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【レース回顧Vol.166】第54回ダービー卿チャレンジトロフィー

レース結果・収支

1着【-】タイムトゥヘヴン(11番人気)
2着【-】フォルコメン(12番人気)
3着【△】ダーリントンホール(1番人気)
4着【△】グラティアス(2番人気)
5着【◎】ギルデッドミラー(8番人気)
・・・
9着【▲】カテドラル(6番人気)
・・・
13着【○】ボンセルヴィーソ(7番人気)
・・・
馬複10点ハズレ 3連複6点ハズレ
レース収支:-1,600 累計回収/投資:28,050/45,000(62.3%)


率直な感想

コース替わり直後に外差しワンツーは厳しい。そもそもフォルコメンが大外から追い込んでくるとかどーやって予想すんねん。こんなもん、事故レースと割り切るしかない。ギルデッドミラーはいい感じで内を捌いて伸びてきたが及ばず。


テーマの振り返り

ノーザンファーム生産馬が強い→ハズレ

ハンデ戦のここで何故王道のノーザンファーム生産馬が走るのかは不明。とりあえず6年連続で連対しているので、軸にするか紐には加えておきたい。

グラティアス4着(2番人気)、ギルデッドミラー5着(8番人気)。上位3頭はいずれも非ノーザンファーム生産馬。

昇級初戦の馬がアツい!→ハズレ

前走3勝クラス勝ち、今回負担斤量1~2kg減の馬は出走機会4年連続連対中、かつ3連勝中(2018年ヒーズインラブ、2019年フィアーノロマーノ、2021年テルツェット)。ちなみに負担斤量3kg以上減の馬は4頭が出走して全滅。

インテンスライト6着(9番人気)、リフレイム15着(3番人気)。いずれも騎手が微妙だったのと、展開的にキツイとみて切った。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

今週からBコース使用。元々内前優勢馬場で、コース替わりで一層この傾向が強まりそう。外差しは割り引いて考えたい。木~金曜に弱い雨が降り、クッション値は標準の9.2。風は南東2Mで無視できる範囲。サトノフェイバー、トーラスジェミニ、ノルカソルカと出来ればハナに立ちたい馬が多数。その上フォルコメン、インテンスライト、ボンセルヴィーソ、リフレイムと内枠に好位追走馬が多数。展開的には差し優勢。内前有利を念頭に置きつつ、中団より前に付けての4角外前、若しくは先行馬の後ろから捌ける馬が妙味。

レース指標

LAP:12.2-10.9-11.1-11.3-11.6-11.7-11.8-11.7
勝ち時計:1.32.3(良) テン3F:34.2 上がり3F:35.2

リフレイムが押してハナを奪いに行く展開。4コーナーで一団になり、グラティアスが外前から堂々押し切りに行ったところ、ゴール前で大外からフォルコメン、更にタイムトゥヘヴンが突っ込んできて突き抜け。ただ馬場の内を通っての追い上げも効いており、馬場的にはフラットとみておきたい。


好走・凡退馬寸評、補足

1着【-】タイムトゥヘヴン

タイムトゥヘヴン(赤矢印)は直線に向いてからも外へと進路を採り続ける。
フォルコメン(青矢印)が一足先に大外からスパート。

ゲート出もダッシュも緩く、いつも通り後ろからの競馬。道中は後ろから2頭目の内を淡々と付いていき、4コーナーで先に動いたカテドラルの後ろを通って直線へ。尚も外へと進路を採り続け、大外の見晴らしの良いところからスパート。ゴール前でフォルコメンに体当たりされそうになったが上手く交わして突き抜けた。想定よりも4コーナーで一団になり、後方から外を通しても十分間に合った。スタートの課題は相変わらずで、展開頼みな面は否めない。次走以降人気なら軽視したい。

2着【-】フォルコメン

4コーナー外で早くもスパートするフォルコメン(赤矢印)。

スタートで行き遅れ、無理せず後ろからの競馬を選択。道中は後方3番手の外を進み、3コーナーで外を通って徐々に進出。直線に向くところで早くも鞭を入れてスパート。馬場が掘れていない真っ新なところを通って突き抜けてきた。コース替わりで得をするのは実は大外の馬なのかもしれない。今回は前が止まったところを差しただけで手放しに評価できないが、大外強襲が有効に作用する馬場だったのは確か。

3着【△】ダーリントンホール

道中ずっとノルカソルカ(青矢印)に外を張られ、
馬群の中に留まるダーリントンホール(青矢印)。
ノルカソルカ(青矢印)の失速で開いたスペースを突くダーリントンホール(赤矢印)。
しかしこの時既にフォルコメン(緑矢印)が外から勢い良く突っ込んできていた。

スタートで体勢を崩して行き損ね、最初のコーナーで内に入れても中団まで。ノルカソルカが道中ずっと外にいて動けず、進路を確保出来ないまま直線へ。ノルカソルカの失速を見越して外へ誘導し、進路を確保してスパートしたがフォルコメンらの大外強襲には抗えなかった。今日の展開ではこれが天井。

4着【△】グラティアス

注文通りの外前を取り切るグラティアス(赤矢印)。手応えは楽。これは・・・。

スタートを五分に出て、馬なりで好位の外を確保。トーラスジェミニの後ろを手応え良く付いていって、直線に向いたところで単独3番手。前の2頭は失速気味で、坂下で抜け出して先頭。しかし外2頭の勢いが良過ぎて並ぶ間もなく交わされ、最後の最後にダーリントンホールにも捕まってしまった。追い出しが早かったというのは結果論で、三浦騎手に非は無いように思える。

5着【◎】ギルデッドミラー

すぐ前のボンセルヴィーソ(青矢印)が失速気味で、
相対的にポジションを下げるギルデッドミラー(赤矢印)。

スタート後の行き脚が良く、軽く押しただけで5番手。しかし道中内にいて、4コーナーで前のボンセルヴィーソが壁でポジションを落としてしまった。直線の捌きは上手く行って、坂下から猛チャージをかけたが間に合わなかった。課題の折り合いは問題無くなってきており、次走以降も期待したい。

9着【▲】カテドラル

今回ものっそりとゲートを出て早々と最後方からの競馬が確定。3コーナーでもまだ最後方、4コーナーで外を回しながら直線に向いたがそこからの伸びを欠いた。トップハンデを背負っていたとはいえ、今日の馬場・展開で掲示板にも載れなかったのは不満。ピークを過ぎたのかもしれない。

13着【○】ボンセルヴィーソ

スタートから抜群の行き脚で、難なく前付け。リフレイム、サトノフェイバー、トーラスジェミニに先を譲って4番手追走。手応えは悪くなく余裕の追走に見えたが、直線でスパートしても無反応でそのまま後ろに下がっていった。前走より一気にペースアップしたとはいえ、ここまで負けるとは想定外。いずれにせよ、差し決着の前には無力だった。

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