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【レース回顧Vol.106】第57回京王杯2歳S

うん、栗東所属馬が穴を開けるのは知ってた。だからテーオースパローとセルバーグを買ってみたんだけど、よりによってクセ馬の弟キングエルメスかぁ。クローバー賞の走り方を見たら買えないって。見なきゃよかった。

20211106東京11R(1)

外のほうが総じて出遅れ。ジャスパークローネも出遅れたか。鞍上ミルコだし、マイネルファンロン@新潟記念をやりそう。

20211106東京11R(2)

キングエルメスがスズカコテキタイを抑えて先頭。トウシンマカオ、セルバーグも楽に前へ。う~む、セルバーグの発汗が酷い。

20211106東京11R(3)

ジャスパークローネは抑えて5番手の外もやはり行きたがっていた。ラブリイユアアイズはその内で折り合って追走。テーオースパローもこの馬にしては積極的な位置取り。

20211106東京11R(4)

ほぼ一団となって直線へ。キングエルメス(黄)は先頭で持ったまま、トウシンマカオ(青)もキングエルメスをすぐ前に置く好位置。ラブリイユアアイズ(緑)もこれらの直後まで押し上げ。コラリンは中団の外。テーオースパローは注文通り(?)の内突き。

20211106東京11R(5)

キングエルメスは頭が高い走法ながら楽な手応えで先頭に躍り出た。トウシンマカオもこれを追い掛ける形でスパート。後続勢との差が開き始めた。

20211106東京11R(6)

完全に前残りの状況。ラブリイユアアイズやコラリンも来ているのだが、前の脚色とあまり変わらない。何というか、地味なレースだった。

ジャスパークローネが速くハナ主張。ラブリイユアアイズは競りかけるところまでは行かず、内の先行馬らと並んで2番手集団の一角を形成。コラリンは中団外を追走。隊列は縦長、平均よりやや速いペースで進んで直線差し比べ。早めのペースで差して好走したことがある馬を中心に狙いたい。

ドボン。トラックバイアスを考慮に入れずハズレ。ジャスパークローネの出遅れがあったとはいえ、結局のところ前に行きそうな馬を買えば当たるレースだった。キングエルメスの内枠先行の可能性を否定していた自分の負け。

1着-キングエルメスはスタートを決めた上で先手を主張。逃げ筆頭のジャスパークローネの出遅れと中団待機策で自在の立ち回り。懸念された口向きの悪さはみられず、頭の高い走法ながら楽に押し切った。内枠先行が嵌っただけのようにしか思えず、次走以降人気なら割り引きたい。

【-】キングエルメス
クローバー賞は出遅れて中団からの競馬、直線に向いてからも半兄カイザーノヴァ譲りの口向きの悪さが出て自滅。競馬以前の問題。

2着-トウシンマカオもスタートしてからハナに立ちかける勢いにあったがキングエルメスらに譲って3番手を追走。行き脚は上々で、自在に立ち回ってキングエルメスを追ったが差が縮まらなかった。内容は完敗だったが、2戦目でこの走りなら悲観することもない。

【-】トウシンマカオ
新潟マイルの新馬戦はスタートから行き脚が付き、直線は鞭無しで後続を寄せ付けなかった。ただこのテの馬は追って案外だったというオチが多い。

3着-ラブリイユアアイズは外枠から行き切れず、先頭集団から少し置いた位置を追走。4コーナーで馬群に入れて前との距離を詰めたまでは良かったが内側が開かず、外に振ってスパート。結局トウシンマカオの後追いで終わってしまった。今日のところは前にいた者勝ちだった。

【-】ラブリイユアアイズ
クローバー賞はゆったりペースを内前から楽々押し切り。新馬戦は短距離を押し切っており、緩急双方で勝っているのは評価。速い上がりが課題。

4着◎コラリンはスタートで後手を踏んでの中団待機。道中先行集団と後方集団で二分されたが、その後方集団を追走。直線は中団外からの差し込み。脚の回転は速いものの跳びが小さく、一生懸命走っていたが及ばなかった。教科書通りの小回りコース向き。

【◎】コラリン
カンナSは最内枠から出遅れながら4コーナーを馬なりで外を回し、ピッチ走法で突き抜け。とにかく素早く、スタートを決めて前に出れば盤石。

6着▲テーオースパローは内からスタートを決めて前へ。先行争いから一歩引いて5番手追走。内で脚を溜め、直線も内から進出の構え。しかし追ってからが案外で、ゴールにかけて逆に離されてしまった。無理した様子が無かっただけに、これは力不足。

【▲】テーオースパロー
スタートしてからが遅いものの、直線しっかり詰めてくる。未勝利勝ちの内容から馬群の捌きは問題無し。内突き上手い岩田父に乗り替わり一発警戒。

7着△セルバーグも内枠先行の流れに乗って難なく前付け出来たものの、鞍下からの発汗が目立っていて何とも言えず。直線でキングエルメスの直後から伸びかけたが、ラスト200M手前で失速。中2週で長距離輸送の重賞、普通に考えて厳しかった。

【△】セルバーグ
阪神マイルの新馬戦は道中行きたがる仕草から直線最内を突いて楽勝。イレ込む馬だけに距離短縮のペースアップ戦は望むところ。ここは人気の盲点。

9着△ベルウッドブラボーはスタートしてから前に行きそびれて後退、抑えたのか行きっぷりが悪いのかよく分からないまま後方3番手。特に動くことなく後方のまま直線を迎え、そのまま何も出来ずに凡退。内枠を引いてこれは酷い。休み明けで気が抜けていたのだろうか。

【△】ベルウッドブラボー
ペースに関わらず前付けできて、ダリア賞では速い上がりにも対応。今回のコースも新馬戦でコンマ2秒差。レース間隔が開いたのがどうかだけ。

11着○シゲルファンノユメは大外から出遅れた瞬間、ファンの夢が叶うことがなくなった。内が残る馬場で外から出遅れたらどうしようもない。本当に何も出来なかったので今回の結果はノーカウント。

【○】シゲルファンノユメ
カンナSは抑えて最後方、4コーナーで大外に振って2着。コラリンと同じくピッチ走法。ストライドはこちらのほうが大きく距離延長は合いそう。

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