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【レース回顧Vol.96】第7回サウジアラビアロイヤルC

1着から7着まで人気通りの決着。順当過ぎて面白くも何ともなかった。前付けポンで勝てるのに、戸崎さんは何で下げたんでしょうかね。次もテン乗りの騎手が後ろに下げて届かずなんでしょ。スタニングローズ、POG馬で期待していたけど変な感じでキャラが固まってしまって残念。

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スタニングローズ、ゼロ台スタート決まった!ウナギノボリだけが出遅れ。

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ロードリライアブルがハナを主張し、ケッツアーが2番手。ステルナティーアが早めの3番手、スタニングローズはそのすぐ内を追走。コマンドラインはこれらの後ろにつけた。

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しかし緩い流れを察知したルメール騎手は即座にコマンドラインを前に誘導。この様子と600M通過37秒7の表示を目にして、コマンドラインの勝利を悟った。速い上がりの決着になるんだから、前にいたほうが絶対有利。

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コマンドライン(黄)はロードリライアブルの直後で持ったまま。ステルナティーア(青)は外前から仕掛けのタイミングを窺っている状況。一方でスタニングローズ(緑)はステルナティーアとウナギノボリが壁で追い出すスペースが無い。マズい。

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何やってんだ戸崎。この頭数で進路が無いとか、ギャグでやってんの?

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スタニングローズがウナギノボリに煽られっ放しだったのは逆手前で走っていたため。ここでようやく手前が替わって加速。前ではコマンドラインが楽に先頭に替わるところ。ステルナティーアも時を同じくしてスパート。

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やはりサンデーレーシング所有の3頭による争い。押し切りを図るコマンドラインにステルナティーアが並びかけ、スタニングローズが猛追。ウナギノボリは遅れた。

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結局そのままゴール。コマンドライン、ステルナティーアはしっかりとマイルを走り切ったが、スタニングローズは完全に脚を余していた。位置取りの差。これに尽きる。

少頭数で明確な逃げ馬不在。下手するとコマンドラインが押し出されてハナに立たされかねない。ドスローで7頭が固まって推移して、直線ヨーイドンの瞬発力勝負。前々で速い上がりを繰り出した馬が勝ち。

ビンゴ。「前々で速い上がりを繰り出したもの勝ち」なんだから、道中動いても良かったし、それをやったのがルメール騎手だったということ。日本人騎手はこれが出来ない。

1着○コマンドラインはすぐ外のウナギノボリが出遅れたことでノープレッシャー。暫く緩い流れを付いていって、隊列が落ち着いたところで即座に仕掛けて前へ上がっていった。直線は単独2番手から馬なりで脚を伸ばすのみ。楽過ぎて評価不能。歴代勝ち馬ほどの大物感は感じなかった。

【○】コマンドライン
直線で加速が付くまで時間が掛かったが、加速が付いてからはアッサリ。今回と同じコースを楽勝しているのはアドバンテージ。

2着◎ステルナティーアはパドックからチャカついていて落ち着きがなく、序盤のスローで馬が行きたがるのを抑えながらの追走。福永騎手はレース中に競馬を教え込むような乗り方をすることが多いが、今回もまさにそれ。序盤行きたがった分、終いの伸びは前走ほどではなかった。

【◎】ステルナティーナ
終始外を撫でるように付いていって、直線に向いても馬なりで前に迫っていって、楽な手応えのまま独走。瞬発力性能は桁違い。

3着▲スタニングローズは結果的に最内枠が仇。スタートを決めながらケッツァーに先に行かれて前が壁、4コーナーで後ろから2番手、直線もステルナティーアとウナギノボリが壁。ドスローの上がり勝負で進路を探っているようでは勝てるものも勝てない。能力は間違いなく高いだけにもどかしい。

【▲】スタニングローズ
新潟2歳Sはスタート直後に躓き、後方から外を回す羽目になり詰め切れず。勝った馬が内を通り続けていたのとは対照的だった。まずはスタート。

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