見出し画像

新築一戸建て、太陽光発電を検討する方向け⑤(何kW設置するのが良いのですか?)

太陽光発電はメリットがちゃんとあるのだなとご理解いただくと次に必ずと言ってよいほど、この質問を頂きます。
現金で購入する場合は予算にもよりますが、新築の方は住宅ローンに組み込んで買われる方が多いですし、別途ソーラーローンで購入することもできます。
そしてどちらにしろ、基本的には屋根に乗せられるだけ目いっぱいとお答えしています。

太陽光発電システムはそのパネルの枚数が増えれば増えるほど割安になっていきます。太陽光パネルを5枚設置でも、20枚設置でもパネル以外の機材(パワーコンディショナーやモニターなど)が等しく1つずつ必要なので、パネル枚数が少なければ少ないほど全体の価格は下がりますが、1kWあたりの価格は上がっていきます。

パネル枚数は多い方が割安になっていくので、屋根になるべく乗せられるだけ目いっぱい乗せたほうがお得なのです。
タクシーに1人で乗るよりも、2人で乗った方が1人あたりの金額は安くなる感じと似ているでしょうか。

「基本的に」と書いたのは、かなり屋根面積が大きい家で、設置できるパネル枚数が多い場合、ある一定の枚数を超えるとパワーコンディショナー1台では対応しきれず、2台目を設置しなければならなくなるからです。
メーカーや屋根の方位などの条件によって多少前後するのですが、パワーコンディショナー1台で対応できる容量はだいたい6kW~7kWくらいです。
10kWも設置できるような家であればパワーコンディショナーを2台にして最大設置をするのは良いと思いますが、屋根に目いっぱい設置するとギリギリ7kWを超えてパワーコンディショナーが2台必要になるというような場合ですと、少し枚数を減らしてパワーコンディショナー1台での最大設置にした方がお得になります。
なぜならパワーコンディショナーの2台目の方が、せっかくもっとも枚数を設置できるにも関わらずパネルが少ないのでかなり割高になってしまうからです。

4人でタクシー1台に乗ると一番割安ですが、5人でタクシーに乗るとなるとさすがに1台では乗り切れず2台目を呼ばないといけないのと似ているでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?