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豊かな水は 豊かな山のおかげ


この言葉、新潟の住宅業界を牽引する、重川材木の重川さんのお言葉らしいです。

その下にある「木のため、山のため、地元の木を使おう!」
これは、今日お会いした建築設計事務所n Sketchの井口さんのお言葉です。
HPはこちら⇨ https://www.n-sketch.net

数日前、井口さんがInstagramでこの写真を投稿しており、素敵だ!と思い、本日、井口さんと対談してきました。

目的は、tree to house の設計監修をお願いするためです。

山を身近に感じる暮らし

当たり前すぎて忘れていますが、私たちが生活に使っている水、飲んでいる水は、元を辿れば山に行き着きます。

ふと、山に意識を向ける。

ふと、山に想いを馳せる。

週末はイオンに行かず、山に行く。笑

北魚沼出身の私と、南魚沼出身の井口さんとの対話は共感の連続で

設計思想

価値観

スケルトン・インフィルの有用性

話題は尽きることがありませんでした。

まだ正式に、ではありませんが、共に同じ方向を向いてtree to houseプロジェクトを推し進めていける、とても心強い同志が出来ました✨

早く具体的な空間の話がしたくて、ワクワクしています!

続報を乞うご期待下さい🙌

お客様は、〇〇です

お客様は、神様です
よく聞くフレーズですね。

どうやらこの言葉、元ネタの三波春夫さんの真意とは異なる解釈で広まっているようです。私も勘違いしてました。

以下、引用

【しかし、このフレーズが真意と離れて使われる時には、「お客様」は商店、飲食店、乗り物のお客さん、営業先のクライアントなどになり、「お客様イコール神」となります。
 例えば買い物客が「お金を払う客なんだからもっと丁寧にしなさいよ。お客様は神様でしょ?」という風になり、クレームをつけるときなどには恰好の言い分となってしまっているようです。店員さん側は「お客様は神様です、って言うからって、お客は何をしたって良いっていうんですか?」と嘆かれています。】

【『歌う時に私は、あたかも神前で祈るときのように、雑念を払ってまっさらな、澄み切った心にならなければ完璧な藝をお見せすることはできないと思っております。ですから、お客様を神様とみて、歌を唄うのです。また、演者にとってお客様を歓ばせるということは絶対条件です。ですからお客様は絶対者、神様なのです』】
三波春夫オフィシャルサイトより引用

真意とは違う形での使い方を否定する訳でもありませんが、住宅産業がクレーム産業と呼ばれて久しい現在、お客様は神様だ、という意味合いの「サービス業」へと傾倒しているなぁと、業界内にいながら強く感じます。

良い悪い、の話ではないのですが、私は私の考えるtree to house のお客様は【同志】だと考えています。

向かい合うのではなく、同じ「山の方」を眺めて、一緒に歩める同志。
私達の提唱するtree to houseの思想や価値観に共感して頂ける方だけと、一歩一歩確実に、歩みを進めて行けたらと考えています。

請負と売買

住宅を建てる時には、依頼主と我々は請負契約を結びます。
売買契約、ではないんですね。

これって改めて考えると凄い事で、「貴方の思想に共感したから、どうかこの資金で住宅を建ててね!頼むよ!」と託される、という事です。

そして託された我々はその信頼に応えるべく、逆説的ですが依頼主を「神様」と捉えるべきなのかもしれませんね。
ここでもう一度、三波春夫さんの言葉をお借りして、我々に置き換えてみます。

『家を作る時に私は、あたかも神前で祈るときのように、雑念を払ってまっさらな、澄み切った心にならなければ完璧な技をお見せすることはできないと思っております。ですから、お客様を神様とみて、家を作るのです。また、職人にとってお客様を満足させるということは絶対条件です。ですからお客様は絶対者、神様なのです』

こう解釈すると、お客様は神様ですという言葉も、素敵だなぁと思えます。

またまた抽象的な話になりましたが…笑

次回はtree to houseの特徴の1つ
【企画住宅、提案型の設計】であるという事について、まとめてみたいと思います。
間取りや仕様が決まっているという事ですので、今や当たり前の【注文住宅、自由設計】とは真逆だ、という事です。

是非、次回もご期待下さいませ!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました🙇‍♂️

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