【レース回顧Vol.172】第27回アンタレスS
レース結果・収支
1着【◎】オメガパフューム(2番人気)
2着【▲】グロリアムンディ(1番人気)
3着【-】ニューモニュメント(13番人気)
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5着【△】ケイアイパープル(4番人気)
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7着【△】ウェスタールンド(6番人気)
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11着【△】アルーブルト(9番人気)
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15着【○】バーデンヴァイラー(3番人気)
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馬複5点的中!(10.7倍) 3連複10点ハズレ
レース収支:-430 累計回収/投資:29,120/52,900(55.0%)
率直な感想
ガミったけど久々に当たり。地方とはいえGIを勝ちまくっている馬が格下より人気無かったらそりゃ買うよねって話。しかしアルーブルトに印を回して、前走これに先着していたニューモニュメントを無印にしている辺りがまだまだ青い。
テーマの振り返り
距離短縮組が強い→ビンゴ!
東京大賞典経由のオメガパフュームが順当勝ち。名古屋大賞典経由のケイアイパープルは差し込みに遭って5着敗退。
前走OPクラス以上勝ち馬は軽視不可→ビンゴ!
単純に前走勝っていた3頭のうち2頭でワンツーフィニッシュ。順当過ぎて他にコメント無し。
トラックバイアス分析・展開予想の振り返り
レース指標
LAP:12.6-11.0-13.0-12.2-12.3-12.3-12.2-11.9-13.0
勝ち時計:1.50.5(良) テン3F:36.6 上がり3F:37.1
白帽2頭が先手を主張し合う展開。アナザートゥルースがハナ、ライトウォーリアが2番手でしっかり付いていくタイトな流れ。4コーナーで前ビッシリ、直線に向いてグロリアムンディが比較的楽に抜け出したところを外からオメガパフュームが詰めてきてゴール手前でこれを交わす。勝ち時計1分50秒5は今年の阪神ダート1,800Mでダントツ(これまでの最速は重馬場で1分51秒0、良馬場だと1分52秒0)。勝ったオメガパフュームはともかく、前付けから先に抜けた2着グロリアムンディ、直線に向いたところで先頭の5着ケイアイパープルは高評価を与えておきたい。
好走・凡退馬寸評、補足
1着【◎】オメガパフューム
のっそりとゲートを出て行き脚も乗らず、最初のコーナーを後方4番手で通過。道中外を追走し、3コーナーで馬群が密集し始めたところで軽く捲って直線へ。結構後ろにいたが、脚色が他と違っていたので勝利を確信。59kgを背負って差し切り。速い時計も全く問題無し。やはりここでは格が違った。
2着【▲】グロリアムンディ
行き脚上々ながら内の出方を窺い、一段下げての競馬。バーデンヴァイラーを内に置いてこの外を進み、4コーナーもこの外をしっかりマークしながら直線へ。手綱捌きのみで先頭に躍り出て、内のケイアイパープルを振り切るべくスパート。完全に抜け出したものの、ゴール前でオメガパフュームに捻じ伏せられた。ゴール手前まで内外離れていて、追う立場のオメガパフュームに分があった。ただグロリアムンディの追い出しが早いということもなく、ダートでは既に重賞級。
3着【-】ニューモニュメント
行き脚が緩いというより、周りが速くて相対的に後方からの競馬。道中はグロリアムンディとオメガパフュームの中間、中団の外を追走。4コーナーで固まった馬群の外を通ってポジションを上げ、直線はオメガパフュームと並んで外目を上がってきた。最終的に振り切られたとはいえ、オメガパフュームに喰らい付けたのは好都合だった。小崎騎手は上手く乗った。
5着【△】ケイアイパープル
スタートから出鞭が入ったが内の2頭が速く、少し離れた3番手を追走。前付け意欲が強く、4コーナーで手綱を押しまくって早くも先頭を奪おうとしていた。押して押してやっと先頭に立ったのも束の間、グロリアムンディに楽に交わされて防戦一方。結局ゴール前で差し込み勢の餌食となってしまった。早仕掛けのツケだが、時計が速過ぎたのも誤算だった。
7着【△】ウェスタールンド
スタートが出負け気味なのは仕方ないとして、行き脚が無さ過ぎて離された最後方からの競馬。いつものこととはいえ、これで間に合わせるには前に止まってもらう必要がある。幸いにも白帽の2頭が飛ばしていたので何とかなるかと思ったが、結局後ろ過ぎて届かず。上がり3ハロンは最速の36秒0。力はあるがレースが下手。器用貧乏というフレーズがピッタリ。
11着【△】アルーブルト
スタートをポンと出て、馬なりで中団の内を確保。4コーナーで馬群が固まり始めたところで鞍上の手が動き始め、直線で内に入ってそのままスパート。ただあまり脚が溜まっておらず、坂に差し掛かった辺りで余力が尽きて下がっていった。ただ今回は後方で構えたとしても時計が速過ぎて差せなかったと思う。
15着【○】バーデンヴァイラー
スタートして前に取り付く時の脚は速かったが、先手を主張する馬が多く4番手まで。この位置取り自体は問題無かったが、誤算だったのはグロリアムンディに外を張られてしまったこと。ずっとプレッシャーを受け続けたことで、直線に向いたところで早々と失速。ダートは条件クラスから連勝で来ていた馬が重賞の壁に当たって惨敗するケースが多いが(グロリアムンディは普通に好走したが)、バーデンヴァイラーも例外ではなかった。
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