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【レース回顧Vol.406】第58回小倉大賞典


レース結果・収支

1着【◎】エピファニー(3番人気)
2着【△】ロングラン(4番人気)
3着【-】セルバーグ(10番人気)
4着【○】アルナシーム(1番人気)
・・・
6着【△】クリノプレミアム(7番人気)
・・・
8着【▲】ダンディズム(5番人気)
・・・
単勝2点的中!(5.8倍) 馬複7点的中!(22.4倍) 3連複6点ハズレ
レース収支:+1,320 累計回収/投資:15,190/23,900(63.6%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+1,100


率直な感想

エピファニー、抜群に折り合ってる。よしよし。1,000M通過57秒2?これはケフェウスSでラーニング済み。よっしゃ、貰ったァ!ロングランもアルナシームも買ってる!エピファニー1抜け!よし!ロングラン2抜け!ナイス!アルナシーム3・・・アル・・・。あ・・・。セル・・・。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 小倉は木曜にごく弱い雨が降った以外は概ね晴れ。散水は無し。これも京都と同じ理由(馬場が荒れていて水を撒くと緩くなって逆効果)なのだろうか。馬場の荒れ方はマイルドで、最終週にしては速い時計が出ている。トラックバイアスは外だが、土曜午前の未勝利戦(芝1,200M)や皿倉山特別(4歳以上2勝C/芝2,600M)のように内も使えないこともない。

  • セルバーグの逃げにホウオウアマゾンが絡みに行く。フェーングロッテンも去勢を施したぐらいなのでおそらく前へ。ゴールエクリプス、エピファニー、アルナシーム辺りが好位を形成。行き脚の遅い馬が多く、隊列は縦長を想定。ペースは標準より少し速い程度で前優勢。4コーナーで外を捲るより、距離ロスを抑えた内突きが有効か。

レース指標

LAP:12.3-11.3-11.4-11.0-11.2-11.4-11.6-12.4-12.5
勝ち時計:1.45.1(良) テン3F:35.0 上がり3F:36.5

レースの振り返り

ダンディズムは何でこんなにスタートが下手なんだろう。毎回クラウチングスタートになっている。ん?ホウオウアマゾンの体勢がおかしい。あー、落ちちゃった。競馬はこれがあるから怖い。セルバーグが絶好の飛び出しから楽にハナ奪取。速度表示が出ていないけど、最高速度は67~68km/hぐらい。無理した感じのない素のスピード。

セルバーグは単騎先頭を確定した後もスピードを緩めずガンガン逃げる。今村さん、えらく強気。フェーングロッテンが2~3馬身離れて2番手、その後ろにアドマイヤビルゴとカラ馬(ホウオウアマゾン)。アルナシームは5番手。これはいいね。エピファニーはそこから2頭挟んで中団の外。全く掛かっていない。よしよし。

セルバーグがリードを広げて大逃げ態勢。目算で10馬身程のリード。飛ばしてるなぁ。1,000M通過57秒2。ん?このペースはケフェウスSで勝ってる。エピファニー、これは勝てるぞ!かくしてエピファニーは3~4コーナーにかけてスムーズに上がってきた。よっしゃ、貰ったァ!セルバーグ、ナイスアシスト!

セルバーグは直線に向いてもしつこく粘っていた。うん、もういいよ。お疲れさん。お前は十分に頑張った。後はエピファニーに任せて沈んでください。アルナシームとエピファニーがフェーングロッテンを交わして2番手、大外からロングランも接近。カラ馬も伸びてきたがこれは関係無い。エピファニーが突き抜けて、ロングランが突っ込んできて、アルナシームが遅れてやってきてゴール。単勝と馬複は打ち抜いた。しかし3着、これは・・・。

エピファニーは中山金杯が来日直後のピーヒュレクさんが思いっきり下手に乗ってくれたのでノーカウント。杉原騎手への鞍上強化に加え、セルバーグが思いっきり飛ばしてくれて折り合いの懸念が消えたのが良かった。実力はベラジオオペラやボッケリーニとコンマ2秒差の競馬をしていたチャレンジCで実証済み。ローカルGIIIぐらい勝たないとボッケリーニが泣く。

ロングランは大外をぶん回して2着。ハイペースで前が止まったところを差してきただけで、あまり器用なタイプではない模様。セルバーグは飛ばしまくって残す逃げ馬の鑑のようなレースを展開。バビットといい、パワーホールといい、最近は人気薄の逃げ馬が3着に粘って要らんことをするのが流行っているらしい。でも自分で逃げ馬を買った時は来ないんだよね。不思議。

アルナシームは位置を取って競馬が出来たものの、ペースが速過ぎて根負け。決して得意条件とは言えない舞台でよく走ったと思う。次走以降、ワンターン1,800Mで躍動。ダンディズムはスタートで遅れる癖が縦長ハイペース展開で悪い方向に作用。直線で内に入れて追い上げたものの後ろ過ぎて届かなかった。最終週でも時計の出る馬場だったのも厳しかった。クリノプレミアムも相対的に後ろに置かれて届かず。今回はハイペース適性、高速適性も問われた一戦だった。

それにしてもゴールドエクリプス(2番人気12着)は何故こんなに人気しているのか分からなかった。エピファニーとは違って能力比較で何も上がってこなかった。小倉記念3着?エヒトに7kgも貰ってコンマ6秒差でしょ?ショボ過ぎてここで買う意味が見い出せなかった。こういう人気の誤謬が美味しい馬券の源泉。これからもしっかり分析します。


レース結果からの教訓

  • 能力比較は競馬予想の基本のキ。エピファニーは前々走でベラジオオペラやボッケリーニと接戦。今回のメンバーでここまでやれる馬が他にいましたか?って話。2着ロングランもオールカマーでタイトルホルダーとコンマ5秒差。あれ?滅茶苦茶強くない?

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