見出し画像

【レース回顧Vol.394】第64回京成杯


レース結果・収支

1着【-】ダノンデサイル(5番人気)
2着【○】アーバンシック(2番人気)
3着【-】コスモブッドレア(10番人気)
・・・
7着【△】バードウォッチャー(3番人気)
・・・
10着【△】マイネルフランツ(7番人気)
・・・
12着【◎】ジュンゴールド(1番人気)
・・・
14着【▲】グローリーアテイン(6番人気)
単勝1点ハズレ 馬複4点ハズレ 3連複6点ハズレ 3連単6点ハズレ
レース収支:-1,700 累計回収/投資:4,080/9,600(42.5%)


率直な感想

ジュンゴールド、位置取れず6~7番手の外。道中は勿論外、4コーナーも外。押してもポジションを押し上げられない。こうなったら直線に向いてからのロケット噴射に期待するしかない。GO!あれ?内にヨレた。もう一丁!あれ?また内にヨレた。終わり。勝ったのは何?ダノンデサイル?あっそ。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 中山は土曜午後からみぞれ交じりの雨が降り、夜間も降雨(降雪?)があって日曜は稍重スタート。しかし日曜朝時点のクッション値は10.1と、前日の10.7よりは悪化したが相変わらず軽い状態。土曜メインのニューイヤーS(4歳以上OP/芝1,600M)の勝ち時計は1分32秒3と異常に速かった。

  • 時計が速いので内前が使える。差しは相対的に不利な状況。後ろから勝ち負けするには内を立ち回るか早めに捲り上げておく必要がある。

  • このレースは例年スローで流れて勝ち時計が冴えない。スタートして先行争いをしながら坂を駆け上がる2ハロン目が速くて、隊列が決まって1コーナーを回る3ハロン目でガクンとペースが落ちるのも特徴。ペースの緩急があるので単調な前残りは少なく、過去10年で3着以内に入った30頭のうち半数を超える16頭が4コーナー6番手以降からの差しだった。

  • 最内に入ったニシノフィアンスか外枠ドゥレイクパセージの逃げ。枠が離れているのでペースアップしそう。ジュンゴールド、レイデラルース、ハヤテノフクノスケ、アスクナイスショー、コスモブッドレアなど前に行きそうな馬も揃っている。当日のメイクデビュー(芝1,600M)が1分33秒7で決着したように稍重でも馬場は速い。差しにウエイトを置きたい。

レース指標

LAP:12.3-10.7-12.6-12.1-13.0-12.6-12.4-11.9-11.3-11.6
勝ち時計:2.00.5(良) テン3F:35.6 上がり3F:34.8

レースの振り返り

グローリーアテインが出遅れ。戸崎さん・・・。アーバンシックは出遅れというより初速の付きが鈍くて今回も後ろからの競馬。速攻で前をカットされて行くに行けない。やっぱりこうなるか・・・。アスクナイスショーが仕掛けてハナ、コスモブッドレアとハヤテノフクノスケが付いていくも競り合いは起こらず最高速度は66.8km/h。ダノンデサイルも前へ。え?ダノンデサイル?ジュンゴールドはその後ろ。逆やろ。坂井さん、何やってんの?

ダノンデサイルが外の4~5番手でジュンゴールドはその後ろ。いやいやいや、完全に逆。しかもジュンゴールドは若干掛かり気味で、坂井騎手は手綱を短く持って制御。ウソやん・・・。アーバンシックは後方外から早めに押し上げて、ジュンゴールドの直後まで来てそこで待機。あ、これはジュンゴールドをマークしてますね。

4コーナーでダノンデサイルが早めに進出開始。これを受けてジュンゴールドも進出開始。しかし前に行けない。直後からはアーバンシックも追い上げ開始。直線に向いてダノンデサイルが抜け出す。ジュンゴールド危うし。しかしこの馬には奥の手がある。よし、ロケット点火!左鞭バシー。・・・。あれ?ヨレた。もう一回、左鞭バシー。あれ?またヨレた。終わり。前の争い?もう興味ございません。

ダノンデサイルはスタートを決めて馬なりで前へ。早々と好位を確保して4コーナーで4~5番手の外。京都2歳Sは後ろ過ぎたが今回はドンピシャの立ち回り。直線入口で外に跳ぶロスがありながら大外一気で突き抜け完了。この立ち回りが常時できるなら上を目指せる。大外一気もさることながら、道中ボロする(レースVTRの48秒過ぎ参照)など、変に大物感を演出しての勝利だった。

アーバンシックは上位が4コーナー5番手以内の馬で占めた中で10番手からの追い込み。直線は内へモタれて右鞭と左手綱を駆使しながらの追い上げだった。行き脚が改善されれば無双しそうな素材。中山より東京向き。コスモブッドレアの3着は意味不明。葉牡丹賞組でもマイネルフランツを買ってたよ。どこを走っていたか分からなかったけど。

バードウォッチャーは中団の内で存在感を出せず終い。これはルメさんのポジショニング云々以前に馬が弱かった。ジュンゴールドはこういう乗り方だと負けるよねって感じの完敗。枠が内ならちょっとはマシだったと思う。グローリーアテインはラスト追わずブービーに7馬身差のシンガリ負け。


レース結果からの教訓

  • 中山の外枠の馬を中心視する場合は行き切れるかどうかを吟味すること。前付けであれば今回のダノンデサイルのポジショニングが許容範囲。そもそも単勝11.5倍なら外を通らされるリスクに見合っているが、2.8倍では割に合わない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?