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【レース回顧Vol.227】第57回京都大賞典

レース結果・収支

1着【-】ヴェラアズール(2番人気)
2着【○】ボッケリーニ(1番人気)
3着【-】ウインマイティー(3番人気)
・・・
7着【△】ディバインフォース(14番人気)
・・・
10着【△】ディアマンミノル(6番人気)
11着【◎】アリストテレス(4番人気)
・・・
13着【▲】ユニコーンライオン(10番人気)
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馬複10点ハズレ
レース収支:-1,000 累計回収/投資:120,700/114,600(105.3%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,980


率直な感想

4コーナーの気配からはディアスティマとヒンドゥタイムズが来そうな感じ。ヤバい、両方買ってない。1年振りの馬に負けるなよ。何やってんだお前ら・・・。って、何?あの緑の帽子?みんなが荒れる荒れると騒ぐ時ほど本命決着というのはお約束。その逆は一昨日のサウジアラビアRC。


テーマの振り返り

テーマ無しにつき省略。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

開幕週ながら単調な行った行ったは皆無で、中団外からの差しがバシバシ決まっている。ただ日曜午後から今朝にかけてまとまった量の降雨(合計43.5ミリ)があり、月曜朝時点のクッション値は8.6。稍重で行われた日曜メインのオパールSもトウシンマカオが外を通って差し切っており、トラックバイアスは外差し優勢とみておきたい。今回はディアスティマを筆頭にキングオブドラゴン、ユニコーンライオン、アフリカンゴールドと前付けの馬だらけ、その上ボッケリーニやウインマイティーも前で競馬する馬ということで一見すると差し優勢だが、飛ばし屋的な馬は見当たらず、競り合ってでもハナに拘るタイプの馬も見当たらない。平均ペースで自分から動いていく必要があり、スタミナ重視の好位差し狙い。馬場も重たいので欧州血統に注目。

レース指標

LAP:12.1-11.2-12.5-12.6-12.3-12.8-12.6-12.4-11.9-11.3-10.9-11.7
勝ち時計:2.24.3(稍重) テン3F:35.8 上がり3F:33.9

ユニコーンライオンがディアスティマを牽制しながらハナ奪取。ディアスティマ、アフリカンゴールド、キングオブドラゴンは距離を置き、序盤は縦長の展開。3コーナーにかけて馬群が凝縮、ディアスティマがユニコーンライオンに並びかけながら直線へ。直線半ばでディアスティマが先頭に立ちかけるも、その外からボッケリーニが抜け出して先頭。更に大外からヴェラアズールが強襲、並ぶ間もなく豪快に突き抜けて完勝。今開催の阪神は外差しが非常に有効だが、この突き抜け方は異次元。ボッケリーニですら止まって見えた。


好走・凡退馬寸評、補足

1着【-】ヴェラアズール

3コーナーからマイネルウィルトス(青矢印)に蓋をされ、
アクセル空吹かし状態のヴェラアズール(赤矢印)。
直線に向いた時点で進路を確保するヴェラアズール(赤矢印)。
真っ直ぐ追えればこっちのものと言わんばかりの豪脚炸裂。

スタートが緩く、行き脚も弱めで後方からの競馬。早くも縦長の展開で、ヴェラアズールは後方外でフリー。3コーナーでマイネルウィルトスに被されても動じず、4コーナーでマイネルウィルトスを軽く外へ追いやりながら直線へ。捌きが遅れて後方のままだったが、大外からスパートしてグングン加速。坂を駆け上がる際の加速力が半端無く、内の馬が止まって見えた。それもそのはず、上がり3ハロン33秒2。1月までダートの下級条件で喘いでいた馬とは到底思えない。ラスト1,000M58秒2、4ハロン45秒8、3ハロン33秒9という瞬発力戦を後方から差し切り。ジャパンCに出てくるなら、GI馬集結承知で強めの印を打ちたい。

2着【○】ボッケリーニ

直線に向いてから外に切り出していくボッケリーニ(赤矢印)。
ウインマイティー(青矢印)が来る前に先に進路奪取!

最内のアフリカンゴールドよりも出が良く、内を締めに行きかけたがアフリカンゴールドが出鞭連打で阻止。外からユニコーンライオンらもやってきて、これらの後ろを追走。終始内ピタで進み、直線に向くところでもまだ内にいた。そこから早速外へ切り出し、ディアスティマの外からスパート。さりげなくウインマイティーの進路を閉じていて、完全勝利かと思いきや、外から矢が飛んできていつもの指定席(2着)に収まった。大崩れはしないが、爆発力を持ち合わせていないので善戦でお茶を濁しやすい。連軸には最適だが、単勝は買いたくないタイプ。

3着【-】ウインマイティー

スタートしてから内を窺い、最初のコーナーまでに
グイッと内に入れるウインマイティー(赤矢印)。
直線で追い出されてから内にモタれまくるウインマイティー(赤矢印)。
和田騎手は外に重心を向けて追っていた。

スタート直後から内を意識していて、アイアンバローズを行かせてこの後ろから一気に内へ入れてラチ沿いを確保。道中はボッケリーニを前に置いて徹底マーク。付かず離れずで付いていき、4コーナーから手綱を動かして直線に向いて併せの形に持ち込もうとしたところ、ボッケリーニも動いてあろうことか自身の前を横切って先に抜け出していった。その後は内にモタれまくるなど、どことなく消化不良な走りだった。元々ここを使ってエリザベス女王杯という絵図を描いていたはずで、ここを使った上積みはあると思う。

7着【△】ディバインフォース

ディバインフォース(赤矢印)は行き脚が緩過ぎて出鞭連発。

ゲート出が遅いのはいつものことで、行き脚が緩いのもいつも通り。出鞭を入れても最後方からの競馬。終始最後方を進み、直線で内に入れてスパートしたが何の見せ場も作れなかった。前半ゆっくり流れてくれないと追走だけで終わってしまう。直線で使った脚は悪くなく、この後はステイヤーズS連覇が目標か。

10着【△】ディアマンミノル

仲良く最後方を進む桃帽の2頭。
ここから直線に向くまで追い出しを待っていたら届かないって。

スタートは決まったものの行き脚は緩く、大外枠ということもあり後方からの競馬。3コーナー過ぎから馬群が固まって抜きどころが無く、直線に向いてもまだ後方。そこから徐々に外に持ち出していってのスパートは遅過ぎた。この日も外が伸びていたし、距離ロス覚悟でも外を捲る競馬をしたほうが良かったのかもしれない。

11着【◎】アリストテレス

4コーナーで外からヒンドゥタイムズ(青矢印)に捲られ、
馬群の中に納まるアリストテレス(赤矢印)。この時点で手応えも劣勢。

スタートを決めた上で先行勢を行かせ、自らは外に持ち出して5番手。4コーナーで外をヒンドゥタイムズに捲られ、馬群の中に吸収された状態で直線に向いてすぐにスパートに入ったものの、外に張りまくってまともに追えなくなり、鞭を左に入れて再度スパートしても反応は無かった。今回のペースで進んでいかないようでは話にならない。

13着【▲】ユニコーンライオン

4コーナーで後続を引き付けつつ逃げるユニコーンライオン(赤矢印)。
手応えには余裕があり、また突き放すかと思ったが・・・。

スタートから気合いを付けて前に出していき、ディアスティマを抑えてハナ奪取。向こう正面で最大2馬身程のリードで順調に逃げ、3~4コーナーでディアスティマらを引き付けた上で直線に向いて二の脚を繰り出そうとしたがディアスティマにあっさり捕捉され、坂に差し掛かった辺りで後退。まだ本調子には程遠い模様。

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