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【レース回顧Vol.276】第73回ダイヤモンドS

レース結果・収支

1着【-】ミクソロジー(2番人気)
2着【-】ヒュミドール(13番人気)
3着【○】シルブロン(1番人気)
・・・
5着【△】レクセランス(5番人気)
6着【▲】マリノアズラ(4番人気)
・・・
10着【△】スタッドリー(3番人気)
・・・
16着【◎】ウインキートス(6番人気)
馬複10点ハズレ
レース収支:-1,000 累計回収/投資:12,920/21,400(60.4%)


率直な感想

ウインキートスはパドックからチャカついていたし、折り合い放棄でハナに行かざるを得なかった模様。ラッキーなことに誰も追いかけて来ず、これはひょっとして、と思った矢先にスタッドリーが絡んできてジ・エンド。モレイラ仕掛け早過ぎだろと思ったけど、単に掛かっただけらしい。長距離戦は折り合いを欠いたら終わり。ミクソロジーは昨年のテーオーロイヤル枠かな。2戦連続レコード勝ちは何気に凄い。


テーマの振り返り

テーマ無しにつき省略。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 今週は月曜に弱い雨が降った以外は好天続きで、水曜から金曜にかけて連日散水を実施。含水率は4コーナー13.9%、ゴール前13.8%、土曜朝時点のクッション値は9.1。

  • 東京新聞杯、共同通信杯と2週連続で内前の逃げ馬が連対。クイーンCも内前に付けたドゥアイズが2着した。馬場が軽くて決め手も使えるが、後ろ過ぎるとしんどい。

  • ペース想定:遅い(1,000M通過62秒台)

  • タイセイモナークの単騎逃げ。万葉Sはレコード決着を誘発する速い逃げだったが、距離延長のここで同様の逃げを打つはずもなく、淡々と進んでの直線サバイバル。後ろから行く馬が多めなので前付けが有効。

レース指標

LAP:13.1-11.9-12.8-12.7-12.2-12.7-12.3-12.7-12.6-12.2-11.5-11.7-12.2-12.3-11.9-11.7-12.6
勝ち時計:3.29.1 R(良) テン3F:37.8 上がり3F:36.2

レースの振り返り

ウインキートスがスタートから促してハナ奪取。カウディーリョが単独2番手に入り、ヒュミドールがタイセイモナークと並んで3番手。ミクソロジーはこの直後にいた。マリノアズラは中団、スタッドリーはこの直後に入れていたがどこかぎこちない感じ。シルブロンはこれらの後ろ、後方寄りを追走。ウインキートス先頭で淀みない流れだったが、スタッドリーが向こう正面半ばでスーッと前へ。いくら何でも仕掛けが早過ぎる。モレイラ血迷ったか?

3コーナー手前で前で2頭並ぶ展開。ウインキートスが先頭をキープし続けたが余計な脚を使った感が否めず、4コーナーを回り切ったところで力尽きて後退。スタッドリーも早め先頭からギリギリまで待ってスパートしたが逆噴射。中団外から満を持して追い出したシルブロンの外からミクソロジーが仕掛けて前に出て、最内を突いたヒュミドールとの内外大きく離れた追い比べて接戦のゴール。僅かにミクソロジーが先着。

・スタッドリー号の騎手J.モレイラは,最後の直線コースでの御法(鞭の使用)について戒告。

競走中の出来事等(JRA発表)

勝ち時計3分29秒1は2009年にモンテクリスエスがマークした3分29秒4をコンマ3秒更新。2009年や例年とは違い、今年は2ハロン目以降、ハロン当たりの通過が全て12秒台以内で緩むところが一切無かった。これは直近では2014年(勝ち馬フェイムゲーム)以来のサバイバルラップ。今年は残り1,400M付近でスタッドリーが絡んでいったことで前に付けた馬にはかなり厳しいレースになった。

ミクソロジーは道中一貫して内にいて、4コーナー手前で外に持ち出して追い出しフリー。距離ロスを甘受しても安全な立ち回りに専念。鞭を左右に持ち替えて追っていたが、シルブロンを交わす際に放った右鞭で内に切り込みシルブロンの進路をカット。ただその後は左鞭でぐんぐん加速して差し切り。スタミナの塊。先ほどのラップ推移の話と併せて考えると、長距離適性だけに焦点を絞ればおそらく国内最強。

・ミクソロジー号の騎手西村淳也は,最後の直線コースで内側に斜行したことについて過怠金10,000円。(被害馬:2番)

競走中の出来事等(JRA発表)
ミクソロジー(赤矢印)が右鞭に反応して内に切り込む。
すぐ内にいたシルブロン(緑矢印)が押されて若干失速。
ヒュミドール(青矢印)は終始一貫して内を通っていた。

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