テイエムスパーダとの先行争いも最小限で済ませたが、ここ2走よりは脚を使った感。1分8秒0というGIにしては遅めの時計で、持ち味のスピードを活かし切れなかった。3着には残るかなと思ったがGIはそんなに甘くなかった。ウインマーベルは内を通り続けたものの6着がやっと。スタート失敗が全て。

アグリは全く行く気が無く、後ろで抑えていたのを見てアホかと思った。せめて4コーナーで内を突けば許そうかと思ったのに普通に外回し。と・ど・く・わ・け・な・い・や・ろ!アグリというよりはアグリに乗ってたおっさん、反省しろ。こんなのにお金を出して馬券を買ったのかと思うと空しくなってくる。キミワクイーンは後方待機というか、レースに参加できていなかった。上がり最速?あ、そんなの意味無いから。

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