見出し画像

【レース回顧Vol.243】第27回東京スポーツ杯2歳S

レース結果・収支

1着【-】ガストリック(5番人気)
2着【△】ダノンザタイガー(2番人気)
3着【◎】ハーツコンチェルト(1番人気)
・・・
5着【△】フェイト(3番人気)
・・・
8着【▲】シルトホルン(7番人気)
9着【○】ロッククリーク(8番人気)
・・・
馬複4点ハズレ 3連複6点ハズレ
レース収支:-1,000 累計回収/投資:128,230/132,600(96.7%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,980


率直な感想

ハーツコンチェルトはいい馬だけど、単勝1.8倍はちょっと人気過剰。一体誰がブッ込んだんだろう?これは痛い目に遭うぞ、と思ったらしっかり出遅れ。ほらね。今年の2歳は人気被ったら負けフラグ。それにしてもコーセー・ミュラーが2週連続重賞勝ちとか、「その時」は近いのか・・・。


テーマの振り返り

3番枠より内を買え→ビンゴ!

2012~2014年は1枠1番に入った馬が3連勝。一昨年は3枠3番ダノンザキッド(1番人気)が勝利して2枠2番タイトルホルダー(5番人気)が2着でワンツーフィニッシュ。昨年も1枠1番イクイノックス(1番人気)が勝利、3枠3番アサヒ(4番人気)が2着、2枠2番テンダンス(6番人気)が3着でワンツースリーフィニッシュ。BからCへのコース替わり当週、流れが落ち着いて内を立ち回った馬が勝ち負けしやすいというロジック。

3枠3番ガストリック(5番人気)が内を捌いて出てきて快勝。内が来るのは分かってたんですよ。1枠1番と2枠2番を買って、3枠3番を買わずハズレ。そんなもんなんです、競馬って。


トラックバイアス分析・展開予想の振り返り

今週は火曜日に弱い雨が降ったが、その後は好天で馬場への影響は皆無。金曜朝時点のクッション値は9.3と先週日曜と同水準。今週からCコースを使用するだけに、例年通り内が使える馬場を想定。先週も時計は水準以上、上がり3ハロン33秒台が普通に出ていた。マイペースなら前は簡単に止まらない。明確な逃げ馬不在、内からシルトホルンが行ってドゥラエレーデ、ロッククリークが2番手か。ペースは上がりそうになく、直線に向いて3番手ぐらいからの抜け出しがベスト。大外一気ではしんどい。

レース指標

LAP:12.8-11.2-11.2-11.5-12.2-12.0-11.4-11.5-12.0
勝ち時計:1.45.8(良) テン3F:35.2 上がり3F:34.9

シルトホルンが楽に先頭に立つも、外からドゥラエレーデが併せてきて2頭が並んでレースを主導。タイセイクラージュ、ロッククリークが掛かり気味に付いていって前掛かりな流れ。1,000M通過58秒9は想定外のハイペース。直線に向いてドゥラエレーデが先頭に立ったところへガストリックとダノンザタイガーが強襲、この2頭が競り合いながらゴール。


好走・凡退馬寸評、補足

1着【-】ガストリック

先行集団が固まってレースを先導。
自ら動かず、後方の内で脚を溜めるガストリック(赤矢印)。
ドゥラエレーデ(青矢印)の外へ持ち出してスパートするガストリック(赤矢印)。
「強い2頭」は共に大外。枠順の利が活きた。

デビュー戦に続いて今回も出遅れたがまだマシ。リカバーに行かず後方で脚を溜めて直線勝負の構え。11頭中5頭がまとまってレースを主導したことで中団以降の馬群はスカスカ。前が詰まる気配はなく、後方内はベストポジション。直線も前が詰まることなく、冷静にドゥラエレーデの外へ持ち出してスパート。外から追ってきたダノンザタイガーの勢いも凄かったが、抜かれるような感じはしなかった。

2着【△】ダノンザタイガー

ガストリック(青矢印)に併せに行くタノンザタイガー(赤矢印)。
ガストリックが壁の役割を果たし、ラストまでしっかり走った。

スタートを決めた上で馬なり、中団後方の外を追走。直後をハーツコンチェルトにマークされたがお構いなし。そのまま大外を回して直線に向き、肩鞭で気合を入れつつ直線半ばでスパート。内のガストリックに併せに行く形になり、内へのモタれ癖は気にならなかった。内が使える馬場で大外から差し迫っての2着は負けたとはいえ収穫あり。使いつつ良くなっていく馬だと思う。

3着【◎】ハーツコンチェルト

出遅れて馬群後方の外を進むハーツコンチェルト(赤矢印)。
動きが緩慢で、要所要所で置かれてしまった。

のっそりとゲートを出て出遅れ。行き脚も緩く、速攻で置かれて最後方からの競馬。道中は馬群から離して外を追走、3コーナーからダノンザタイガーをマーク。ただダノンザタイガーが4コーナーでスッと動いて置かれてしまい、直線もダノンザタイガーの後追いに終始。結局最後までダノンザタイガーに追い付けず終了。要所要所で置かれ続けて、全体的にモッサリとした印象しか残らなかった。ドスローの後の高速戦で脆い面が浮き彫りになってしまった。長い目で見守る必要がありそう。

5着【△】フェイト

前過ぎず後ろ過ぎずの絶好位に構えるフェイト(赤矢印)。
直線外に持ち出していくところまではデビュー戦と同じだったが・・・。

スタート・行き脚共上々だったが、前が速くなりそうなのを見越して一段下げての競馬。前の5頭が速く、後方馬群を先導する形。前過ぎず後ろ過ぎずのベストポジションから直線で外に持ち出したものの、今回は追い出しを待つ余裕はなく速攻で鞭を入れてスパート。ただジリジリとしか伸びず、外の2頭にあっさり交わされて終了。追わず強い勝ち方をした馬は次走追われて案外というケースは多いが、今回のフェイトもそんな感じ。

8着【▲】シルトホルン

道中ドゥラエレーデ(青矢印)に先行され劣勢のシルトホルン(赤矢印)。
マイペース単騎の形もあるかと考えたが甘かった。

スタートを決めて楽に前に出てきたと思いきや、ドゥラエレーデに並ばれて自ずとペースアップ。ドゥラエレーデのほうが先行気味でジリジリとスタミナを奪われ、ラスト200Mでドゥラエレーデに交わされたところで力尽きた。ドゥラエレーデはこのペースでコンマ4秒差に粘っており、力負けという解釈で良さそう。

9着【○】ロッククリーク

前走とは一転、好位の内で落ち着かないロッククリーク(赤矢印)。

若干出負け気味ながら最内枠を活かして前へ。しかしシルトホルンの後ろで頭を上げて落ち着かず、外の壁にも反応してスタミナを消耗。最内を立ち回って直線に向き、そのまま内突きを狙うもスパートに無反応。外で豪快に掛かったタイセイクラージュはシンガリに沈んだが、ロッククリークも1秒3差の完敗。折り合いを欠いたのは誤算。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?