【レース回顧Vol.372】第28回東京スポーツ杯2歳S
レース結果・収支
1着【-】シュトラウス(4番人気)
2着【-】シュバルツクーゲル(8番人気)
3着【△】ファーヴェント(2番人気)
4着【◎】ショウナンラプンタ(3番人気)
・・・
7着【○】シャンパンマーク(5番人気)
8着【▲】フォルラニーニ(1番人気)
9着【△】サークルオブジョイ(9番人気)
・・・
馬複4点ハズレ 3連複6点ハズレ
レース収支:-1,000 累計回収/投資:158,880/160,700(98.9%)
率直な感想
出走馬の大多数がドスローの新馬戦を勝ち上がっただけのキャリア1戦馬。サフラン賞でハイペースを体得していたテリオスルルがレースを引っ張って、これに前付けで対応したシュトラウスとシュバルツクーゲルがワンツー。こういうパターンもあるのか。ちょっと学習した。今後の予想に活かそう。
トラックバイアス分析・展開予想の振り返り
レース前の見解
金曜は35ミリのまとまった雨が降ったが、土曜は終日晴れ予報。弱い風だが南風が吹く予報で馬場は乾いてきそう。東京は今週からCコースを使用するので内が使える。
殆どがキャリア1戦、しかも超スローの勝ち上がり馬ばかり。相対的に速いテリオスルルが逃げて、シュトラウスがついて行く流れ。1,000M通過60~61秒ぐらいで通過、各馬離れず付いて行っての直線勝負。毎年のことだが、速い上がりを繰り出した馬が勝ち負けし易い。
レース指標
LAP:12.3-11.2-11.8-12.0-11.8-11.6-11.7-11.7-12.4
勝ち時計:1.46.5(良) テン3F:35.3 上がり3F:35.8
レースの振り返り
サークルオブジョイ、ファーヴェントが僅かに出遅れ。ショウナンラプンタもずり落ちるような感じで後退してのスタート。大外からテリオスルルがハナ、最高速度は67.6km/hとなかなか速い。
内からシュバルツクーゲルが出脚を利かせて2番手。シュトラウスはモレイラ騎手が手綱をガッチリ締めまくって何とか3番手をキープ。やはり行きたがるねこのお馬さん・・・。ファーヴェントはここから離れた4番手。何のことはない、この2~4番手に付けたお馬さんがワンツースリー。
シャンパンマークは中団の外で折り合い重視の追走。ミカエルパシャも中団。この辺りは前に行かなかったのではなく行けなかったというのが正しいか。外枠から出負けしたフォルラニーニが後ろから2頭目は分かるが、ショウナンラプンタの最後方はちょっと・・・。リカバリーしないのか?と思ったけど、シャンパンマークやミカエルパシャと同じ理屈でリカバリー出来ない様子。これはもうダメですね。
1,000M通過59秒1、縦長でキャリア1戦組が軒並み後ろ、Cコース替わり当週。これらが示す決着は直線に向く前から自明の理。シュバルツクーゲルとシュトラウスが馬なりで先頭を窺っていたのを見て諦めた。完全に展開を読み違えた。これは必然のハズレ。
シュトラウスは折り合いに難があったが、テリオスルルが飛ばしてくれたことで瞬発力戦を回避、キャリア1戦の「素質馬」達を置き去りにして無難に押し切り。小細工抜きで速く走った者勝ちならば、サウジアラビアRCで3着に入った実力でお釣りがくる。今回はテリオスルルがマイルド逃げを打って直線瞬発力戦に移行するとみて予想を構築したので、シュトラウスを無印にしたことに後悔はない。予想軸はブレたらダメ。
シュバルツクーゲルとファーヴェントはいずれも内枠の馬で、行き脚を利かせて番手を確保したのが好走に繋がった。縦長の前残り決着なら外より内。ショウナンラプンタも内を通っての追い上げ。あの位置から4着に来たのだからこの馬も相当強い。ただスタートと追走スピードの緩さは如何ともし難く、今後もいい脚を使って届かずを繰り返しそうではある。
シャンパンマークは追走スピードが無さ過ぎる。ペースが上がって追走一杯、直線ジリジリとしか伸びないというのはラスト3ハロン特化型(瞬発力型)の典型的な負け方。サークルオブジョイとフォルラニーニは追走スピード以前にスタートを決めてくれないと話にならない。
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