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もっと早く知りたかった新築一戸建てのあれこれ(⑭オール電化)

前回IHについて書いたのでエコキュートの事をと思いましたが、エコキュートは正直どのメーカーのどの機種選んでも出てくるのはお湯なのであまり難しく考えなくていいです。

唯一気を付けるべきは給湯圧力が強いタイプ(ハイパワー給湯とか)を選ぶこと。エコキュートはシャワー水圧が弱くなりますので給湯圧力を高めたタイプをどのメーカーも出しています。そのタイプさへ選んでおけばまあ、あとの細かいところは好き嫌いなので些末な話だと思います。

そしてオール電化の話。ここは完全に専門ですので書き出すと止まらないのですが、オール電化というのは基本的にはガスコンロをIHクッキングヒーターにして、ガス給湯器をエコキュートにして、ガス機器を無くして全部電化製品にすることを指します。

それぞれの機器の利便については置いておいて、オール電化にした方がいいかどうかという質問をこれまでしこたま受けていますので簡単に。

オール電化にして光熱費がお得になる家庭とならない家庭があります。

お得になるのは、今のガス代が高いご家庭。

オール電化というのはガス代を下げるメリットがありますが、導入費用がガスの場合にくらべて高いです。ですからガス代が高くないご家庭はオール電化にしても水道光熱費は下がりません。下手すると上がってしまいます。

ざっくりとした目安は月々のガス代が平均で9,000円以上かどうか。

これはなぜかというとオール電化で光熱費削減メリットを生み出してくれるのはエコキュートだからです。IHはガスコンロのガス代がそのまま電気代に入れ替わっただけという認識で構いません。

調理にかかる光熱費は家庭によってそれほど大きな差がでませんが、お湯を使う量が家庭によって開きがあるため、ガス代の高い低いが生まれます。

そしてエコキュートはなぜ光熱費削減メリットが出せるのかというと、いくつかあるのですが大きくは安い深夜電力を使って1日分のお湯を沸かしきるからです。(深夜電力の単価は各電力会社によって開きがあります。ですからより安い深夜電力のエリアでは9,000円よりガス代が安くてもメリットが出ます)

ですので1点注意点があります。
ガス代がガス暖房を利用していて高くなっているケースはこの話には該当しません。あくまでガス給湯器からエコキュートに変えるところで光熱費削減メリットが出ますので、ガス暖房でのガス代を除いて平均を計算する必要があります。

太陽光発電を設置する予定がある人は、オール電化と非常に相性がいいのでおすすめです。
https://www.solar-partners.jp/meritdemerit/358.html


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