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【レース回顧Vol.445】第7回葵S


レース結果・収支

1着【-】ピューロマジック(8番人気)
2着【△】ペアポルックス(7番人気)
3着【-】ナナオ(6番人気)
4着【◎】エトヴプレ(1番人気)
・・・
8着【△】エピックヴィーナス(16番人気)
・・・
10着【○】オーキッドロマンス(2番人気)
・・・
13着【△】エリカカリーナ(5番人気)
・・・
17着【▲】クリスアーサー(15番人気)
・・・
単勝1点ハズレ 馬複5点ハズレ 3連複10点ハズレ
レース収支:-1,600 累計回収/投資:46,320/80,000(57.9%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,010


率直な感想

ピューロマジック、外枠からでもあっさりハナ。テン3ハロン33秒1(実際は33秒2)。速いけどこのレースなら普通。・・・。止まりません。終わり。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 今週の京都は月曜に弱い雨が降ったのみで、水曜と木曜に散水した以外は湿り気無し。火曜から水曜にかけて芝刈り実施、水曜から金曜にかけて肥料・殺虫剤散布。金曜朝時点のクッション値は9.3で、先週金曜朝時点の10.3よりは平均寄り。先週よりは時計を要しそう。

  • 京都は開催最終週にしては馬場状態が良く、内前が使えている。先週日曜の芝6レースのうち5レースは4コーナーで5番手以内に付けていた馬が勝利。但し逃げ切りは無し。好位から抜け出せる馬が狙い目。

レース指標

LAP:12.4-10.8-11.5-11.5-11.5-12.1-12.8-12.9-13.4-12.2-11.5-11.4
勝ち時計:2.24.0(良) テン3F:34.7 上がり3F:35.1

レースの振り返り

昨年スタートと同時に1馬身前に出ていたユタカさん、今年は大外で出遅れ。これでイーブン(?)。注目の先行争いはピューロマジックが速攻でハナ、あっという間に2馬身のリード。最高速度は69.8km/h。滅茶苦茶速い訳でもなかったが、ペアポルックス以下は無理に追いかけない。ピューロマジックの単騎逃げが成立。

エドヴプレは前が速過ぎて中団の内。付いて行けているけど、後手を踏まされている感アリアリ。これは飛んだかも・・・。テン3ハロン33秒1(実際は33秒2)の表示が出たけど、ピューロマジックは先頭で持ったまま。今の京都って内前が使えてたような。止まるか、コレ?

ピューロマジックが逃げる。ペアポルックスが2番手から追いかける。ナナオも3番手は踏ん張る。クリスアーサーは4番手から失速。エドププレは最内を突いて追い上げるが前には届きそうにない。結局前3頭がそのままそっくり残ってワンツースリー。ザ・前残り。

新潟は開催が進む度に芝がボロボロになっていたが、京都と東京は使い込んでも芝が剥げない。特に京都はBコース据え置きなのに滅茶苦茶速い時計が出る。このレースの勝ち時計1分7秒1も大概だが、8レースの4歳以上2勝クラス(2,000M)で1分57秒8ってギャグにも程がある。アリスヴェリテが1,000M通過56秒8のハイペースで引っ張って逃げ切っていた。

ピューロマジックはさざんか賞でテン3ハロン32秒6で逃げてアタマ差の2着がある馬で、行き脚の速さは快速馬揃いのここでも抜きん出ていた。外枠でも関係無し、スタートを決めた時点で勝負あり。ペアポルックスは先行バチバチの小倉で2勝を挙げていたので順当。ナナオは前走でピューロマジックに勝っていたとはいえ重馬場で、良の時計勝負だとしんどいとみて切ったが、普通に追走出来ていた。

エドヴプレは普通のスタートを切ったものの相対的に置かれて馬群の中。藤岡佑介騎手も何とか内に入れて抵抗を試みたものの、高速前残りの前には無力だった。時計・馬場傾向の勝ち、能力比較の負け。クリスアーサーは4番手の外で幾分掛かり気味、直線に向くところで根負けして逆噴射のブービー負け。こちらはナナオと違って速い時計の適性が無い。

オーキッドロマンスは付いて行かされる形で沈没。周りが速い1,200Mよりも「待ち」の時間が作れる1,400Mのほうが良さそう。エポックヴィーナスはテンで置かれて終了。カルチャーデイの他、エリカカリーナ、ガロンヌ、ニコラウス辺りもスタート失敗で終了。


レース結果からの教訓

  • 前に行く馬が集結しても、すんなりハナ確定ならそのまま残れる。昨年もモズメイメイが逃げ切ったように、葵Sでは今回のような高速行った行ったが生じ易い。

  • 若駒の短距離戦は対戦相手比較よりも持ち時計比較を中心としたフィジカル面重視のシンプル予想が向いている。異なる距離実績からの置き換えは予想エラーを起こしがち。

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