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散文詩景

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#私の作品紹介

【詩】あいのゆくえ

まっさらで ひとつの にごりもない あなたの あたたかな ことばを とりこぼさないように み…

Chiharu
11か月前
11

【詩】とこしえの

数秒の歓喜に包まれたいのち 明け方に身を焦がしては、刹那を生き切る 無邪気な笑い声が素月の…

Chiharu
11か月前
3

【詩】逝くひと、征く者

ちっとも悲しまず なにも惜しまず 群青に吸い込まれたあなたを見送り わたしはようやく彼方へ…

Chiharu
1年前
7

【詩】あいのめざめ

幻想(ゆめ)の浅瀬で戯れていた手足 思い思いの場所へ旅立っていく 無邪気な笑い声が明け方に…

Chiharu
1年前
6

【詩】さすらい

何者にもならず、何色にも染まらず、気の向くままに生きているように見えても、本当はぬくもり…

Chiharu
1年前
5

【詩】さよならの向こう側

遥か彼方へ続く道 平坦な何もない道 歩いていく 振り向かず 俯かず いつかみた君の頬のよう…

Chiharu
1年前
4

【詩】風鈴

茹だる熱のなか くらむからだ 頸筋に ひとすじ 冷やかな鈴音 境の意識ふるわす 夏のしらべ

【詩】カタストロフィの瞳

燃え盛った狂気がはじめに貫いたのは 憎い仇ではなく、最愛の君だった 私の凶器がどれほど君を…

Chiharu
1年前
3

【詩】泡にとけぬ

強炭酸水におぼれたい夜だってあるさ 全身を巡るメタルロックが血液と同化 月光に浸された虚無…

Chiharu
1年前
8

【詩】夏の産声

熱されたアスファルトの匂いが簾をくぐりぬけ 蝉のワンマンライブは扇風機に吸い込まれる 泣く…

Chiharu
1年前
3

【創作】おくりもの

百三十円以上の価値があるあなたがはじめて贈ってくれたあったか〜い午後の紅茶ミルクティ…

Chiharu
1年前
3

【詩】さよなら遊覧船

広い都会を見下ろす小舟に乗って 夜を突き刺さすネオンを手にし 昨日までとは違う自分に為った…

Chiharu
1年前
3

【詩】奏者不在

君が好きだった曲を覚えている 僕はちっとも心動かされなかった 霧雨に濡れた別れのうたを い…

Chiharu
1年前
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【詩】待ちぼうけ

待ちぼうけは慣れっこなのよ わたしはひなたの傍らで もうじき咲う花々を手に 気まぐれなあなたを捜すだけ