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こっそり嬉しかったこと。

はい。

こっそり嬉しかったことがございまして、書かせていただけたらと存じます。

日々『大人である』『社会人である』『立場をわきまえる』など、様々なことを考えながらアルバイトという雇用形態でありながらもパチンコ業界の末端歩兵として、パチンコという文化を支える、楽しみを支えるにはどうしたらいいだろう…と考えながら仕事をしております。

先週の平日、私の尊敬する副店長とお話する時間がかなりありまして。

日ごろからお世話になりっぱなし、辛いことややりきれないことなどをよく聞いていただいているのですが…上司であり、副店長というお立場にも関わらず、そうやって私のいわば『メンタルケア』に時間を割いてくださる、優しく懐の深い、そしてサバサバしていて気持ちのいい上司様なのです。

先週、その副店長とのお話の中で、私の前々からやりたかった『メンテナンス』の計画を預かることができまして。

嬉しいことです……。

遊技台もかわいそうに、いろいろとお掃除してあげたいところばかり。

それでも人員不足やスタッフのモチベーション低下などにより、言い出せずにおりました。

そうしますと、副店長、さすがは見抜いてくださっていたのでしょう、

『そるじゃぁさん、メンテナンスの計画立てようか。』と…。

ありがとうございます。

それで、私は新しく入って間もないスタッフもいるため、『今在籍のスタッフ全員ができるレベルの初歩の初歩からのメンテナンス』を『指導する方が余裕をもって指導にもあたることができ、指導される方も申し訳なさを感じずにメンテナンスも進行できるであろう』という余裕を持った長期計画を立てました。

初歩の初歩でありますが、これは新しく入った方にはもちろん、習得して頂きたい技術であり、それに伴い遊技台の各部位の役割を知っていただくいい機会でもあり…

また、指導する側も鍛えられる、レベルアップする、最高の機会なのです。

自分はやることができるとしても、さぁ人に教えてください!となると、注意すべき細かな点はなぜそういった注意を払う必要があるのか、また使う道具はなぜそれでなければならないのか、他のもので代用する場合もこういう可能性があるものは使えない、といった、細々とした付随する『考える元となる原理を知っているか』『考える力』『説明する力』『伝えて理解してもらう力』を必要とします。

そして、自分が『伝えて理解してもらった経験』を理解してもらえた相手のみならず、また別の方へと理解してもらうための伝え方を考える経験ができることになる。

伝える経験、伝わって理解してもらえた経験、というのは結構自信につながりやすく、教える側も、教えられる側も、いわば『WIN WIN』なんです。

得しかない。

そういったことを全員に、教える側も教えられる側もしてほしくて長期にわたるメンテナンス計画を立て、本日より開始することになりました!

そういう、『みんなで何かを成し遂げる』経験というのは貴重なのではないか、そしてそういったことの数を増やしていくことにより、横のつながりと縦のつながり、『自分と同じ時給ではあるけれど、この先輩の方がやっぱりこういったところがすごいのだ』だったり『経験浅いけれど、こういったところに気付く感覚を持っていて手先も器用なようだ、鍛えがいがある』だったり…。

相手を知るいい機会になるのではないか、相手の力量をみんながみんなで感じ取り把握するよい機会になるのではないか、と考えています。

上司様の仕事の一つに『私どもの評価』というものがあります。

ですが私ども末端歩兵の仕事ぶりの評価というのはなかなか骨が折れるものだと思います。

というのも、私たち末端歩兵の仕事は『ホールを安全に、安心して遊技していただくべく平等で快適な空間、環境の提供』に尽きるため、何もないのが当たり前、何か失敗した人が減点方式で評価される。

これではモチベーションが上がらないのも当然なのです。

『ホールを安全に、安心して遊技していただくべく平等で快適な空間、環境の提供』。

こうして文章にするとあまりに短いですが、これを提供するためには極めれば極めるほど奥の深いものです。

自分が提供する仕事の質、何分後、何時間後、終業時までのホール状況を読む力、天候、気候にも配慮し、今いらっしゃるお客様たちの行動パターン、好みの台などの把握からの予測、お客様の中で何か『よくない雰囲気』をまとっている方がいないか、打ち方から遊技台の状況の変化によりどういった行動をとるかもしれない、と仮定し、最善と思われる方法で動く力。

スタッフの力量や癖、特性などを鑑みて適材適所に配置、適宜、適切な業務を行っていただくといった力。

またホールの雰囲気を盛り上げるのか、現状維持に努めるのかにより、どういった空気づくりをするか、BGMは何にするか、マイクアナウンスはどういった調子で行うか…など、雰囲気を読む力。

最悪の場合も想定して、何手か考えておく先読み力など…。

こういったことはほんの一例で、まだまだありますが、お客様に楽しんで頂く空気を作る、というのは簡単なことではありません。

ただ、これを『評価しよう』となるとこれまた難しいのです。

私はそういった力が後輩に限ってですが垣間見れたときには、その方をほめるようにしています。

そして、『どうして褒めたのか』も合わせて伝えるようにしています。

自分が、そういう力を身に着けたのだ、ということを認識してほしいからです。

認識できていて、意識的にその力を発揮できるのと、無意識で認識もなく発揮しているのとでは『頭の中でのスッキリ感』というか…

『自己認識』の輪郭がはっきりすることにより『自分がどういった人間か』ということが見えてきて、自分が見えるということは相手もより一層よく見えるようになるからです。

相手が見えるようになると、想像力と共感力が上がります。

それにより、より一層ホスピタリティーの高いサービスを提供できるようになるのです。

資質として一番良いと私が思う資質は『誰かに喜んでもらえることがうれしい』と感じること。

これはパチンコ店員にとって欠かせない資質かと思います。

次によいと思う資質は『相手の嫌な顔は見たくない』と感じること。

これはスタッフ同士や社内で仕事をするうえで上司も含み、社内での人間関係を良好に保ちながら居場所を確保するのに必要な二つの資質だと思うのです。

これらの望ましい資質というのは天性でなくても後で自身で身に着けることのできる資質です。

そういった資質を身に着けるためにも、縦の関係、横の関係がより強固になるように、長期メンテナンスをきっかけに良い方向へ向かってくれて、上司様たちもスタッフの『力量を評価』しやすくなれば…と思っております。


明日は幼稚園が入園式の為、在園児はすべて休園にてお休みを頂いておりますが、明後日よりも、張り切ってみんなと楽しく、メンテナンスできたらと思っております次第。

嬉しいなぁ~…。

この長期メンテナンスが達成できたら、もっと難しいことや面倒くさいことなどを計画を立ててやっていきたいと思っていて、

この初歩の初歩が達成できないと次に移れないんです…。

頑張ります!!!


というわけで、ポンコツ歩兵の独り言的なnoteはこれにて終了にございますヾ(//Д//)/


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