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【レース回顧Vol.294】第53回高松宮記念
レース結果・収支
1着【-】ファストフォース(12番人気)
2着【◎】ナムラクレア(2番人気)
3着【△】トゥラヴェスーラ(13番人気)
4着【△】ナランフレグ(9番人気)
5着【▲】グレナディアガーズ(10番人気)
6着【△】ロータスランド(4番人気)
・・・
15着【○】トウシンマカオ(5番人気)
・・・
馬複5点ハズレ 3連複10点ハズレ
レース収支:-1,500 累計回収/投資:29,430/43,100(68.3%)
率直な感想
当日の馬場を観察したら完全に外伸びになっていたので◎をロータスランドからナムラクレアに変更。当初の予想から切り捨てた先行馬メイケイエールとキルロードが沈んで、ナムラクレアが差してきて、内からトゥラヴェスーラが突っ込んできて、ほぼ完璧な読みだったのに肝心の勝ち馬を当てられず。まあ、それはハズレって言うんですけどね。
中京の芝、めっちゃ大味になってますね。完全に外伸び。内はグッチャグチャでパワーがあれば差し込める感じ。
— それみあ (@saioh_harta) March 26, 2023
高松宮記念、予想変えていいならこんな感じ。というか、変える。
— それみあ (@saioh_harta) March 26, 2023
◎ナムラクレア
○トウシンマカオ
▲グレナディアガーズ
△ロータスランド、ナランフレグ、トゥラヴェスーラ
外から伸びそうな馬と内から力で差してきそうな馬の組み合わせ。先行では無理。
テーマの振り返り
テーマ無しにつき省略。
トラックバイアス分析・展開予想の振り返り
レース前の見解
今週は火曜に芝刈りを実施、水曜まで概ね好天だったが木曜に12ミリ、土曜に7.5ミリ、日曜朝までに3.5ミリの雨を記録。雨量としては大したことはないが排水が進まず、含水率は4コーナー15.9%、ゴール前15.8%、日曜朝時点のクッション値は7.2と「柔らかめ」カテゴリの寸前。重に限りなく近い不良馬場だが、雨はこの後も降り続く見込みで馬場はもっと緩みそう。
今週からBコースを使用するが、仮柵を設けても内側の傷みをカバーしきれておらず、土曜の芝は内を避ける進路選択がみられた。コース替わり当週だが馬場が緩く、今年に関しては内が有利とは言えない。時計もかなり掛かっている。距離ロスを避ける観点からは内枠が有利だが、激重馬場に対する適性は必須。
ペース想定:速い(テン3ハロン34秒台)
オパールシャルムの逃げに内からウォーターナビレラ、キルロード、メイケイエール、アグリ、ファストフォース辺りが付いて行く形。締まった流れで差しにもチャンスがありそうだが、馬場が柔らかくて追い上げが利くか微妙。基本は前付けで、内を突きそうな差し馬に注目したい。
レース指標
LAP:12.5-11.3-11.8-11.6-11.9-12.4
勝ち時計:1.11.5(不良) テン3F:35.6 上がり3F:35.9
レースの振り返り
オパールシャルムを制してキルロードがハナ。ウォーターナビレラ、ダディーズビビッド、メイケイエールと内枠の馬が先行集団を形成。トゥラヴェスーラも比較的前。ナムラクレアは中団の外。良いね。ロータスランドは馬群の真っ只中。捌ければワンチャン。トウシンマカオはちょっと後ろ過ぎだな。ナランフレグはまた出遅れて後方の内。まあこれは想定内。グレナディアガーズは最後方?は?終わった。
直線に向いてアグリが先頭。外の進路選択は正しいけど脚が持つかどうか。内のキルロードはノメりまくっていて失速は時間の問題。最内からは泥に汚れた白い帽子が2頭。ウォーターナビレラと、トゥラヴェスーラ。よっしゃ、来た。続いて外からナムラクレア。よっしゃ、来た。アグリ失速。よっしゃ、読み通り(但し不利あり、後述)。馬群の内からファストフォース。ん?君は呼んでないよ。
ファストフォースは昨年のセントウルSでもシルクロードSでも2着に来ていたが、いずれも高速馬場でここは要らないと高を括っていた。どちらも団野騎手が乗っていた。ラストで外に膨らんでアグリの進路を塞いでしまった以外は完璧に運んだ。
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しかしラストで外に膨らんでアグリ(黄矢印)の進路を塞いでしまう。
・ファストフォース号の騎手団野大成は,最後の直線コースで外側に斜行したことについて過怠金50,000円。(被害馬:12番)
ナムラクレアの位置取りも申し分なかったが、ファストフォースが4コーナーで前にいて、直線で内を捌いたことでナムラクレアはファストフォースとの1馬身差が埋まらなかった。ファストフォースは13番枠、ナムラクレアは15番枠でファストフォースが先んじたのは自然の成り行きだった。
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ナムラクレア(青矢印)はこの直後で脚が溜まった状態。
しかし結局この1馬身差が埋まらなかった。
トゥラヴェスーラは想定通りの内突き。内から上がって来れるのはパワー型の差し馬。オルフェーヴルの全兄・ドリームジャーニー産駒なら悪路はお任せ。ナランフレグはスタートで出負けして自ら厳しい位置取りにしてしまったものの、直線で内を突いてきた。しかしキルロードとヴェントヴォーチェの間を割るのにモタついて4着まで。
トゥラヴェスーラの全弟トオヤリトセイトが今中山で3着に来ましたね。12番人気、それも激重の不良馬場で。
— それみあ (@saioh_harta) March 26, 2023
![](https://assets.st-note.com/img/1679823149616-0wFWwYI3xf.png?width=800)
ナランフレグ(白丸内中央)は馬群を割る際に若干追い出しを躊躇するロス。
グレナディアガーズは岩田望未騎手が思い切って下げて最後方から追い込む競馬。しかしこれは悪手、届かない。ロータスランドは馬群を捌きながらの追い込みで結果的にナムラクレアの後追い。スタートで出たのに下げた意味が分からない。トウシンマカオは4コーナーでもまだ後方、直線大外に持ち出してスパートして無反応。全く進んでいかなかった。
昨年のスプリンターズSに引き続き1番人気に推されたメイケイエールは12着大敗。今回は先行に厳しく、外を通すような競馬も出来ないと判断して狙いから外した。道中周りを囲まれても突っかかっていくような暴走は無くなったが、今回は直線でファストフォースに前を割り込まれた際に怯んでそのまま戦意喪失で沈んでいった。活発なのに繊細。難しい馬である。
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ここを強引にでも割れないのが繊細さの所以。
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