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【レース回顧Vol.428】第84回桜花賞


レース結果・収支

1着【△】ステレンボッシュ(2番人気)
2着【◎】アスコリピチェーノ(1番人気)
3着【△】ライトバック(7番人気)
・・・
5着【△】エトヴプレ(9番人気)
・・・
8着【▲】クイーンズウォーク(3番人気)
・・・
13着【○】チェルヴィニア(4番人気)
・・・
単勝1点ハズレ 馬複5点的中!(6.2倍) 3連複10点的中!(32.6倍)
レース収支:+2,280 累計回収/投資:22,730/52,900(43.0%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,010


率直な感想

何だあの芦毛。エドヴプレ?そんなの買ってる訳・・・あった。え?ホームラン来るの?ステレンボッシュ、一応抑えた。アスコリピチェーノ、軸で買った。エドヴプレ、3着でOK。・・・あー、やっぱりダメか。ライトバック?そんなの買ってる訳・・・あった。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 土曜の芝5レースはいずれも4コーナーで5番手以内に付けた馬が勝利。外回りで行われた後半3レースは前付けから先に抜け出した馬が1着、内を捌いた(阪神牝馬Sは外差し)馬が2着、外から突っ込んできた馬が3着だった。馬場はフラットだが時計は速く、外を回し過ぎると届かない。

  • エトヴプレから「逃げない」宣言が出ているが、セキトバイーストの逃げにシカゴスティング、ショウナンマヌエラも加わることでペースアップが濃厚。前受けでは厳しく、展開は差し優勢。内突き、外差しいずれでもOK。

レース指標

LAP:12.5-10.8-11.2-11.8-11.8-11.4-11.2-11.5
勝ち時計:1.32.2(良) テン3F:34.5 上がり3F:34.1

レースの振り返り

まずまず揃ったスタート。アスコリピチェーノは僅かに遅れたが許容範囲。ショウナンマヌエラが押してハナ。最高速度は68.5km/hとやや速め。セキトバイーストは行かない?キャットファイトとコラソンビートが番手に入り、エトヴプレも抑え切れない感じで前へ。アカンか・・・。

アスコリピチェーノは馬群の中。揉まれているのが気になる。ステレンボッシュがこの内に付けて、チェルヴィニアは外を追走。クイーンズウォークは中団ラチ沿いで追走に専念。ライトバックとスウィープフィートは並んで最後方待機。スウィープフィートは分かるけど、ライトバックも決め打ち態勢というのはちょっと意外。

テン3ハロン通過34秒5。まあまあ速いぐらい。馬場が速くて外が伸びるから、中団から外差しがベスト。アスコリピチェーノは4コーナー付近で中団の外にいた。よし、これは来そう。って、内からステレンボッシュに弾かれた。これでステレンボッシュが前へ。アスコリピチェーノもグイグイ伸びているものの差が詰まらない。うわ、ヤラレタ。

ところで内で頑張ってるあの芦毛は何だろう。15番。エドヴプレ。そんなの買ってる訳・・・あった。ステレンとアスコリのワンツー濃厚でエドヴプレって万券チャレンジやん。やっとデカイのが来た。良かった良かった・・・って、やっぱり差された。また激安馬複だけか。このパターン飽きた。11番。ライトバック。そんなの買ってる訳・・・あった。

勝ち時計1分32秒2は2021年ソダシの1分31秒1ほどではなかったにせよ、昨年のリバティアイランドの1分32秒1とほぼ同等の超高速決着。阪神ジュベナイルフィリーズで1分32秒6をマークしていたステレンボッシュとアスコリピチェーノにとってはラーニング済みで、この2頭のワンツーになったのも頷ける。

ステレンボッシュは阪神ジュベナイルフィリーズが中2週だったことを考えると、アスコリピチェーノよりも上積みが見込めたのかもしれない。アスコリピチェーノの内から先に前に出たモレイラ騎手の騎乗もクレバーだった。アスコリピチェーノは鞍下からの発汗が凄く、レース前に消耗していた。正直ぶっ飛びも覚悟していた。レースでは4コーナーでモタついた上、ステレンボッシュに内からプッシュされて万事休す。

ライトバックは最後方大外からの追い込みが炸裂。メンバー最速の上がり3ハロン32秒8の脚で突っ込んできた。外フリーなら走るという見立ては正解。しかし真後ろから競馬してくれとは言っていない。位置が取れればオークスを獲れる逸材。スウィープフィートはライトバックが邪魔で外に出せず、一旦内に入った分詰め損ねた。大跳びなので距離は延びたほうが良さそうだが、末脚の切れ味はライトバックのほうが上。

エトヴプレは外枠からスタートを決めてしまい、壁無しの状態で抑えが効かず前へ。頭の高い走法ながらショウナンマヌエラを交わして単独先頭のシーンを作った。マイルの完全差し決着で先行してコンマ3秒差。距離短縮で即無双の器。葵Sや函館スプリントS辺りならタダ貰い。

クイーンズウォークは内で脚を溜めて、直線内を上手く捌いて出てきたものの、前走のような脚を使えず後退。あの反応の無さはマイラーではない。半兄グレナディアガーズで「オークス向き」とか寝言言ってんじゃねーよ、と思ったが、寝ていたのは私だったらしい。ただこの「オークス向き」というイメージで次も人気するなら、同じキズナ産駒のライトバックを推したい。

チェルヴィニアは間違いなく素質上位だが、半年近い休み明けで1分32秒2で走れなんてのは無茶な話。着順だけ見ると酷いが、これでもアルテミスSよりコンマ2秒速く走って自己ベスト更新。直線で前が塞がって後退した!とかそういう問題ではない。


レース結果からの教訓

  • レースレベルを推し量る指標として決着時計はベタだが王道。1分32秒6で決した昨年の阪神ジュベナイルフィリーズの上位2頭がワンツー。

  • 速い時計決着が見込まれる場合の久々は疑うべし。チェルヴィニアは本来ここまで負けるような馬ではない。

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