【レース回顧Vol.192】第39回エプソムC
レース結果・収支
1着【-】ノースブリッジ(4番人気)
2着【-】ガロアクリーク(8番人気)
3着【◎】ダーリントンホール(2番人気)
・・・
5着【○】タイムトゥヘヴン(5番人気)
6着【△】ザダル(3番人気)
7着【△】ヤマニンサンパ(7番人気)
・・・
12着【▲】トーセングラン(10番人気)
馬複4点ハズレ 3連複6点ハズレ
レース収支:-1,000 累計回収/投資:71,440/74,000(96.5%)
※ノーベット収支:0 ノーベット累計収支:+2,980
率直な感想
直前にまとまった量の雨が降って重馬場になるなんて聞いてないっす。稍重ならまだしも重って。こんなもん、前付けジャスティスに決まってるやん。まあ前が緩いって分かってたし、ノースブリッジ無印は愚の骨頂だった。
テーマの振り返り
自己条件勝ち上がり直後の馬を過信するな→保留
青葉賞、ラジオNIKKEI賞、セントライト記念と使った後は自己条件で勝ち上がってきたノースブリッジが勝利。重賞はアーリントンCに1回出ただけのジャスティンカフェ、重賞初出走のヤマニンサンパは圏外。また来年になれば第二のジャスティンカフェが人気するので適当にあしらいたい。
トラックバイアス分析・展開予想の振り返り
レース指標
LAP:12.7-11.6-11.9-11.9-11.6-11.9-11.5-11.3-12.3
勝ち時計:1.46.7(重) テン3F:36.2 上がり3F:35.1
トーラスジェミニがハナを主張し、ノースブリッジは引いて3番手を追走。レース前の降雨で馬場が渋った上、トーラスジェミニのマイペース逃げで1,000M通過は59秒7と緩めで推移。直線内を開けての追い比べは位置取りの利でノースブリッジが押し切り。2着は中団外差しのガロアクリーク。
好走・凡退馬寸評、補足
1着【-】ノースブリッジ
スタートでトーラスジェミニに出られてしまい、最初のコーナーまでに内に入られて控える競馬に専念。周りに馬がいない状況でハミを取って行きたがったが、岩田騎手は手綱を短く持って上手く制御。4コーナーを迎えてペースが上がり出してからは手綱を緩めて馬の行く気に任せ、馬なりのまま馬場の真ん中を通ってトーラスジェミニに迫っていった。初めて鞭が入ったのはラスト200M手前。ラストまでしっかり伸びての完勝だった。重馬場がアシストした感もあるが、前で溜める競馬をして勝ったというのは評価したい。
2着【-】ガロアクリーク
スタートも行き脚もイマイチで、馬群後方の外を追走。外にいたザダルが自身の後ろに入り、労せずしていつでも動ける位置取りになった。4コーナーで肩鞭を入れつつ、前を走っていたトーセングランの外に持ち出して直線へ。同じコースを通ったザダルとの比較で位置取りも仕掛けもこちらが先。上がり3ハロン34秒2は同じでも、当初の位置取りの差で先着。速い時計に不安があった馬で、重馬場になったのは相対的に有利に働いた。事実、昨年は1分46秒5で走って1秒2負け、今年は1分46秒7で走ってタイム差無しだった。
3着【◎】ダーリントンホール
スタート・行き脚共に普通で、外から締められて馬群の中を追走。丁度ノースブリッジの後ろに入り、この後ろを脚を溜めながら付いていった。しかし直線に向いたところで押っ付け通しになり、外に持ち出してスパートしてもモタついてガロアクリークに交わされてしまった。今日の展開と手応えで3着を確保したのは力があるからだろうが、勝ち負けには遠い内容で物足りなさが残った。
4着【-】ジャスティンカフェ
スタートを決めた上で引いて最後方待機。一頭だけ取り残されたような位置を進み、3~4コーナーで馬場の悪い内を通っての追い上げ。直線は内を突いて一気にポジションを上げてきてこれは、と思ったがそこで脚が止まった。ラストはノースブリッジに振り切られ、外の馬にも交わされての完敗だった。通ったコースで言い訳が立ちそうだが、上がり最速至上主義者が次走以降も買いそうなので馬券的な旨みはない。
5着【○】タイムトゥヘヴン
スタートはまずまずだったが行き脚が無く、内枠ということもあり相対的に後ろへ。後方2~3番手は想定内だったが、終始外をハッピーアワーに張られ、直線に向いてもハッピーアワーが外にいて外に持ち出せず、已む無く前が壁の状態で隙間を窺いつつのスパートで差し損ねた。ガロアクリークとまではいかなくても、せめてザダルの位置取りが欲しかった。
6着【△】ザダル
スタートで外に張って行き脚も緩く、大外枠ということで後方からの競馬が確定。ガロアクリークを被せる位置を取りながらガロアクリークの後ろに入っていったのは謎。結局この時の「消極的ポジション」の差を埋められないままでレースが終わってしまった。個人的見解だが、レーン騎手は緩い流れで後ろから行く馬に乗らせると下手。オークスのスタニングローズ(2着)のように好位につけて腕っぷしで勝ちに行く騎乗は上手いのだが…。
7着【△】ヤマニンサンパ
スタートで若干出負けしたが無理しない範囲でリカバー。ただ終始内を通らされ、4コーナーで相対的に後ろに下がってしまった。馬場が良く先に追い出せる外前とは対照的に馬群の後ろでは何も出来なくて当然。馬場が特殊過ぎて今回の結果はノーカウントで良いだろうが、重賞で勝ち負けするにはまだ下積みが足りない。
12着【▲】トーセングラン
スタート後の行き脚は良く、ノースブリッジの後方外を確保。ノースブリッジとの間隔を保ちながら3コーナーを回り、4コーナーではノースブリッジに並びかけていった。これはやったかと思ったが、直線に向いてからはサッパリ伸びず後ろに下がっていった。長期休養明け2戦目でこれは残念。
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