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【レース回顧Vol.347】第68回京成杯オータムハンデ


レース結果・収支

1着【○】ソウルラッシュ(2番人気)
2着【△】ウイングレイテスト(5番人気)
3着【-】ミスニューヨーク(8番人気)
4着【△】メイショウシンタケ(7番人気)
・・・
8着【◎】ラインベック(4番人気)
・・・
10着【△】シャイニーロック(10番人気)
・・・
馬複7点的中!(22.6倍) 3連複9点ハズレ
レース収支:+660 累計回収/投資:126,620/121,300(104.4%)


率直な感想

ロケットスタート!を切ったのはグラニット。シャイニーロック、いきなり終わった。まあいい、ラインベック頑張って。・・・ダメ?ウイングレイテストはめっちゃいい感じやね。その後ろはソウルラッシュ。一応当たりか。安い馬複だけど貰っておくか。・・・ミスニューヨーク!3要らん!マジで要らん!2-10!にーじゅー!ニージュー!Need You!


テーマの振り返り

※新潟で施行された2014年を除く。

ディープインパクト産駒は黙って買え→ドボン

昨年は唯一の該当馬ファルコニアが勝利、ディープインパクトの子・ディープブリランテ産駒のミッキーブリランテ(12番人気)が2着。2015年2着エクストラエンド(11番人気)、2017年2着ガリバルディ(11番人気)、2021年2着コントラチェック(12番人気)など、人気薄でもガンガン来る。

唯一の該当馬ラインベック(4番人気)は見せ場無く8着敗退。ディープインパクトの孫(メイショウシンタケ、ミッキーブリランテ、グラニット)は4~6着。上位3頭はいずれも非ディープインパクト。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

レース前の見解

  • 今週は金曜に100ミリ超の雨が降ったものの、翌日には稍重まで回復。含水率は4コーナー15.2%、ゴール前15.2%、日曜朝時点のクッション値は8.5。土曜はこれに近いコンディションで好時計が連発した(後述)。

  • 秋開催はオール野芝で例年速い時計が出る。土曜は稍重ながらアスター賞(2歳1勝C/芝1,600M)が1分33秒1のレコード、紫苑S(3歳牝GII/芝2,000M)が1分58秒0のレースレコードタイで決着。良だともっと速い時計が出そう。

  • ペース想定:速い(テン3ハロン34秒台、1,000M通過57~58秒台)

  • 逃げ候補はシャイニーロックとグラニットだが、テンのスピードはシャイニーロックのほうが上。枠もグラニットより1つ内のシャイニーロックが先制。グラニットが軽量を活かして付いて行ってペースアップ。人気どころを含めて大半が後ろからの馬で、隊列は縦長を想定。馬場が良いので前は簡単には止まらない。4コーナーまでにある程度詰めておかないと届かないのでは。

レース指標

LAP:12.6-11.0-11.0-11.2-11.2-11.2-11.8-11.6
勝ち時計:1.31.6(良) テン3F:34.6 上がり3F:34.6

レースの振り返り

阪神ほどではないが、中山も内が優勢っぽい感じで推移。10レースのセプテンバーS(3歳以上3勝C/芝1,200M)は1分7秒6で決着。知ってたけど速い。これはインダストリア来れないでしょ。みんな中山マイル3戦3勝に首ったけなんだろうな。それ、文言抜けてるよ。中山マイル(オーバーシード)3戦3勝だよ。野芝が云々以前に時計とか気にならないのかな?

ロケットスタートキター!・・・ってそっちかよ、グラニット。シャイニーロックはグラニットに行かれて前が塞がって後ろから。あー、終わった。ウイングレイテスト3番手は良いね。ラインベックは前に行けず。うーん。

グラニットがハナに立った後、外から前に寄せるウイングレイテスト(青矢印)。
ラインベック(黄矢印)は前をカットされて一段後ろ。
シャイニーロック(白矢印)は更に後ろで挽回不可能・・・。

ソウルラッシュが4番手?ほう。ミスニューヨークも早めの競馬。その外にラインベック。インダストリアはこれらの後ろで脚を溜めながらの追走。メイショウシンタケは僅かに最後方。位置取れないか・・・。

早くも好位の内に構えるソウルラッシュ(赤矢印)。
インダストリア(黄矢印)は馬群の中をゆったり追走。
メイショウシンタケ(白矢印)は成り行き上の最後方待機。

グラニットが気分良く行き過ぎている。ちょっとマズいのではと思ったが、4コーナーでウイングレイテストとソウルラッシュが馬なりで詰めに行けていたので一安心。しかしラインベックは押しまくりで終了気配。これは終わった。インダストリアはこの期においても馬なり。あれ?やる気無し?

上位に来た馬は総じて内を通っての進出。
概ね「内にいて前にいた強い馬」の順に入線。

直線半ばでウイングレイテストがグラニットを捉えて先頭。今日は末脚もしっかりまとめている。押し切るか?というところへ外からソウルラッシュ。ミスニューヨークが突っ込んできて少し焦ったが、これと同じ脚色で前のウイングレイテストを交わして1着でゴール。GI善戦級がGIIIを走ったらどうなるか?こうなります。

ソウルラッシュは4-3-3、ウイングレイテストは2-2-2、ミスニューヨークは4-6-4。これら3頭は4コーナーで全て内を通していた。強い馬が内前を選択し続けたといった内容。勝ち時計1分31秒6はここ10年で2017年(グランシルク)と並んで2番目に速い決着だった。これでは外や後ろからでは到底太刀打ちできない。メイショウシンタケも内を通っての追い上げだったがいかんせん後ろ過ぎた。ミッキーブリランテを捌くのに一瞬手間取ったが、スムーズでもミスニューヨークに届いていなかったと思う。

ラインベックはスタート直後にウイングレイテストに締められて前に行けなかった上、終始外を通らされているうちに失速。ただ4コーナーを迎えた段階で一杯というのは意外だった。シャイニーロックはスタート失敗、ラインベックと同様に最初のコーナーまでに前を締められて終了。逃げ馬を買ってお金に換えるのは難しい・・・。

で、インダストリア。中山マイル(オーバーシード)3戦3勝がオール野芝(=高速馬場)のここでは強調点にならないとみて切り捨てて正解だったが、それにしても4コーナーで全く追い上げようとしていなかったのは不可解だった。レース後に調べてみたところ、夏に爪を痛めてエクイロックスで装鉄していたことが判明。思っていたより壮大な地雷だった。こんなのを「中山マイル3戦3勝だー!」なんて言ってホイホイ買っていたらそりゃお金無くなるよ・・・。そう言えば新潟記念で中間ザ石のサリエラを買って泣いたばかりだった。ギャンブルにおいて無知は金失いの元。

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