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ささくれだった心を宥めてくれるチョコレートがどんどんしょっぱくなる。 ただの慰め行為に絶…
磨いてきた繊細な技術で生み出した私の化身 星を散りばめたような瞳で見つめる君 繊細な飴細工…
この手で護った光が誰かの影になるかもしれない それでも僕らは懸命に 立ち向かっていく 理不…
色鮮やかな過去に別れを告げて モノクロの未来に飛び込む旅人よ その瞳が映す朝焼けを 君は…
仄暗い水槽のような部屋にも欠かさず光は注がれる 午前5時、白んでいくガラスの向こうに小…
ひめごとを孕んだ神の口笛 そっと耳朶を食む まるでこどもの戯れのよう うつくしい無色の音…
追いつく前に醒めてしまう夢 掴めない背中、届かない手 それでもわたしは走っていくの この宇宙(そら)の向こう側まで 寂しい思いをさせてごめんね あなたのぜんぶを受け止めるから わたしを抱きしめる準備をしていて あなたはいま、どんな顔をしている? ※Twitter掲載分 再掲
星々が巡る幾千年もの時の連なりの中に ぽつねんと一粒 取り残される わたし 皆はそれぞれの…
繰り返し見る夢のなか 触れたことのない肌の体温 抱えたことのないその重み いつか出逢うはず…
濡れたアスファルトの匂いに 腕を引かれ迷い込んだ街 むせかえるほどの紫陽花色に 染まる視界…
なによりも愛していたものは 指の隙間 いとも簡単に零れ、消える お互いよりも大切なもの…