見出し画像

今年一年ありがとうございました

年末のご挨拶です。

2021年が終わります。たくさんの出会いがあり、たくさんの方々にお世話になりました。
本当にありがとうございました!

コロナ禍で多方面に影響が出ている人は多いかと思いますが、音楽の世界も色々と進展がありました。
自分も本を読みまくり、音楽の世界以外の方々との接点も多くなり、この世界を多方向から俯瞰的に見ることができた一年でした。

良いか悪いかは別として、時は常に進んでいることを踏まえると個人的にはコロナ前のように戻るということは無いと考えています。
これまでの世界は快適だったし楽しかったのでまた元の生活のようになってくれたら嬉しいのは間違いないですが、今は大きな変革の時間を経て次のステージへの入り口に立っているんだろうと思っています。

音楽が好きでベースが好きであることには何も変わりが無いのですが、経済の行方、人口の推移、年金問題、など色々な視点を数字で日本を見てみると、単に「楽しい!」というだけで今後音楽を続けていくことは難しいのでは無いか?という結論に達しました。 音楽を好きでいたい、ベースを好きでいたいためには、体が健康で音楽を楽しめる環境にいないと自分は続けられない、という気づきがありました。
極端かもしれないけど、明日のご飯もどうなるか分からないような状況でベースを楽しく弾こう、と思ってもそれができるか?

残念ながら、コロナで次々と閉店する飲食店やライブハウス、耳を疑うような大きな事件の数々、自殺の大幅な増加、会社の倒産件数の増加、少子化からの今後の労働人口問題、年金の減額の確定。
極め付けだったのは内閣府がホームページに「豊かな人は豊かなまま、貧しい人は貧しいまま」と掲載ことはこの日本が?とショックも受けました。これまで国が助けてくれたこの日本が「個人で生きてください」と言っているのと同じです。

そんな中これまで個人事業主としてやってきた仕事や新たな分野の仕事を法人化することで、対策を進めてきました。
音楽、アウトドア、そして通信事業です。

コンサートが緊急事態で延期になり、好きだったアウトドア!と勇んだらまたもや緊急事態でキャンプ場の休園や密の回避…行き先を失った時に頂いた通信事業のお話し。

通信事業とは前総理の菅さんがマニフェストで掲げた携帯電話の改革、規制緩和からのmvno事業(格安SIM)の参入です。
日本の人口の1.6倍と言われる携帯電話の回線数が現在日本にはあります。周りをみると携帯電話を持っていない人を探す方が難しいようなこの日本では今は携帯電話は、ガス、水道、電気と並ぶインフラ事業です。 過去にはJALとANAしか無かった日本も現在はサービスを展開したLCCが飛ぶようになりました。保険業界も規制緩和の末、海外の保険会社が入ってくるようになりました。
電気やガスもこれまで東京電力、関西電力など国が展開してきたインフラを民間の会社が競い合い、みんなの電気やAU電気などの結果が日本の今です。そして一度規制緩和が行われると元に戻ることはありません。

例えば今後年金が無くなっても、昨年のように緊急事態宣言で音楽活動に歯止めがかかっても、例えば親の介護のために仕事ができなくなっても、自分が病気で倒れても生活を続けられるという、そうなってからでは遅い事に備えて、誰もが今後支払い続ける携帯電話料金を生涯収入として得ることが出来る、日本が勧めるmvno事業に総務省から認定を受けて参加しています。常識になってから参入したのでは遅く、この未常識のタイミングで参加できていることに感謝です。


「ベーシストが何を?」と奇異な目で見られても構わないし、距離を置かれてるなーと感じることもたくさんあります。でも、数字から見る日本の今後はその時に備えておくに等しい状況であると自分は判断しました。

東日本の大震災、コロナ。
エンターテインメントという世界で仕事をしている以上聴く人が健康で平和で、そして何より自分がそうでなければ「そういう音」になってしまう事が分かっているために、今はこの変わっていく時代に自分を変えていっています。会う人会う人に「痩せた、大丈夫?」と心配されますが大丈夫です(笑)もしかしたら、これまでの日本よりも豊かになるような展開があり、自分の今の動きは取り越し苦労かもしれないけど、そうだったらそれでヨシ。

長くなりましたが、来年も前を見て進んでいきたいと思います。今年一年ありがとうございました!良いお年をお迎えください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?