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【レース回顧Vol.382】第75回阪神ジュベナイルフィリーズ


レース結果・収支

1着【◎】アスコリピチェーノ(3番人気)
2着【-】ステレンボッシュ(5番人気)
3着【-】コラソンビート(2番人気)
4着【△】サフィラ(1番人気)
5着【△】シカゴスティング(12番人気)
・・・
7着【▲】スウィープフィート(9番人気)
・・・
10着【○】キャットファイト(4番人気)
・・・
馬複10点ハズレ 3連複6点ハズレ
レース収支:-1,600 累計回収/投資:173,710/173,600(100.1%)


率直な感想

変なの(失礼)候補のシカゴスティングが直線半ばまで先頭。一瞬だけ夢を見た。アスコリピチェーノは周りに馬がいても何とも無かった。新潟2歳Sで無印にしてすいませんでした。ステレンボッシュとコラソンビートは今回無印にしてすいませんでした。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 土曜の芝のレースは6戦全て4コーナー3番手以内の馬が勝利。2~3着も中団より前に付けた馬で占められ、完全に先行有利の馬場。メインのリゲルS(3歳以上OP/芝1,600M)は1分33秒0で決着しており、今年も馬場は軽くて速い。

  • テリオスルルの逃げ。キャットファイトも内枠から前へ。ペースはさほど上がらず、中団以降は身動きが取れなさそう。外を回すと届かない馬場だけに、内前から速い時計を繰り出せそうな馬を狙い打ちたい。

レース指標

LAP:12.4-10.7-11.3-12.0-11.8-11.3-11.4-11.7
勝ち時計:1.32.6(良) テン3F:34.4 上がり3F:34.4

レースの振り返り

スウィープフィートがタイミング合わず出遅れ。うわ、終わった。永島さんドンマイ。内からキャットファイトが好スタートから前へ。外からシカゴスティングとテリオスルルがやってきて、シカゴスティングがハナ。シカゴスティングさん?!前には行けると思ったけどハナとは。鮫島さん思い切ったな・・・。最高速度は69.3km/h。

2番手争いは混戦。テリオスルルが引いてナナオが2番手、カルチャーデイが3番手。ミライテーラー、コラソンビート、クイックバイオ、アスコリピチェーノ、キャットファイトと好位はごった返していた。キャットファイトはここから更に下げてステレンボッシュと並んでの追走。何でここまで下げるの?んー、よく分からん。サフィラはステレンボッシュの外。やはり位置が取れていない。

好位の内で脚を溜める作戦に出るキャットファイト(白矢印)。
前が開いているとはいえ、何でここまで控えるの?

シカゴスティング先頭で直線へ。ナナオが追ってきているが差は詰まらない。後ろからはまだ来ない。アスコリピチェーノとコラソンビートが併せで上がってきて、アスコリピチェーノが優勢。シカゴスティングはまだ先頭。よっしゃ、粘れ!高めキ・・・ない。アスコリピチェーノの内からステレンボッシュ。遅れてコラソンビート。一瞬で交わされた。無念。

アスコリピチェーノ(赤矢印)はコラソンビート(緑矢印)に並ばせず。
ステレンボッシュ(青矢印)はコラソンビートの真後ろまで行ってから内に切り返す。

アスコリピチェーノはまともなスタートを切って早々と好位を確保。道中周りに他の馬がいて若干テンションが上がっていたが許容範囲。直線に向いて上手い具合に前が開き、外からやってきたコラソンビートに先駆けてスパート。コラソンビートに抜かせず、内に寄せて突っ込んできたステレンボッシュにも抜かせず。スタートもまともになってきたし、現状死角が見当たらない。同じダイワメジャー産駒でもゲート出が甘く折り合いにも難があるボンドガールよりは上の評価。チェルヴィニアとの比較では下かな・・・。

ステレンボッシュはスタート直後に内にヨレてニュージェネラルとスプリングノヴァの進路をカット。あれで制裁無しというのは騎手責任ではないということだろうが、スプリングノヴァは体勢を崩すレベルの大きな不利だった。道中は馬群の中でジッとしていて、直線で内から外へ、また内へと動いて追い上げて及ばず。鞭はずっと右で、内に切り込む際も右鞭。反応の遅さはあまり感じなかった。距離はもう少しあったほうが良さそう。

4番ニュージェネラルと5番スプリングノヴァは左右から挟まれて行き場を失くす。

コラソンビートは好位で流れに乗って、直線の追い出しはギリギリまで待っていた。アスコリピチェーノの追い出しを待ってから仕掛けたものの、相手が一枚上だった。坂を駆け上がるところまで逆手前で走っていた。前に行けるスピードがあり、折り合いが付いて瞬発力も上々。こちらはマイル前後が主戦場になりそう。

サフィラはスタートを決めながら行き脚がイマイチで、中団後方付近からの競馬。終始外を通らされ、直線に向く際も外に振られていた。今日の馬場で外から差してきて4着は相当強いが、勝ち切る競馬には程遠かった。今回は外枠を割引材料にしたが、内枠を引いていても結果は同じだったと思う。

シカゴスティングは1,000M通過58秒2の逃げを打ち、残り200Mまでは堂々先頭。ファンタジーS組ではこの馬が一番上と見ていたが正解だった。1,400Mまでの重賞ならいつでも勝てるレベル。好走しても人気にならないタイプのようなので次走以降も注目。

スウィープフィートは出遅れて後方追走、4コーナーでサフィラ以上に外に振られた上に手前替えない、内にモタれるといった散々な内容。それでも7着に来た。あんな無茶苦茶な競馬で7着?このお馬さん、将来的に化けるかもしれない。永島さん、この馬は絶対離しちゃダメだぞ。

キャットファイトについては予想の中で「デビュー戦こそスタートが甘く何も出来ずに終わったが、スタートさえ決まれば直線どこにもいないということはなさそう。」と書いたが、スタートが決まったのに直線どこにもいないというのには参った。内で脚を溜めていた割に、直線でアスコリピチェーノに先に入られたところで全く抵抗出来ずに下がっていった。まあ、大野さんをGIで期待するほうがどうかしているのだが・・・。

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