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新築一戸建て、太陽光発電を検討する方向け④(売電価格は下がっているけど、今から設置するメリットはありますか?)

電気代の話をすると売電の話がでてくるのですが、ニュースなどで見たことがある方は、この電力会社に売ることができる単価、売電単価が年々下がっていると聞くので今からでは設置しても遅いのではないか?と思われる方がいらっしゃいます。

しかしこれは全くの誤りで、今でも、むしろ今の方が設置メリットが大きくなっています。

ここはちょっと小難しいところなので、興味のない方は飛ばして頂いても良いと思いますが、この売電価格制度というのは2009年11月からスタートしました。

当初から国(経済産業省資源エネルギー庁)が考えていたのは、国のバックアップがなくても自然と普及が進む価格帯にまで太陽光発電システムの値段を下げるというものでした。そしてその価格低下の実現のために国が考え出したのが、この売電制度です。

まだ太陽光発電システムの価格が高いうちは、高額な売電単価とさらに補助金をプラスすることで、導入する人のメリットを補完することで販売量を増やし、生産量が増えることでコスト低減を図っていくという作戦です。

ですから毎年毎年、市場ではいくらで販売されているのかの調査をし、メーカーには来年はいくら位で生産できそうかのヒヤリングもし、毎年毎年太陽光発電システムの価格低下に合わせて売電単価も下げることで、常に導入メリットを一定に保つようにしているのがこの売電制度です。

ですから年々、売電単価が下がっているのはネガティブなニュースでもなんでもなく、むしろ当初の予定通りに事が進んでいる証明でもあります。
実際売電単価は2009年スタート当時から半額以下になりましたが、同じく太陽光発電システムの価格も半額以下に低下しました。

話を最初に戻しますと、売電価格は下がっていても設置する方のメリットは減っていないのです。

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