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【レース回顧Vol.475】第38回産経賞セントウルS


レース結果・収支

1着【△】トウシンマカオ(2番人気)
2着【△】ママコチャ(4番人気)
3着【○】モズメイメイ(7番人気)
・・・
9着【△】サウザンサニー(8番人気)
・・・
12着【▲】ダノンスコーピオン(5番人気)
13着【◎】ピューロマジック(1番人気)
・・・
単勝1点ハズレ 馬複5点ハズレ 3連複10点ハズレ
レース収支:-1,600 累計回収/投資:68,230/128,000(53.3%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,010


率直な感想

ピューロマジックはアサカラキングに執拗に絡まれて撃沈。「光る(=人気の)逃げ馬」を疑えなかった罰。予想が不調な時はマイルールも平気で破ってしまう。3連複96.4倍ってマジか・・・。はぁ、氏にたい。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 今週は火曜に21.5ミリの雨が降ったが、以降は快晴。木曜と金曜に散水を実施しても土曜朝時点のクッション値は9.8と堅めのコンディション。日曜朝時点のクッション値は10.0と更に堅め。

  • 前開催から引き続いて今週が実質5週目。今週までAコース、来週からの3週間はBコースを使用。3~4コーナーの内側の芝はすっかり剥がれて匍匐茎しか残っていない状態。しかし土曜の芝のレースを見る限りは道中内、直線も内寄りのコース選択の馬が上位に来ていた。トラックバイアスは内寄りと判定。時計の出方は馬場状態を考慮すると速い部類に入る。

  • 韋駄天ピューロマジックの逃げ。速過ぎるので競り合いには発展せず、オーバーペースで隊列は縦長。馬場は内が使える状態で外差しは相対的に不利。結局のところ、ピューロマジックが坂で止まるかどうかを当てるレース。

レース指標

LAP:12.0-10.4-11.2-11.4-11.1-11.6
勝ち時計:1.07.7(良) テン3F:33.6 上がり3F:34.1

レースの振り返り

アネゴハダが好スタートを決めて先頭に立ったのも束の間、外からピューロマジックが寄ってきてハナ。全くの馬なり。それでいて最高速度は70.2km/hを記録。やっぱ速いわ。アサカラキングが後から押し上げて2番手、ママコチャも外枠から前付け。前のほうが固まって、ピューロマジックのリードは1馬身ほど。直後のアサカラキングのマークが強めなのが気になる・・・。

テン3ハロン通過33秒6は普通。アサカラキングがピューロマジックに半馬身差まで迫って直線へ。ま、まあピューロマジックの手応えは楽だし、アサカラキングが沈んでくれれば問題無し。・・・タレてくれない。ピューロマジックより一回りデカい馬体がプレッシャーをかけてくる。残り200Mを前にして早くもスパート。あ、これはマズい・・・。

外からママコチャ、内からモズメイメイが迫ってくる。そしてモズメイメイに交わされたところで一気に失速。ピューロマジック、撃沈。そして大外からトウシンマカオがまとめてなで斬り。上位3頭全部印打ってるけどタテ目。3連複は30倍ぐらいかな。・・・きゅ、96倍?!ウソデショ?この組み合わせでこんなに付くの?はぁ、氏にたい。

トウシンマカオは枠なりで後方からの競馬。4コーナーも変に動かず外を通って直線に向いて、残り200M付近からスパートして突き抜け。予想の中でも触れたが2020~2022年に中京で行われたセントウルSは全て前走から距離短縮となる馬が勝っていて、今年もその例に違わず京王杯スプリングCを経由したトウシンマカオが勝利した。

ママコチャはアサカラキングが前に行くのを見ながら3番手の外を確保。口を割って行きたがるのを抑えながらの追走。直線内で粘るアサカラキングに合わせて抜け出すところまでは完璧だった。トウシンマカオとは都合2kgハンデがあったし、大外枠から先行しての2着は上出来。次(スプリンターズS)は川田騎手を予定。叩き2戦目は4戦全勝。

モズメイメイはロケットスタートまでは行かないにしてもスタートを決めて3番手を確保。内ピタで回ってきて、直線でバテたピューロマジックを交わすだけの簡単なお仕事。作戦としては完璧だったが外の2頭が強かった。GIIともなるとトウシンマカオのような重賞複数勝ち馬やママコチャのようなGI馬が普通に出てくる。それにしても中京芝重賞は内枠の馬がバンバン来る。

ピューロマジックは確かに速い。速いけど直後にビッシリ来られるとしんどい。同型アサカラキングの突っ込みをもっと警戒すべきだったのに、速いというだけで軸にしてドボン。直線急坂コースもダメな模様。スプリンターズSも多分ダメだろうが、人気暴落で光らないのなら買いたい。逃げ馬は馬柱を汚してからの取捨が大事。

サウザンサニーは前走以上に直線で前が開かず何もさせてもらえなかった。重賞ウイナーが集結するGIの前哨戦ともなると小細工だけでは通用しない。ダノンスコーピオンは序盤から置かれてしまい、4コーナーで早くも押っ付ける始末。シヴァージする以前の問題。やはり追い切りで好時計を連発していてもアテにならない。


レース結果からの教訓

  • 光る(=人気の)逃げ馬は疑え。逃げ馬は目立ってしまうと何のメリットもない。ピューロマジックはアサカラキングにビッシリ付いて来られて余裕が無くなりラスト失速。

  • 中京芝重賞は内枠の馬がバンバン来るので徹底的にマークすべし。先週の小倉2歳Sのクラスペディア(1番枠、8番人気2着)に引き続き、今回も1番枠のモズメイメイが7番人気で3着に入った。

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