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【レース回顧Vol.90】第39回関西テレビ放送賞ローズS

エンスージアズム、手綱が当たるところが泡立っていてレース前から終わったと思った。しかし内枠を引いたし、立ち回り次第で何とかなるだろと思って見ていたら、何の工夫もなく後ろに下がっていったので呆れた。頼むからチャレンジしてくれよ。それで負けたら文句言わないからさ。こんな騎乗されたら次から買い辛くなるよ、岩田望未さん。

20210919中京11R(1)

エイシンヒテンがロケットスタート。エンスージアズムはスタートを決めてきた。クールキャットは出負け気味。

20210919中京11R(2)

エイシンヒテンは馬なりで内の各馬の出方を確認しながら内へ寄せていった。アイコンテーラー、スパークルは共に自ら行く気配は無く、エイシンヒテンの単騎逃げが確定。

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オパールムーン?前走でそれやっとけや!とツッコんだのは私だけではないはず。エイシンヒテンの楽逃げを察知して前に出してきたんだろうけど、距離持たないだろ。放っておこう。

20210919中京11R(4)

前は緩いはずなのに既に縦長の気配。何だか嫌な予感がするなぁ。エンスージアズムは後ろから数えて6~7頭目、身動きが取れない内。これはオワッタか?エンスージアズムより後ろのクールキャットは詰み。

20210919中京11R(5)

アンドヴァラナウトは他馬に干渉されない中団の外を追走。理想はもう少し前だが、ここからならいつでも動けるので問題無し。

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1,000M通過61秒2。はい、後ろの皆さん終了。岩田望未騎手はこの際置いといて、岩田康誠騎手、川田騎手、ルメール騎手がこの位置というのはどうなんだ?流れが緩くてどうしようも無かったとはいえ、これは頂けない。

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エイシンヒテン(青)は手応えを残したまま依然として2馬身リード。アンドヴァラナウト(黄)は外前の進路を確保して追い出し態勢。アールドヴィーヴル(緑)はこの一段後ろ。エンスージアズムは内を突く構え。

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エイシンヒテンは右鞭が入っても外に張るなど一杯一杯の競馬も依然として先頭をキープ。アンドヴァラナウトが外から確実に迫ってくる。内からはストゥーティが抜け出す構え。エンスージアズムはまだ来ない。

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アンドヴァラナウトがエイシンヒテンを交わして先頭。続いてアールドヴィーヴルも突っ込んでくる。内からはストゥーティとエンスージアズムも来ていたが、外のほうが伸びがいい。届かない!うーん、歯痒い。

エイシンヒテンの単騎逃げ。ストゥーティは2番手。内からスパークル、クールキャット、メイショウオニユリらが加わって先頭集団を形成。アンドヴァラナウトがこの後に続き、アールドヴィーヴル、タガノパッションのオークス上位組は後ろからの競馬。1,000M通過は60秒前後の平均ペース、隊列も標準的で展開的にはフラット。力関係で決まりそう。

逃げ馬を甘く見過ぎてアウト。エイシンヒテンが楽に行ける環境だったのにまた無視してしまった。自分でも「単騎逃げ」って書いてるやん。結局誰も鈴を掛けに行かないから1,000M通過61秒2。この馬、白菊賞で前半スローに落として上がり3ハロン33秒9で逃げ切ったことがある馬なのに。これを買えなかったのは痛烈に反省すべき。とにかく『逃げ馬が買えなかった』は今回を以って最後にする。『したい』ではなく『する』

1着○アンドヴァラナウトはスタートからエイシンヒテンが内に寄ったことでコースを広々と使って難なく中団の外を確保。道中は先頭まで7~8馬身の位置、4コーナーで外を通って詰めていって、坂を上り切ってからスパートして突き抜け。無難&順当過ぎて他にコメント無し。

【○】アンドヴァラナウト
前走はハイペースの差し決着を前目で押し切り。前々走も後方勢が上位を占める中先手を奪って2着。溜める競馬に対応できれば勝ち負け。

2着-エイシンヒテンはスタートを決めて、楽に内に寄せてのマイペース逃げ。逃げ馬が前で楽をして、人気どころは総じて後ろ。逃げ残りが生じやすい環境が整っていた。このように後で振り返るのは簡単。次、同じような状況で逃げ馬が買えるかどうか。

【-】エイシンヒテン
白菊賞はスローに落としての瞬発力逃げ。これが出来ればここでも面白そうだが今回は団野騎手が乗らない。松若騎手も悪くはないが魅力は下がる。

3着▲アールドヴィーヴルは五分のスタートから内に寄せて中団。相変わらず華奢で、揉まれる内よりは外ということだろうが、外枠ということもあり後手を踏まされた感は否めない。4コーナーでタガノディアーナに蓋をされ、直線内に入ってスパート。春先に比べると芯の入った走りになっていた。

【▲】アールドヴィーヴル
桜花賞は直線で内にモタれ通しの5着、オークスもギリギリの馬体で5着。華奢な馬で、ここで大外一気の芸当ができるかどうか不安が残る。

5着△タガノディアーナはよろめくようなスタートから内に入れて後方待機。外枠から行き遅れると自動的にこの位置取りになる。緩い流れで前が止まらず、4コーナーで自ら外を通って動いていって、直線大外からいい脚を使って届かず。負けて強し?いやいや、それ普通に力負けですから。

【△】タガノディアーナ
ここ2走は前半スローの上がり勝負で善戦。ただ2,000Mの忘れな草賞が案外な内容で、今回は終始外を通らされそうなのが気掛かり。

7着◎エンスージアズムは冒頭で触れた通りレース前から発汗が酷く、テンションが高かった。これではブリンカーの効果も期待薄。そもそもスタート出たのだから、外から締めてくる前に先に好位を確保してもらいたかった。直線でそこそこ脚を使っていただけに勿体無かった。

【◎】エンスージアズム
フラワーCは外回しで2着、桜花賞はハイペース、オークスは距離と不利あり。今回初ブリンカー、前半スローの上がり勝負なら巻き返しがあっても。

12着△タガノパッションは若干出負けした後無理せず後方待機。4コーナーで周りが壁で身動きが取れず、直線も前が詰まって何も出来なかった。ようやく追い出すスペースを確保した時には既に大勢が決していて、流すような感じでゴール。今回の結果は参考外で良さそう。

【△】タガノパッション
スイートピーSはハイペース差し、オークスは距離で前がバテたところへの差し。直線ヨーイドンに対する適性は不明で、差して届かず懸念。

人気どころで印を回さなかった馬についてもコメント。

【-】クールキャット
フローラSは外枠から先行させたルメール騎手の好判断。今回は前走逃げの手に出た後の休み明けで内枠、前半スローで揉まれた時に不安が残る。

3番人気11着。スタートで僅かに出負けして行きそびれたのが全て。速攻で前が閉じられ、外に持ち出そうにも次々と外の馬が内に入ってきて最後方近くまで下がってしまった。道中はスローでも動くに動けず、直線大外一気も完全に不発。今回は枠とスタートに泣いた。

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