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【レース回顧Vol.333】第23回アイビスサマーダッシュ


レース結果・収支

1着【-】オールアットワンス(9番人気)
2着【-】トキメキ(6番人気)
3着【-】ロードベイリーフ(12番人気)
4着【△】サトノファビュラス(11番人気)
5着【○】レジェーロ(5番人気)
・・・
7着【△】シンシティ(2番人気)
・・・
9着【◎】スティクス(3番人気)
・・・
15着【▲】ロサロッサーナ(13番人気)
・・・
馬複10点ハズレ
レース収支:-1,000 累計回収/投資:115,970/98,600(117.6%)


率直な感想

全部勝ちそうにないぐらいの大混戦。外枠有利は分かるんだけど、ファイアダンサー、シンシティ、レジェーロってみんな弱くね?これは荒れると踏んでロサロッサーナとサトノファビュラスを買ったけどダメ。令和のトウカイテイオーにやられた。それにしても前日の1勝クラスより1秒も遅いって、レースレベル大丈夫?


テーマの振り返り

前走でハナを奪っていた馬を狙え→ドボン

昨年は韋駄天Sでハナを奪って3着だったシンシティがこのレースでも先頭に立って2着。1,000Mを走り切るだけのレースで、駆け引きも何もない。ただ単に速く走った者勝ちで、序盤からぶっ飛ばしても普通に勝ち負けになる。従って「逃げ馬から買う」という単純思考は的を射ている。

スティクス(3番人気)9着、サトノファビュラス(11番人気)4着。いずれもこのレースでハナを奪えなかった。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 今少なくとも21日からずっと晴れ。散水は途切れることなく実施されていて絶好のコンディションを維持。含水率は4コーナー13.1%、ゴール前13.6%、日曜朝時点のクッション値は9.0。

  • 新潟は今週から開幕。昨年と同様に前開催が8日間Bコースを使用、今開催はAコース使用で内側にグリーンベルト出現。前日の関越S(3歳以上OP/芝1,800M)が1分44秒4で決着。最終の直線1,000M(3歳以上1勝C)も53秒9で決着しており、例年よりも時計が出る馬場状態と推測される。

  • ペース想定:直線競馬のため省略

  • 展開想定:直線競馬のため省略

レース指標

LAP:11.7-10.0-10.5-10.9-11.8
勝ち時計:54.9(良) テン3F:32.2 上がり3F:33.2

レースの振り返り

「アイビスサマーダッシュは外枠が絶対有利」。ンなことは言われんでも知っとる。ギャンブルなんだから、大衆が知り尽くしたら終い。むしろ人気が落ちる内枠の買い要素を見つけるべき。騎手達も内枠に入った馬の扱いがだんだん分かり始めてきた。

外枠は確かに有利だが、外に寄せて走るのは全ての馬が可能。外ラチから遠い内枠の馬はハンデになるが不可能ではない。チェアリングソングは出遅れたのをいいことに早速外へ。ロードベイリーフも一目散に外枠に向かって走り始めた。ワンテンポ遅れてオールアットワンスも外へ。スワーヴシャルルも外に進路を変え、内を目指したのはロサロッサーナのみ。

2枠3番オールアットワンス(赤矢印)、
1枠2番ロードベイリーフ(緑矢印)の位置取りに注目。

先頭は8枠17番シンシティと7枠15番マウンテンムスメ。労せずラチ側のベストポジションを敷けるのは外枠の特権。ただ手応えは良くない。これだけ恵まれているのに伸びないのは力が無いのか調子が悪いのか。この頃にはオールアットワンスはラチ沿いの番手という美味しいところに到達していた。ロードベイリーフはすぐ外の馬群の切れ目を目指してスパート態勢。

好位のすぐ後ろに構えるオールアットワンス(赤矢印)
2枠3番でこの位置取りは騎手が意識しないと取れない。
ロードベイリーフ(緑矢印)は早くも追い込み開始。

シンシティとマウンテンムスメの間にいたトキメキが絶好のタイミングで抜け出して先頭。韋駄天Sは仕掛けが少し速かったけど今回は完璧。これは勝ったんじゃないの?と思ったのも束の間、この内から黒い帽子が一瞬で抜け出してきた。オールアットワンス?!そして当初から差し向けていたロードベイリーフが3着。そう、また3着です。人気薄で。

完璧なタイミングで抜け出すトキメキ(青矢印)。
そこを狙い澄ましたかのように内から差すオールアットワンス(赤矢印)。
ロードベイリーフ(緑矢印)は今年も3着まで。しかし大健闘。

大衆が外枠有利を妄信するなら、一歩引いて内枠の可能性を探る。今回は「ロサロッサーナ?直線競馬で圧勝2回?コレだ!」と決め打ってしまったが、「一昨年の覇者が9番人気?」「昨年人気薄で3着の馬がまた人気薄で放置されてるな」といったところまで展開できず。今回は速い時計が見込まれたんだから、過去の好走馬を買うのが手っ取り早かった。信念があれば穴馬も確信を持って買える。

スティクスは先頭を奪えなかった上、ラストにかけて付いて行けなくなっての負け。今回の時計で付いて行けないというのはかなりお粗末。ロサロッサーナは2勝クラスの馬だし、負けたからどうこういうつもりはない。最内を通って賭けに出てくれただけでも満足。サトノファビュラスは外に寄せてオールアットワンスが抜けた後を追って4着。漁夫の利感が強く評価はできない。これで次走人気していたら笑う。

ファイアダンサーは持ち時計がショボい上に韋駄天Sから4kg増ではまともな競馬にならないとみて切ったが、スタートから全く付いて行けずシンガリ負け。いくら何でも走らなさすぎと思ったらどうやら熱中症にかかっていたらしい。生き物なんだから、体調が悪いこともあるよね。仕方ない。

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